日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用事情

日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用事情

 

医療機器・臨床検査器具・生命科学用実験器具の製造・販売事業を手掛けるアメリカのメディカル企業、ベクトン・ディッキンソン アンド カンパニーの日本支社として創立された日本ベクトン・ディッキンソン。

 

アメリカ本社は、1897年創業と、かなり長い歴史を持つ会社ですが、高い技術力を武器に、創立以来、堅実に成長を続けており、今現在、世界50ヶ国以上に、支社を持つまでになっています。

 

最近では、免疫学、幹細胞研究、ゲノミクス、オンコロジーといった領域における、解析機器の開発に力を入れており、医療研究の進歩、診断技術の向上などに寄与しています。

 

日本法人は、社員数600名ほどの企業ですが、国内市場においても、順調に業績を拡大しており、こういった背景から、人材採用の動きが活発です。

 

中途採用に関しても、常時、複数の職種において、募集がかかっており、転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

このページでは、日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用求人の傾向

中途採用で募集がかかる職種は多岐に渡りますが、そのなかにおいて、特に募集頻度が高い代表的な職種を挙げると、下記の通りとなります。

 

  • 営業
  • 営業サポート(営業事務、セールスエンジニア、フィールドサービスエンジニアなど)
  • 研究開発、臨床開発、薬事
  • マーケティング

 

いずれの職種においても、該当業務に関する実務経験が必須となりますが、具体的な経験の内容(職歴・経歴)、年数については、同一職種でも、求人ごとに異なるケースが多いです。

 

また、求人によっては、英語力(TOEIC600以上)が要求されることもあるので、このあたりは、個々に確認するようにしてください。

 

また、募集頻度は少なくなりますが、管理部門系の職種(経理財務、人事、法務、経営企画)で、募集がかかることがあり、その場合の応募条件に関しては、上記の4職種と同じです。

 

求人情報の入手方法

日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用者向けの求人情報の入手方法ですが、会社の公式サイト内において、採用情報ページが設けられており、中途採用求人の一覧が表示されています。
http://www.bdj.co.jp/careers/

 

また、転職エージェント経由でも、求人情報が公開されているので、そちらに問い合わせる形でも、求人情報を入手することが可能です。

 

公式サイト、転職エージェント、どちらでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職エージェントの場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、日本ベクトン・ディッキンソンだけでなく、他社の求人も含めて、比較検討してみたいといった時には、まとめて情報を入手出来るので便利です。

 

このページの最後に、日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用求人を扱う代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

日本ベクトン・ディッキンソンの社員の年収・給与制度について

日本ベクトン・ディッキンソンに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

日本ベクトン・ディッキンソンの社員年収

  • 営業 28歳 年収600万円
  • 営業 30歳 年収700万円
  • 営業 40歳 年収700万円
  • 営業 課長 30歳 年収900万円
  • 研究開発 32歳 年収650万円
  • 研究開発 32歳 年収750万円
  • 人事 30歳 年収600万円
  • 総務 32歳 年収400万円
  • 経理財務 35歳 年収700万円

 

日本ベクトン・ディッキンソンの給与体制は、月給×16の年俸制になっており、それに加えて出来高インセンティブが支給されるという仕組みとなっています。このインセンティブの額が大きいため、目標を達成することが出来れば、トータルでの収入はかなりのものになるでしょう。

 

昇給は年1回となっています。福利厚生に関しては、各種年金・保険が完備されているほか、財形貯蓄制度、社員持株制度、退職金制度が設けられています。

 

また、社員の健康促進をサポートする意味合いとして、40歳以上の社員は、毎年1回、日帰り人間ドックを、自己負担ゼロで受診出来るようになっています。また、保養所もあり、割安な料金で、利用することが出来ます。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴や実績を加味して、基本給が決まることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるので、日本ベクトン・ディッキンソンから提示された金額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、会社側と交渉するようにしてください。

 

もし、お金のことで話をするのは気が引けるということであれば、前述した転職エージェントに交渉を代行してもらってください。彼らは転職のプロなので、この手の交渉ごとに慣れており、うまく話を進めてくれます。

 

実際、これまでの事例で、何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多々あるので、安心して任せてみてください。

 

日本ベクトン・ディッキンソンの評価制度について

日本ベクトン・ディッキンソンでは、MBO評価制度を導入しており、マネージャーとの合意のうえで、設定した年間目標の達成度をベースに、人事査定が行われるようになっています。

 

その際には、数字だけではなく、プロセスも重要な評価指標としており、日本ベクトン・ディッキンソンの基本的な価値観に沿って、行動しているかどうかという視点で、評定されます。

 

目標達成度が高い社員に対しては、インセンティブが支給されますし、それとは別に、特に優秀な成績を挙げた社員には、『アワード』が送られ、副賞として、家族との海外旅行などが、プレゼントされます。

 

なお、日本ベクトン・ディッキンソンでは、人事考課におけるマネージャーの権限が強く、マネージャーの査定が、そのまま最終評価となるケースが多いです。

 

そのため、どれだけマネージャーからの印象を良くするかというのが、高評価を得るためのポイントとなりますが、日本ベクトン・ディッキンソンでは、社員一人一人が、大きな権限を持って、責任者として働くことになるため、あまりマネージャーと一緒に仕事をする機会はありません。

 

