日本政府観光局の採用情報

日本政府観光局で職員として採用されるには、3つのルートがあります。新卒採用、キャリア採用、任期付職員採用の3つです。
https://www.jnto.go.jp/jpn/about_us/recruit/index.html

 

日本政府観光局

 

 

新卒採用

毎年、2月からエントリーシートが配布され、3月から選考が始まります。書類選考、適正検査から三度の面接まで、6段階での選考となるので、なかなか厳しいです。

 

内々定が5月下旬と遅いので、民間企業と天秤にかける人にとっては悩ましいところです。採用実数は毎年3~4名と少ないので、狭き門となります。英語、中国語、韓国語が出来る人間は優遇されるようです。

 

キャリア採用

民間企業の中途採用に当たるものです。枠が生じた時に不定期で募集がかけられますが、絶対数が少ないので、なかなかチャンスに遭遇することはありません。

 

キャリア採用の場合、即戦力としての役割が求められるため、旅行業界での職歴がある人のほうが有利です。

 

任期付職員採用

日本政府観光局では、臨時採用・嘱託でのスタッフをたびたび募集しています。臨時採用の場合、1年契約が一般的です。勤務成績次第で延長も可能で、最長3年間まで働くことが出来ます。
https://www.jnto.go.jp/jpn/about_us/recruit/temp5.html

 

電話対応、資料作成といった補助的な業務に携わることになり、高卒以上の学歴があり、英語が出来る人であれば誰でも応募することが出来ます。

 

4月開始・3月終了というスパンでの契約となるので、年明けぐらいから募集がかかります。書類選考と面接のみで2週間程度で結果が決まります。

 

臨時採用でも健康保険・年金はつきますし、新入社員と比べると給料も高く、条件の良い仕事です。観光業界や政府機関での実務経験を積みたい人にとっては働いて損がない職場と言えます。

 

日本政府観光局の選考にパスするには?

 

面接は狭き門となるので、そこを抜けなければいけません。そのためには入念な前準備が必要です。

 

  • なぜ、観光局で働きたいと思ったのか?
  • スタッフとして、どのようにして職場に貢献したいのか?

 

この2点を明確に説明出来るように考えをまとめておきましょう。政府観光局というのは、日本という国をPRして訪れる観光客を増やすのが最大の目的です。

 

あくまでも国のためですから、その視点を持てるかどうかが重要です。旅行が好きだから、英語が活かせそうだからといった自分本位の理由では、まず落とされるので注意してください。インバウンド・ツーリズムの理念ぐらいは頭に叩き込んでおきましょう。

 

東京のオリンピック・パラリンピックも決まり、これから活動が活発になることが予想され、働きがいのある職場だと言えるのが日本政府観光局です。ぜひ採用されるように頑張ってください。

民間企業で働くという選択肢

政府観光局の求人というのは、非常に数が限られるため、そう簡単に就職出来るとは限りません。どちらかといえば落ちる可能性のほうが高く、受かったらラッキーといったレベルです。下手したら、商社やテレビ局のような人気企業よりも、受かるのは大変かもしれません。

 

ですから、決して最初から諦める必要はありませんが、同時に現実的な選択肢も考えておくことをオススメします。具体的には政府観光局で行う仕事と似たような業務に取り組める民間企業に就職するという選択肢です。

 

訪日観光局の増加に伴い、観光業界(インバウンド業界)は活況を呈しており、求人が多数発生しています。ホテルや旅館、観光施設、大型商業施設などからの接客スタッフ募集案件、旅行代理店からのツアー企画担当者、ツアーコンダクター募集案件などに加えて、観光客誘致のためのマーケティングプラン・営業企画担当者を募集する求人案件も急増しています。

 

訪日外国人誘致を狙う自治体のマーケティング・PR支援、在日外国人向けの新規事業開発・立ち上げ支援などを行うコンサルティング会社・広告代理店、ビジネスコンファレンス・国際会議・シンポジウム等の企画・運営業務を担当する事業会社からの営業スタッフ、企画・マーケティングスタッフ募集案件なども発生しています。

 

このように、民間企業に目を向ければ、希望する仕事に就くチャンスは豊富に存在します。人材不足の業界でもあるので、転職するには絶好のチャンスです。観光業界、インバウンド業界の求人に強い転職エージェントに相談すれば、希望条件に合う仕事があるかどうか探してくれるので、是非一度連絡をとってみてください。

 

JACリクルートメントリクルートエージェントビズリーチやまとごごろキャリアdodaマイナビエージェントといったエージェントであれば、保有求人数が多いので、相談先として最適です。ただし、それぞれ保有する求人には違いがあるので、少し面倒にはなりますが、3社全てから話を聞いてみることをオススメします。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足

このところ、JACは海外向けのビジネス経験・海外勤務経験がない人材に対しては、有望な求人を紹介出来ないようになっています。(海外ビジネス経験者を募集する求人の取り扱いにシフトしているためです。)

 

そのため、海外経験がないという人の場合、後にも触れているリクルートエージェント、もしくはマイナビエージェントといった転職会社のほうがオススメです。

 

 

特に、マイナビは若手層の転職支援に力を入れているので、35歳ぐらいまでの人であれば、職歴などを問わず、採用するという企業からの求人を多数保有しています。

 

海外駐在案件に関しても、本人の意欲が高ければ、それで良しとする企業が少なくないので、未経験という人にもチャンスがあります。(そのかわり、本気度については、厳しく見極められるので、注意してください。)