アディダス・ジャパンの中途採用事情~年収、評価制度、就労環境、etc~

ドイツのバイエルン州に本社を構える、世界最大級のスポーツ用品メーカーであるアディダス。日本法人は1998年に設立されたアディダス・ジャパンで、取り扱いブランドには、アディダスのほかにもリーボック、テーラーメイド アディダスゴルフ、ロックポートがあります。

 

アディダス・ジャパンの中途採用事情~年収、評価制度、就労環境、etc~

 

健康意識の向上に伴うランニングブームなどの影響もあって、日本における業績は好調を維持しており、それに伴い、人材採用を積極的に行っています。

 

このページでは、アディダス・ジャパンの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収水準、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。

 

アディダス・ジャパンの中途採用事情

アディダス・ジャパンでは、通年で中途採用を行っています。対象となる職種は、マーケティング&コミュニケーション、人事、Eコマース、リテール(バックオフィス)、アカウンティング&ファイナンス(経理・財務)、サプライチェーンマネジメント(物流管理)の6職種です。

 

中途の場合、即戦力となる人材を募集する方針を採っていることもあり、シニアマネージャー級の求人が多い傾向があります。そのため、どの職種においても、該当業務に関する実務経験が必須となります。

 

経験年数については、3~5年程度を最低条件とする求人が多く、なかには、小売業界・アパレル業界等、前職の業種が細かく指定されるケースもあります。

 

また、ポジションによっては、マネジメント経験やビジネスレベルの英語力が求められるので、このあたりの詳細については、個々に確認するようにしてください。いずれにしても、応募条件は厳しく設定されているため、アディダス・ジャパンへの転職のハードルは高いと考えたほうが賢明です。

 

アディダス・ジャパンの社員年収について

アディダス・ジャパンの社員年収について、幾つか具体例を挙げると、下記のようになります。

 

  • 40歳 ファイナンス 年収550万円
  • 37歳 ファイナンス(係長) 年収730万円
  • 29歳 ファイナンス(課長) 年収800万円
  • 42歳 ファイナンス(課長) 年収880万円
  • 32歳 サプライチェーン アシスタントマネージャー 年収600万円
  • 30歳 マーケティング 年収650万円
  • 33歳 マーケティング 年収800万円
  • 35歳 マーケティング 年収700万円
  • 38歳 マーケティング 年収600万円
  • 35歳 マーケティング マネージャー 年収800万円
  • 35歳 マーケティング マネージャー 年収1000万円
  • 31歳 営業 年収660万円
  • 35歳 営業 年収600万円

 

業界をリードする世界有数のブランドということもあり、ファッション・スポーツ用品を取り扱う企業のなかでも、最高峰といえる給与水準となっています。

 

賞与は年に一回支給されており、会社と個人の業績によって、変動します。(おおよそ、年収の20~30%が支給されていますが、あまりにも業績が悪い場合には、賞与の支給自体がなくなる年もあります。ただし、賞与ゼロというのは、かなり例外的です。)

 

なお、営業部門については、残業代という概念がなく、その代わりに営業手当が支給されます。評価制度に関しては、自己評価に加えて上長や同僚からの評価も加味される360度評価が採用されています。

 

就業環境、ワークライフバランスについて

アディダス・ジャパンは、社員に課せられる仕事量が多い会社なので、部署による違いはあれど、基本的に長時間勤務は避けられないと考えてください。毎日、会社を出るのが22時ぐらいになるという部署もあり、繁忙期だと、さらに遅くなることもあります。

 

近年では、残業を減らそうという動きも出てきてはいますが、現時点では、ハードワークが必須と考えてください。土日に関しても、職種に関係なく、イベントへの出席を求められることが多く、プライベートの時間が、ある程度、犠牲になることは避けられない状況です。

 

一方、アディダス・ジャパンでは、働き方に関する裁量権が大きいため、成果を出していれば、比較的自由なワークスタイルをとることが可能です。

 

また、全社的に有給取得を奨励する雰囲気があるので、かなり取り易く、ほぼ希望通りに取得することが可能です。また、有給と別に、病気やケガの場合に取れる傷病休暇も支給されているので、休暇制度については、悪くない会社です。