それだけに、実績を上手にPRすることが重要となってきます。常日頃から、上司とコミュニケーションを取って、自分の実績をアピールすることを心がけてください。(人事査定の場で、いきなりPRするよりも、日頃から何度も話をしておいたほうが、心象が良くなり、評価も高くなります。)

 

日本ベクトン・ディッキンソンの教育制度・成長環境について

日本ベクトン・ディッキンソンでは、仕事の始まりから終わりまで、一貫して一人の社員が自分の裁量で行うスタイルを取っています。他社のように、担当業務が細分化されていないので、仕事の面白さ、やり甲斐というのは、確実に感じることが出来ます。

 

特に、若い人にとっては、他社では、この年齢ではまず無理というような仕事も担当させてもらえるので、チャンスが非常に豊富です。組織としては大きな会社ですが、各部署の連携がしっかりしているので、周囲から、適切なサポートを受けながら、仕事に取り組めるというのも大きいです。

 

実際、経験が浅い若手社員でも、様々な部署とコミュニケーションを図りながら、仕事を完遂している人が多いので、早い段階から、色々なことにチャレンジして、実力を磨きたいというタイプにとっては、このうえない最高の職場と言えるでしょう。

 

ちなみに、日本ベクトン・ディッキンソンは、人材教育に力を入れている会社でもあり、その象徴と言えるのが、BD Universityです。

 

これは、ベクトン・ディッキンソン内に設立されているコーポレートユニバーシティであり、リーダーシップの向上、ビジネスセンスの強化、業務効率の改善などを目的とした、各種カリキュラムが用意されています。

 

営業力、プレゼン力、管理会計スキルなど、個々の職種に合わせて、必要な知識を習得するためのカリキュラムもあり、汎用的なビジネススキルから、専門知識まで、様々な分野の能力を向上させることが出来ます。

 

カリキュラムは、アメリカ本社が主導で構築されているので、海外のスキル・知識を学ぶことが出来るというのも、魅力です。

 

ワークライフバランスについて

日本ベクトン・ディッキンソンは、ワークライフバランスが、非常に優れている会社です。自分の裁量で仕事が出来るので、業務管理を徹底すれば、毎日18時ごろには、帰宅出来ますし、有給休暇も取りやすく、定期的に、1週間ほどの休暇を取得している社員も多いです。ちなみに有給消化率は約70%と非常に高いものとなっています。

 

しかし、仕事は全て自己責任で行うことになり、自分が休んだからといって、誰かが肩代わりしてくれることはありません。そのため、プライベートで休む際には、全て自分に返ってくるので、その点は頭に入れておいたほうがいいです。

 

業務管理が下手だと、休暇明けに、残業や休日出勤を迫られるということもあるので、要注意です。逆に言えば、こういった管理をしっかりとしたうえで、計画を立てれば、仕事に支障を来すことなく、プライベートを満喫出来るので、ここは個人次第ということになります。

 

ただし、そうはいっても、日本ベクトン・ディッキンソンの社員の多くが、仕事とプライベートを両立しているので、オフの時間を充実させたいという人にとっては、オススメの会社です。

 

女性の働きやすさについて

外資系らしく、男女の不平等は一切ない環境ですし、人事査定も平等なので、結果を出せば、それは評価・給与に反映されます。他社に比べて女性社員の割合が非常に多く、管理職に昇進している女性も多いので、キャリアアップを狙う人にとっても、向いている職場です。

 

もちろん、こういった状況を逆から見れば、男性と同じように結果を出すことが求められるので、成果に対するプレッシャーはキツイです。そういった重圧を楽しみながら、働けるような人でないと、この会社で働き続けるのは、難しいでしょう。

 

なお、日本ベクトン・ディッキンソンは、育児支援制度が整備されており、産休・育休を取得した後、職場に復帰して働いているワーキングマザーが多いです。長年に渡り、継続して働いている女性社員も多いので、そういったことからも、女性が働きやすい会社と言えるでしょう。

 

日本ベクトン・ディッキンソンの転職先としての価値

日本ベクトン・ディッキンソンは、結果を出せば、それに見合う給与を出してくれますし、外資としては珍しく、福利厚生がキチンとしている会社でもあるので、待遇面に関しては、良好と言えると思います。

 

それでいて、残業が少なくて、休みが多く取れる会社なので、就労環境としては、理想的と言えます。社員教育に力を入れていて、スキルアップを図れる環境であることも、大きな魅力です。

 

良いことばかり書いてしまっていますが、実際、それだけの評価を与えられる会社なので、転職先候補の一つとして考えて、いいと思います。

 

もちろん、誰にとっても満足出来る完璧な会社というのは存在しないので、もしかしたら、合わないという人もいるかもしれません。

 

ですから、最終的な判断は、自分の考え・価値観と照らしあわせながら行ってほしいのですが、真剣に検討して損はない会社であることには間違いないので、ぜひ、時間をとって、じっくりと考えてみてください。

日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用求人を扱っている転職エージェント

下記に、日本ベクトン・ディッキンソンの中途採用求人を扱う転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うようであれば、相談してみるのもアリです。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、参考になります。

 

また、転職エージェントは、様々な企業の求人案件を保有しているので、他社の求人を紹介してもらって、比較してみるのもオススメです。

 

複数の求人を比較することで、より適切な判断が下しやすくなりますし、その過程で、日本ベクトン・ディッキンソン以上に、自分に向いている会社が見つかるかもしれません。転職する際に、選択肢が多いに越したことはないので、ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。