【分析研究業務】製薬会社からの求人案件に強い転職会社5選

【分析研究業務】製薬会社の求人

 

このページでは、製薬会社から発生している求人案件のなかで、分析研究業務に関連する案件を扱っている転職会社のなかで、特に保有数が多い転職会社を5社リストアップしています。いずれも、内資・外資、双方の製薬会社の求人案件を押さえています。

 

求人の傾向としては、正社員採用という前提で見ると、マネージャー、リーダークラスの求人が中心となっており、一研究スタッフとしての採用となる案件は少なく、従って、マネジメント経験の有無によって、転職先が決まるまでに要する時間が大きく変わってきます。

 

(マネジメント経験がある人は、選択肢が多いうえで、メーカーからの引きも強いので、短期間で転職先が決まるケースが多いです。)

 

また、海外支社と協働として、研究開発を行う、あるいは海外サイトへ新製品の試験法の技術移転を行うなど、グローバルな案件が多くなっているので、こういった経験があるかどうか、英語で業務を遂行出来るだけのスキルがあるかどうかというのも、重要な要素となっています。

 

単純に分析研究スタッフとして働いてきたというだけではダメで、その内容が問われるということになります。なかなか、転職のハードルは高くなりますが、それだけに、応募資格を満たす人に対しては、高給与を提示する会社ばかりです。

 

大きなチャンスとも言えるので、ぜひ、色々と可能性を模索してみてください。分析業務に関する求人の傾向は、おおむね、こういったものとなりますが、詳細については、転職会社に直接確認するようにしてください。

 

アンサーズ

製薬会社を中心に、医療業界における転職支援サービスを展開している転職エージェント。中外製薬、武田薬品工業、アステラス製薬、グラクソ・スミスクライン、ノバルティスファーマ、ファイザー、サノフィなど、内資・外資を問わず、大手医薬品メーカーからの求人案件を多数保有しています。

 

分析研究スタッフを募集する求人も常時扱っていますが、正社員採用となる場合、リーダー、もしくはリーダー候補としての採用となる案件が中心となります。試験法の解析、開発品の評価など、製剤分析に関する業務を担当することになります。

 

外資メーカーからの求人だと、海外の支社・研究所と連携して、日本申請に向けた試験方法の開発、申請用安定性試験の実施、各種申請資料の作成等の業務を担当するといった内容の案件も出ています。

 

いずれの求人に関しても、製剤分析業務の経験を有することが応募条件となっています。(3~5年以上の経験が要求されるケースが多いです。)

 

また、外資製薬メーカーからの求人だと、中級からビジネスレベルの英語力が求められることが多いので、語学スキルも重要となってきます。

 

JACリクルートメント

日系グローバル企業、外資系企業専門の転職会社。医薬品メーカー、医療機器メーカーからの人材募集案件の取り扱い数が多く、分析研究スタッフを募集する製薬会社からの求人案件についても、常時扱っています。(内資・外資、どちらの求人も押さえています。)

 

公定書(薬局方)に基づく理化学試験、機器分析(HPLC、GC、XRD、NMR、ICP等)及び結果解析、有機化合物の物性研究、申請資料の作成といった業務を担当することになり、製薬会社における分析業務経験があることが、応募資格となっています。

 

加えて、英語の技術文章を読解・作成出来て、かつ、プレゼンテーションや討議が出来るだけの語学スキルも必須となるので、要求度は高くなりますが、それだけに年収は最低でも700万円、実績次第では、1000万円以上も見えてきます。

 

また、JACは分析研究部の責任者を募集する求人の取扱数が多い転職会社でもあるのですが、こちらでは、分析業務経験に加えて、チームリーダーや管理職として働いた経験が要求されています。

 

なお、このクラスの求人のなかには、海外サイトへの技術移転が主業務となるものも含まれており、海外サイトにおける試験法開発経験、申請資料作成経験、安定性試験の実施経験を持つ人材が望まれています。

 

ビズリーチ

年収1000万円レベルのハイクラス求人専門の転職会社。メディカル業界における転職支援に力を入れており、製薬会社からの人材募集案件を多数保有しています。

 

分析研究関連の求人となると、やや取り扱い数は少なくなりますが、それでも、常時100件近い求人を扱っているので、要チェックです。

 

ビズリーチが扱う案件は、二つのパターンに分かれており、一つは、品質管理部門の責任者、製剤開発の責任者を募集する求人で、分析法の開発や安定性試験の実施、国内外申請資料の作成といった業務を統括することになります。

 

チーム内に外国人スタッフが入っていたり、海外支社と連携して進めることになったりするなど、グローバルで業務を遂行することになるので、製剤分析業務に精通しているだけでなく、語学(英語)に堪能なことが応募資格となってきます。

 

もう一つのパターンは、分析化学のプロフェッショナルを募集する求人で、製剤分析業務そのものに従事することになり、マネジメント業務は『なし』となります。一研究者として、分析業務に没頭したいという人にオススメです。

 

ハイクラス案件については、クライス&カンパニーというヘッドハンティング会社も、非常に取り扱い数が非常に多くなっています。

 

特に、20代後半から30代のキャリアアップ支援、40代エグゼクティブの転職支援を得意としているので、該当する人は、こちらもチェックしてみてください。
クライス&カンパニー

 

リクルートエージェント

保有求人数が最も多い国内最大手の転職会社。製薬会社からの人材募集案件の取り扱い数も多いのですが、分析研究となると、数は少なくなります。それでも、内資・外資を問わず、様々な医薬品メーカーからの案件を確保しているので、貴重な情報源となります。

 

ジェネリック医薬品の製剤試験・製剤設計、医薬品有機合成のプロセス開発、ワクチン製剤のデータ分析・評価など、業務内容は多岐に渡ります。いずれも該当業務に関する実務経験が必須となります。

 

リクルートエージェントの特徴として、富山、熊本、香川など、地方都市が勤務地となる求人の割合が高いので、希望勤務地がどこであれ、仕事を紹介してもらえる可能性が大です。

 

ミドルの転職

30代後半、40代のミドル層ビジネスマンの転職支援に特化している転職会社。製薬会社、医療機器メーカー、CRO機関等、メディカル業界において発生している求人案件を多数保有しています。

 

製薬会社における、分析研究業務関連の求人としては、開発品の分析法開発から、品質管理に関わる業務を監督する品質管理部門の統括責任者を募集する求人案件を扱っています。

 

製薬会社でのQC業務経験があること、原薬・製剤、双方の分析法開発の経験があること、保存安定性試験の実施経験があることなどが、応募条件として要求されています。加えて、チームマネジメント経験、ビジネスレベルの英語力も必須となるなど、かなりハードルは高いです。

 

そのため、想定年収も800~1000万となっているので、キャリアアップを狙っている人に最適です。なお、薬剤師の免許を持っていたり、規制当局との折衝経験を有していたりすると、さらに高い評価を得て、給与が上積みされる可能性があります。

 

※補足)
薬剤師の資格を活かす形での転職を考えている場合、上記のような総合転職会社よりも、薬剤師の転職支援を専門的に行っている転職会社に相談したほうが、より好条件の求人を紹介してもらえる可能性があります。

医薬品製造管理、品質保証、薬事、DI・学術、安全性管理、製造、調達といった職種を中心に、企業内薬剤師の案件を多数保有しています。

製薬会社での勤務経験を必須とする求人だけでなく、未経験者からの応募を可能としている求人も扱っているのが、薬剤師専門の転職会社の特徴なので、企業勤務経験がないという人も、一度相談してみてください。

下記の転職会社であれば、製薬会社からの求人案件の取り扱い数が多いので、相談先として最適です。

 

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