 

成長環境について

アディダス・ジャパンは社員教育に力を入れているため、各種研修制度が充実しています。また、部署によっては、社外の研修受講費を負担してくれるケースもあります。

 

特に英語教育には力を入れており、TOEICやGTECの対策講座が用意されていたり、受験費用を負担する制度が存在するため、これらの制度を活用して、語学力を向上させることに成功した社員が多数、存在します。

 

女性の働きやすさについて

アディダス・ジャパンは総じて女性にとって働きやすい企業であると言えます。産休・育休が非常に取り易いうえ、休暇後の職場復帰が当たり前のように行われており、復帰後には時短勤務が出来るような環境も整っています。

 

女性の管理職が多く、昇進に関しても男女差はありません。女性であっても、重要な仕事を任される会社なので、バリバリ働きたいという人にとっては、アディダス・ジャパンは申し分ない職場と言えます。

 

アディダス・ジャパン社員の主な退職検討理由

主な退職検討理由については、ワークライフバランスに関するものとキャリアアップに関するもの、これら2つに大きく分けられます。

 

ワークライフバランスに関しては、仕事量が多く、土日のスポーツイベントへの参加も多いため、必然的に拘束時間が長くなり、自分や家族との時間を確保出来ないため、退職を決意したという理由が大半です。

 

次にキャリアアップについては、30代後半以降はポジションが詰まっているため、将来性に限界を感じて転職したというものです。特に、40代で中間管理職に就いている人に、自分のキャリアを考えて、他社に移ったという事例が多いです。

 

アディダス・ジャパンの転職先としての価値

業界をリードする企業なので、給与水準は高いですし、自分を成長させやすい環境が整っているので、キャリアアップ志向が強い人にとっては、業務負荷の高さを差し引いても、アディダス・ジャパンは魅力的な会社でしょう。

 

アディダス・ジャパンで働いていたというのは、転職市場において、大きな武器となるので、上述したように、経験を積んだ後で、他社へ転職するというキャリアパスを選択することも可能です。

 

その反面、ワークライフバランスについては、大きなものは期待出来ないので、プライベートを大切したいという人にとっては、躊躇してしまうかもしれません。

 

このように、アディダス・ジャパンは人を選ぶ会社とも言えるので、自分の価値観と照らし合わせながら、転職の判断を下すようにしてください。

 

最後に、アディダス・ジャパンの中途採用求人の取り扱い実績が豊富な転職会社をリストアップしておきます。連絡を取れば、今現在、募集がかかっている求人の有無、及び、その内容について教えてもらえます。

 

また、彼らは他社の求人情報も押さえているので、転職先に求める要件などを伝えれば、アディダス・ジャパン以外に、それらの要件を満たす企業からの求人が存在するかどうか、確認してもらうことも出来ます。

 

より魅力的な会社を紹介してもらえる可能性もあるので、興味がある人は、併せて問い合わせてみてください。

 

<外資系企業に強い転職会社>

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足
JACは外資系企業、日系グローバル企業専門なので、こういった企業への転職を目指すのであれば、上記で取り上げている転職会社のなかでも、最も有効な情報源となります。

 

特に、30代以上の経験豊かなビジネスマンの転職支援を得意としているので、該当する人は要チェックです。(マネジメントレベルの求人も多いです。)

 

リクルートエージェント、ビズリーチも同様ですが、保有求人数が若干劣るので、第二・第三の選択肢と言えるような存在です。ただ、JACがカバーしていないような求人を扱っていることもあるので、リストアップさせて頂きました。

 

一方、マイナビエージェントは、若年層のビジネスマンの転職支援に力を入れている転職会社です。第二新卒者の転職支援も得意としているので、20代の人にオススメです。

 

いずれにしても、どの転職会社がいいのかというのは、実際に話をしてみたいと分からない部分もあるので、2~3社に同時にコンタクトして、比較検討することをオススメします。面倒かもしれませんが、これが最も確実な方法です。