フィリピンの会計士求人

日本の公認会計士の資格を持っている人が、自分のスキルを活かして、フィリピンで働くのであれば、日系企業やコンサルティング会社、会計事務所の現地駐在員というのが、最も現実的な選択肢となります。

 

フィリピンの会計士求人

 

フィリピンの会計事務所や企業の求人に申し込むことも出来ますが、フィリピンの給与水準は、日本より大きく劣るので、わざわざ日本から応募するだけの価値はありません。

 

ちなみに、これは余談ですが、フィリピンは世界のなかでも、会計士が多い国なので、競争も激しく、日本人の場合、仮に応募しても採用される可能性は低いです。

 

では、日系企業から出ている求人を探すには、どうすればいいのでしょうか。これは、極めて簡単な話で、海外勤務の求人に強い転職会社に問い合わせればOKです。下記に、フィリピン駐在案件の保有数が多い転職会社をリストアップしておきますので、ぜひ連絡を取ってみてください。

 

ビズリーチ

ビズリーチは最後まで職務経歴書を記入しないと、求人案件を紹介してもらえません。登録作業は数分で済むので、最後までキチンと入力しておきましょう。僅か数分で有力な転職先がみつかるどうかが大きく違ってきます。特に現在の年収が750万円を超える人の場合、より好条件の求人を同時に複数紹介してもらえる可能性が大です。

 

高年収のハイクラス求人専門の転職エージェント。専門性の高いプロフェッショナル職、及び、マネジメント職の求人案件を多数保有しています。

 

フィリピン勤務の求人で、会計士のスキル・経験を活かせるような案件としては、現地に事業拠点・製造拠点を置く日系企業からの、経理・財務部門のマネージャー候補を募集する求人を扱っています。

 

管理部門全体を統括するポジションでの採用となる求人もあり、マネジメント経験を有することが応募条件となっています。(海外業務の管理経験があれば、好条件を提示される可能性が大です。)

 

また、ビズリーチは、日系企業のフィリピン進出を支援するコンサルティング会社からの、現地オフィスに駐在出来るコンサルタントを募集する求人についても、カバーしています。エントリーレベルから、マネジメントレベルまで、様々なポジションの求人が出ています。

 

エントリーレベルだと、30代前半ぐらいまでの若年層であれば、公認会計士やUSCPAの資格を持っていれば、実務未経験者でも応募可能です。(ビジネスレベルの英語力が要求されるケースが多いです。)

 

マネジメントレベルだと、実務経験・マネジメント経験・語学力などにおいて、高いレベルが求められることになり、転職のハードルは厳しめとなりますが、それだけに高給与となります。取締役候補としての採用となるケースもあるので、キャリアアップ志向が強い人にオススメです。

 

リクルートエージェント

国内最大手の転職会社。海外勤務案件の取り扱いを得意としており、フィリピンへの駐在を想定した採用となる求人についても、多数保有しています。会計士向けの求人としては、メーカーのグローバル経理、コンサルティング会社の経営・財務コンサルタントといったものが中心となります。

 

前者に関しては、海外子会社の決算処理、国際税務対応、資金調達、為替リスクヘッジ、キャッシュフロー管理などの業務を担当するといった内容の案件が最も多くなりますが、M&A・事業再編、財務面からの経営分析などが主業務となる案件も存在するなど、幅広くなっています。

 

後者に関しては、フィリピンにある日系企業の子会社をクライアントとして、経営面・財務面に関する支援業務を担当するといったものとなります。

 

人物重視で、未経験者からの応募を受け付けている求人も存在するので、公認会計士の資格を取得したばかりという人にもチャンスがあります。(もちろん、会計経験者は歓迎され、優遇してもらえます。)

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)

 

JACリクルートメント

外資系企業、日系グローバル企業専門の転職会社。アジア・太平洋地域を赴任先とする海外勤務案件を得意としているので、フィリピン駐在の求人を探す時にも、最適な転職会社です。会計士関連の求人となると、一般企業(メーカー、商社、金融機関など)が主要候補となります。

 

現地子会社の経理財務業務を担当するといった内容の案件が中心となりますが、財務面から事業運営に関与する経営企画職、海外事業管理職といった求人も出ています。

 

JACは、即戦力の人材を募集する企業からの求人の取り扱いに特化しているので、経理・財務・会計・税務といった分野における実務経験が必須となります。(3年以上の経験が要求されるケースが多いです。)

 

また、ビジネスレベルの英語力が求められる求人も多いので、TOEICで800前後のスコアを取れるだけのスキルが必要と考えてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 

マイナビ会計士

会計士専門の転職支援サービス。会計事務所、税理士法人、監査法人から、コンサルティングファーム、一般企業まで、様々な求人案件を扱っています。海外勤務を想定した求人もカバーしておいるので、フィリピン駐在の仕事を探す時にも、要チェックです。

 

特に、会計事務所や監査法人、コンサルティング会社からの求人については、このページでリストアップしている転職会社のなかでも、最も取り扱っている頻度が高いです。

 

ただし、海外勤務案件については、一般的には公開されていないものが多いので、会員登録をしたうえで、非公開案件について問い合わせるようにしてください。

 

なお、フィリピン駐在となると、日本の公認会計士だけでなく、米国公認会計士の有資格者を歓迎する求人が出ていることもありますので、USCPAを活かせるような仕事を探している人にとっても、相談先としてオススメの転職会社です。

 

VRPパートナーズ

アクチュアリー、公認会計士、税理士など、専門性の高いスペシャリストの転職支援に特化している人材紹介会社。日本の公認会計士・USCPAの有資格者を募集する求人についても、多数保有しています。

 

フィリピン勤務となると、数はだいぶ限られてきますが、会計事務所やコンサルティング会社などからの求人を扱っていることがあるので、要チェックです。(ただし、給与がペソでの支給となるケースもあり、その場合、円換算でみると低額となることが多いので、注意してください。)