スイス政府観光局の求人

スイス政府観光局では、スイススペシャリスト資格試験というものを年に1回行っています。

 

スイススペシャリスト資格試験

 

スイススペシャリストというのは、スイスに関する豊富な知識を持っていて、旅行者に適切なアドバイスが出来るプロのスイス旅行ガイドとして政府観光局から公認された人達を示します。 http://www.myswiss.jp/jp.cfm/home/travel/specialist/

 

スペシャリストになれば、スイスの政府観光局の公式サイトで紹介されるので、ガイドとしての仕事が得られる可能性が出てきますし、当然政府観光局から認められた人材なので、観光局スタッフとして採用されるチャンスも出てきます。

 

スイス政府観光局の求人

 

スイス政府観光局では、スタッフの求人を一般的にはあまり行うことはしていないので、観光局で働きたいのであれば、こういったところから取っ掛かりを掴むことが重要です。

 

ただし、スイススペシャリスト試験を受験出来るのは、旅行会社でスイス方面の商品企画販売に現役で携わっている人に限られるので、旅行業界で働くことが大前提となります。

 

それだけ、経験を重視しているということなので、何も経験がない人がスイスの政府観光局で働くのは厳しいと言えます。

 

旅行業界で働くか、もしくはスイスと関連のある仕事に携わる、スイス企業に就職するといったステップを踏む必要があります。

 

もし、観光局で働いてみたいけど、スイスにこだわりがあるわけではないということであれば、他国の観光局を狙ったほうがいいかもしれません。アメリカ(特にハワイ)、オーストラリア、韓国、タイなど、日本人旅行者が多い国はPR活動に積極的で、日本にある観光局で多くのスタッフが働いているので、求人が発生する機会も多いです。

 

スイススペシャリスト試験の概要

 

補足として、せっかくなのでスペシャリスト試験の概要をまとめておきます。

 

この試験は、スイス関連の四択選択問題250問とスイス旅行のモデルコース作成試験で構成されます。全問の95%以上を正解したら合格となり、不合格の場合は試験実施日から約1ヶ月後に追試を受けることが出来ます。

 

正解率95%というとハードルが高いように感じるかもしれませんが、落とすための試験ではないので、変な引っかけ問題があるわけではなく、スイスに関する知識を身につけておけば、まず合格することが出来ます。

 

受験する人はスイス旅行のプロフェッショナルで元々知識が豊富なので、スイス政府観光局の資料や公式ウェブサイト内にあるスイス関連情報を押さえておけば、まず大丈夫のようです。

 

資格保有期間は、合格した翌年1月から2年間。スイス政府観光局が実施する販促関連行事に毎年2回以上参加すること、スイススペシャリストとしての経験を題材にしたエッセイを2年ごとに提出するのが資格更新の条件となります。

 

スイススペシャリストとなると、特典としてスイス政府観光局から『スイススペシャリスト資格書』や名刺貼付用スイススペシャリスト認定シールと記念品が贈呈されるほか、旅行商品パンフレットにおけるスイススペシャリストのロゴマーク使用権授与、研修旅行と研修活動への優先参加、資格保有者との交流会への招待などといった特典もついてきます。

 

スイス好きな人にとっては魅力的な資格かなと思います。