株式会社ドールの中途採用事情

株式会社ドールの中途採用事情

 

果実生産・販売において世界最大級を誇る米国ドール・フード・カンパニーの日本法人であるドール株式会社。1982年に設立されて以来、10種類のバナナブランドを主力とした果物、及び、缶詰・アイス・ヨーグルトなどの加工食品の輸入・販売事業を行っています。

 

また、顧客の食生活がより健康で豊かになることを目的に、果実を中心とした食にまつわる知識や料理方法に関する情報を提供するといった活動を、30年以上に渡り、継続するなど、常に顧客目線で、事業に取り組んでいる会社でもあります。

 

こういった企業姿勢もあり、顧客からの支持を得て、国内市場における各商品のシェア率は、非常に高いものになっています。安定した業績を上げている優良企業なので、転職先候補として、検討するだけの価値が、十分にある会社です。

 

このページでは、株式会社ドールの中途採用求人の傾向、及び社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

ドールにおける中途採用の求人傾向

ドールは、社員数が200名弱の小さな会社なので、求人の発生頻度は高くありません。公式サイト内に採用情報ページが開設されていますが、新卒・中途ともに、『募集なし』となっているケースが多いです。
https://www.dole.co.jp/company/recruit/

 

そのため、こまめに求人情報をチェックする必要がありますが、その都度、会社のサイトにアクセスするのは大変なので、外資企業への転職支援に力を入れている転職エージェントに登録して、新規求人が発生した時に、教えてもらえるようにしておくことをオススメします。

 

(登録後は、条件に合う求人が発生するたびに、メールなどで通知してもらえるので、自分で探す必要がなくなります。)

 

このページの最後に、ドールの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、これまでの求人の傾向としては、営業、マーケティング、物流管理・貿易事務、経理財務、人事、総務、法務、広報といった職種などで、募集案件が出てきていますが、いずれの職種においても、該当業務に関する実務経験があり、知識に精通していることを、応募条件としています。

 

また、海外本社・支社との連絡・折衝が日常的に発生するポジションだと、英語力も必須スキルとなってきます。

 

その場合、TOEICの要求スコアが提示されることになり、求人ごとに要求度は異なりますが、海外業務に従事したいのであれば、どの職種であっても、ビジネスレベルは身につけておいたほうが賢明です。

 

なお、前職の業種については、不問とされるケースが多いので、食品業界での経験がない人でも、求人に応募することが出来ます。

 

ドールの年収・給与制度について

ドールに勤務する社員の年収ですが、幾つか具体的な事例を挙げると、以下のようになります。職種別に羅列しておきますが、同業他社と比較すると、やや高めの給与水準となっています。

 

ドールの社員年収

  • 事務 25歳 年収520万円
  • 経理 32歳 年収550万円
  • 営業 27歳 年収450万円
  • 営業 27歳 年収550万円
  • 営業 29歳 年収650万円
  • 営業 35歳 年収600万円
  • 営業 部長 37歳 年収1200万円
  • 貿易・国際業務 36歳 年収650万円
  • 経営企画 38歳 年収800万円

 

給与体系としては、基本給に賞与(年2回支給)が付くというものになります。ドールの特徴として、総年収に占めるボーナスの割合が高いうえ、その半分はインセンティブ給となっています。そのため、社員間に少なくない給与差が生じています。

 

昇給は年1回あり、年功序列と業績評価の双方の要素を加味して、昇給額が算出されるようになっていますが、賃金テーブルなど、具体的な基準が公開されているわけではないので、昇給の仕組みについては、不透明な部分があるのが実情です。

 

福利厚生については、通勤手当、各種保険、寮社宅、住宅手当などが用意されており、会社都合で転勤となった社員に対しては、手厚くなるようになっています。

 

なお、残業代については、ドールの場合、基本給には、みなし残業手当が含まれているので、残業代が別途支給されるということは、ありません。

 

人事評価制度について

ドールでは年2回、直属の上司、及び役員と、面談が行われるようになっており、その内容と、個人目標の達成度合を加味して、人事評価が下されるようになっています。プラス、勤続年数や年齢なども考慮されるので、年功序列の要素もあります。

 

