ヴイエムウェアの中途採用事情

ヴイエムウェアの中途採用事情~年収、評価制度、就労環境、etc~

 

アメリカ、カリフォルニア州に本拠を置くVMware, Inc。コンピュータ仮想化用ソフトウェアのリーディングカンパニーとして、Fortune 500にランクインしている企業のうち、491社に採用されるなど、圧倒的なシェアを誇っています。

 

その日本法人として、2003年に設立されたのがヴイエムウェア株式会社です。日本でも、トップの地位を確立しており、取り扱い製品群は、7300以上にのぼる企業に導入されています。

 

2015年度におけるグローバル全体の売上は前年比13%増をマーク、日本法人に限ってみると、さらに高い成長率を誇っている優良企業であり、転職先として見ても、非常に魅力的な企業です。

 

このページでは、ヴイエムウェアの中途採用求人の実情や、社員の年収、社内環境などについてまとめていますので、転職活動の際には、参考にしてください。

 

ヴイエムウェア株式会社の中途採用事情

ヴイエムウェアでは、通年で中途採用を実施しています。求人が発生している主な職種は、下記の通りとなります。

  • セールス
  • システムエンジニア
  • プロフェッショナルサービス
  • テクニカルサポート

 

また、これらの職種以外にも、以下のような職種において、求人が出ています。(上記の職種と比較すると、求人数が少なくなります。)

  • マーケティング
  • プロダクトマーケティング・マネジメント(商品開発)
  • 人事
  • 財務経理

 

必要経験・スキルについてですが、どの職種でも当該職種における実務経験が必須となります。必要年数は3~5年が一般的ですが、管理職レベルになると8年以上の経験を要求される場合もあります。

 

技術知識に関しては、セールスやマーケティングといった職種においても、サーバー、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションといった専門分野において、一定以上の知識があると望ましいとされています。

 

また、英語力はついては、求人によって要求度が違ってきます。ネイティブレベルが求められることもあれば、英文資料の読解やEmailでのコミュニケーションが出来れば問題なしとする求人もあります。

 

同じ職種でも、要求レベルが異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。ただし、全体的な傾向として、英語が出来るに越したことはないという雰囲気なので、ヴイエムウェアへの転職を目指すのであれば、語学力は磨いておいて損はないです。

 

中途採用求人の概要をまとめると、こういったものとなりますが、外資らしく、中途採用組には、現役社員以上の実力を要求する企業なので、即戦力とみなされるような人材でなければ、採用される見込みはないと考えてください。

 

また、具体的な中途採用情報の入手方法ですが、ヴイエムウェアの公式サイト内において、公開されている採用情報ページは、アメリカ本社がグローバルで管轄しているため、エントリーの方法が日本と勝手が違って、慣れないと戸惑ってしまうかもしれません。

 

また、日本で募集がかかっている中途採用情報が全て公開されているかどうかも不明です。転職エージェントに問い合わせると、公式サイト内において、掲載されていない求人を紹介してもらえることがあるためです。

 

こういったことを考えると、公式サイトをチェックするよりも、最初から転職エージェントに確認したほうが速いです。(手間もかからず簡単です。)このページの最後に、ヴイエムウェアの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェントを幾つかリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ヴイエムウェアの社員年収について

ヴイエムウェアにおける社員年収の事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

ヴイエムウェアの社員年収

  • 37歳 マーケティングマネージャー 年収1400万円
  • 29歳 営業 年収1000万円
  • 31歳 営業 年収800万円
  • 39歳 営業 年収1250万円
  • 35歳 セールスリーダー 年収1100万円
  • 34歳 システムコンサルタント 年収1000万円
  • 30歳 SE 年収900万円
  • 38歳 SE 年収1100万円
  • 42歳 財務 年収1000万円

 

数字を見て頂ければ分かりますが、収入水準は外資のなかでも、かなり高い部類に入ります。給与は年俸制となりますが、営業はインセンティブが大きく、売り上げ達成時のボーナス額が非常に高額になります。

 

そのため、同一ポジションでも、年収ベースで200~300万の違いが出ることも珍しくありません。外資らしく、実力主義の給与体系と言えます。

 

なお、全職種共通で、昇給の機会は年に一回ありますが、ポジションを挙げない限り、それほど大きなアップは見込めません。

 

また、給与以外では、ヴイエムウェアでは、401k制度が用意されており、給与とは別に、会社負担で、月収の数%が社員の口座に入金され、各個人が自分の裁量で運用しています。

 

就業環境、ワークライフバランスについて

ヴイエムウェアは基本的にハードワークな会社ですが、働き方に対する個人の裁量が非常に大きいので、自分次第で、ワークライフバランスの調整が十分に可能です。やることさえやっていれば定時での帰宅も可能ですし、必要があればリモートワークも認められています。

 

業務量が多いため、時間内に効率良く、仕事をこなすには管理能力が必須となりますが、少なくても、プライベートを犠牲にして仕事をしなければいけないといった、日系企業にありがちの雰囲気はありません。

 

自分の職責を果たしていれば、有給休暇は自分の思う通りに取得出来ますし、まとめて取得することで、長期休暇を楽しむことも可能です。(全社的に有給の完全消化を推進しているため、大半の社員が有給を使い切っている状況です。)

 

また、ヴイエムウェア独自の制度として、ボランティア休暇制度が用意されており、申請すればボランティアに参加するために、5日間の休暇を、本来の有給とは別に取得することが可能です。

 

成長環境について

ヴイエムウェアは、社員のキャリアアップを積極的に推奨している、教育意識の高い会社です。eラーニングでの各種トレーニングコンテンツは、ふんだんに提供されていますし、外部教育を受ける際には、費用を負担してもらえます。

 

オンサイトトレーニングや語学研修も、定期的に開催されているため、学習意欲がある社員にとっては、自己成長の機会がいくらでも得られる、恵まれた環境にある会社と言えます。

 

ヴイエムウェアの転職先の価値

ヴイエムウェアはグローバルで業績が上昇中であり、その分が待遇にも反映されているため、社員の満足度は総じて高いです。就業環境についても、業務負担は重い会社ですが、柔軟な働き方が認められていることもあり、不満に感じる社員は少ないようです。

 

全体的にみれば、とても良い会社であり、転職先候補としても検討するに値する企業と言えます。ただし、完璧な会社というのは存在しないので、自分には合わないという人もいると思います。そのため、少しでも多くの情報を入手して、時間をかけて考えることをオススメします。

 

ヴイエムウェアの中途採用求人を扱っている転職エージェント

先ほど、求人情報を入手するには、転職エージェントを利用するのがベストとお伝えしましたが、彼らは当然、ヴイエムウェアの社内事情についても、常に最新の状況を把握しているので、ぜひこういった情報についても、教えてもらってください。

 

転職先に希望する条件などを伝えれば、ヴイエムウェア以上に合っている会社が存在するかどうか、調べてもらうことも出来るので、興味がある人は、併せて相談してみることをオススメします。下記の転職エージェントは外資に強いので、相談先として最適です。

 

外資系企業に強い転職エージェント

 


転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも利用してみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)