管理職のポジションが詰まっていて、空きがないため、昇進が難しい反面、入社後2年で、マネージャーに昇格したという事例もあるので、評価次第では、短期間でキャリアアップを果たすことが出来る会社です。

 

最終的には、上司の評価が大きな要素を占めるので、昇進を目指すのであれば、日頃からコミュニケーションを深めて、上司からの期待に応える形で、実績を残しておくことが重要です。

 

また、上級職になればなるほど、英語力が必要となってくるので、常日頃から語学力を磨く努力も必要となってきます。

 

成長環境について

ドールでは、社員のスキルアップに力を入れており、コミュニケーション・マネジメント等、汎用的なビジネススキルを学ぶための社内研修が、頻繁に開催されているので、こういった制度を利用することで、継続的にスキルアップを図ることが出来ます。

 

また、ドールは組織規模が小さいこともあり、一人一人に対して、大きな権限を与える会社であり、実際の現場においては、様々な業務を担当することになるので、仕事を通じて、様々な経験を積むことで、多角的に成長することができます。

 

なお、現場においては、上司や先輩から懇切丁寧に仕事を教わるということはありません。こちらから指導を求めれば、快く教えてくれますが、自ら、声を掛けない限り、周りが何かをしてくれるということはありません。

 

そのため、自分が主体となって、仕事に必要なことを学んでいくという姿勢が必要となります。(自主性がない人にとっては、なかなか厳しい環境です。)

 

※補足
成長環境ということでいえば、ドールは海外本社・支社との協働が日常的に行われている会社なので、外国人相手のコミュニケーションスキルについては、自然に磨かれる環境です。それに伴い、英語力も向上するので、海外業務に興味がある人にとっては、理想的な職場と言えます。

 

ワ―クライフバランスについて

ドールは、営業職と管理部門で、ワークライフバランスが大きく異なる会社です。残業に関しては、どの職種においても、少ないことで共通していますが、営業部門の場合、イベントなどで、休日に出勤する機会が多くなり、週末の時間が、仕事に奪われがちです。

 

会社として、こういった状況を改善するための取り組みは、今のところ、特に行っていないため、今後も、この傾向が続くと考えておいたほうがいいです。

 

一方、管理部門においては、カレンダー通り、完全週休2日制となり、休日出勤はゼロです。有休の消化率も高いので、しっかり休日を確保することが出来ます。

 

このように、所属部署によって違いがありますが、営業部門であっても、ドールは残業がさほど多くないですし、年末には、長い連休を取ることが出来るので、他社と比較すれば、恵まれた環境にあると言えます。

 

そういった意味では、ドールは、ワークライフバランスが整っている会社と言えるので、プライベートを重視する人には、オススメです。(営業職として働いた場合でも、まずまず満足出来るでしょう。)

 

女性の働きやすさについて

ドールの女性社員は、全て事務職となり、男性社員のサポート役といった存在です。管理職も大半が男性となり、女性が昇進出来るチャンスは、ゼロに近いので、キャリア志向が強い人にとっては、向いていない会社です。

 

ただし、事務職の場合、実務処理能力や英語力が高ければ、活躍出来る機会があり、昇進を考えなければ、充実感を持って働ける職場です。(仕事に満足している人は多いです。)

 

また、ドールでは、育児支援制度が整備されており、取得率は高いですし、復帰後も子育てに支障がないように働けるように、仕事の内容について考慮してもらえます。(状況によっては、所属部署を異動するといったことも可能です。)

 

ドールの転職先としての価値

ここまで、ドールの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、食品業界での転職を考えている人にとっては、業績が安定しているうえ、給与が良い会社なので、有望な選択肢になると思います。

 

ただし、大前提の話として、ドールは求人の発生頻度が低い会社なので、まずは求人情報を的確に掴むことが重要です。前述しましたが、そのためには、転職エージェントに登録しておくのが、最も確実です。

ドールの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェント

下記に、ドールの中途採用求人の取り扱い実績があるエージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、エージェントは、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社のことについて、聞いてみるのもアリです。

 

ドールにこだわっていると、なかなかチャンスが出てこないのも事実です。ドール以上に、魅力を感じる企業を紹介してもらえる可能性は十分にあるので、ぜひ、違う選択肢についても、模索してみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。