日本政策投資銀行の中途採用事情

 

日本の政策金融機関、日本政策投資銀行。株式会社日本政策投資銀行法に基づき設立された財務省所管の特殊会社ですが、数年前から完全民営化する方針が決まっており、現在もその方向で進められています。

 

日本政策投資銀行の事業内容は、一般の金融機関とは異なり、一般の金融機関が行なう業務を補完することを目的としており、事業再生やベンチャー、産学官連携、社会・環境活動などの、政策性が高いプロジェクトを支援するための融資や投資が基本となります。

 

北海道から九州までの主要な地域に支店や事務所を構え、シンガポール、中国、アメリカ、ロンドンにも現地法人を持つ日本政策投資銀行は、人材採用の動きも活発で、中途に関しても積極的に募集をかけています。

 

このページでは、日本政策投資銀行の中途採用求人の傾向、及び、勤務する社員の年収・給与水準、社内の就労環境についてまとめていますので、転職活動の際に参考にしてください。

 

日本政策投資銀行の中途採用求人の傾向

中途に関しては、大きく分けて3つ、法人営業部門、投資銀行部門、そして、調査研究部門、審査・法務部門などのその他部門において、総合職の募集がかかっています。

 

いずれの部門においても、応募条件は就業経験があること、となっており、該当業務に関連する業務経験や資格などは明確に必須とされていません。

 

ただし、日本政策投資銀行の求める人材像として、強い社会的使命感をもち、今後の日本のあり方を俯瞰する総合性と、金融分野のフロンティアを切り拓く高い志を併せもった人材、ということが挙げられています。

 

日本政策投資銀行の社員の年収・給与制度について

日本政策投資銀行に勤務する社員の給与水準ですが、幾つか具体的な年収例を挙げると、以下のようになります。

 

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  • 営業 28歳 年収750万円
  • 営業 30歳 年収900万円
  • 営業 31歳 年収1100万円
  • 営業 副調査役 28歳 年収800万円
  • 営業 調査役 32歳 年収800万円
  • 営業 調査役 35歳 年収1150万円
  • 営業 調査役 35歳 年収1500万円
  • 企画 25歳 年収500万円
  • 企画 副調査役 30歳 年収900万円
  • 融資 25歳 年収600万円
  • 融資 副調査役 30歳 年収900万円
  • 融資 調査役 32歳 年収1100万円
  • 融資 課長 40歳 年収1600万円
  • 審査事務 25歳 年収500万円
  • 経理 25歳 年収500万円

 

日本政策投資銀行の給与制度は、基本給に加えて、年2回賞与が支給されるというオーソドックスな給与体系となっており、給与水準は、同業他社と比較すると、高めです。年功序列の体制なので、個人の能力によって給与面に差がつくことはなく、ほぼ横並びで上がっていきます。

 

賞与においても同様に、基本的に年次に応じて定められた額となっていますが、こちらは良い評価を得た場合にはそれにプラスしていくらか増額される形となっています。ただし、その金額はそれほど大きな額ではないので、大きく個人差が生じることはありません。

 

そのため、実力主義で若手のうちから高収入を目指したいと考える人には物足りなさを感じるかもしれませんが、それでも30代前半で年収1000万円を超えてきますし、景気に左右されて賞与が変動するといったこともなく安定しているため、満足している人が多いです。

 

福利厚生も手厚く、各種社会保険が完備されているのはもちろんですが、住宅手当や独身寮、社宅などの他、都市手当、単身赴任手当、語学やその他の自主研修費用負担、昼食費の補助、1割負担で診察が受けられる診療所など、かなり充実したものとなっています。

 

求人情報の入手方法

求人情報の入手方法ですが、日本政策投資銀行の公式サイト内にある採用情報ページにおいて、現在、募集がかかっている求人の一覧について、確認することが出来ます。
https://www.dbj.jp/recruit/career/

 

日本政策投資銀行のモチベーション・評価制度について

日本政策投資銀行の評価制度は、最近よく耳にする360度評価などといったものはなく、上司による評価のみで決まります。そのため、評価の基準がそれほど明確になっておらず、上司との相性といった要素も少なからず評価に影響することは事実です。

 

とはいえ、前述したように、日本政策投資銀行は年功序列の体制であり、真面目に仕事をしていれば、年次を重ねるごとに横並びで昇格していきますし、評価の良し悪しが年収に与える影響は大きくないため、評価制度に不満を感じている人は少ないです。

 

ただし、年収に影響がないからといって、評価をおろそかにするのはオススメしません。年功序列とはいえ、ある程度の役職以上になるには、若いうちからの評価が少なからず影響していくので、上を目指すのであれば、良い評価を得ることを意識しておいたほうがよいです。

 

日本政策投資銀行の成長・キャリア開発について

日本政策投資銀行は、人材育成に力を入れており、研修制度も充実しています。財務分析や法律研修、階層別研修など、業務に必要な知識やスキルをしっかりと身に付けることができるようになっています。

 

また、通信教育講座、時間外通学講座、英会話などの受講、公的資格取得などに対する費用補助なども用意されており、積極的に自己啓発も支援しているので、そういったスキルや資格取得を目指すにはオススメの職場です。

 

その他にも、海外の大学院留学や、国内の各省庁、民間企業への出向などもあるので、通常業務以外の様々な経験を積むことができるのも、日本政策投資銀行ならではといえます。

 

また、キャリア開発についてですが、定期的にジョブローテーションがあり、色々な分野の業務に携わることになるので、幅広い知識や経験を積むことができますが、その一方で、一つの分野での専門性は身に付きにくい環境でもあります。

 

ちなみにジョブローテーションにおいて、基本的には自分の希望が通ることはほとんどないので、その点は頭に入れておいたほうがいいです。とはいえ、どの分野であっても、通常の金融機関では経験できない大規模案件を経験できる機会も多いため、やりがいはあるはずです。

 

ワークライフバランスについて

日本政策投資銀行の就労環境は、部署や職種によって異なります。事務職であれば、あまり残業もなく、比較的バランス良く働くことができると考えている人が多いですが、営業部門などにおいては、残業も多く、平日にプライベートを充実させることは難しいと感じている人は少なくありません。

 

とはいえ、日本政策投資銀行には、モチベーション高く仕事に取り組む社員が多く、仕事にやりがいを感じながら意欲的に残業をしているといった印象なので、残業時間帯においても、社内の雰囲気は決して悪くありません。

 

また、休日出勤はほとんどありませんし、有休休暇についても、自分の仕事をしっかりとこなしてさえいれば、誰にも文句を言われることなく取得できますし、休みが取りにくい雰囲気などもないので、プライベートの時間が全く確保できないといったことはありません。

 

基本的に、一人一人の仕事量も多いので、ハードワークな職場ではありますが、自分の裁量次第でスケジュール調整は十分に可能なので、自己管理能力の高い人であれば、オンとオフでメリハリをしっかりとつけて働くことができる環境であるといえます。

 

女性の働きやすさについて

日本政策投資銀行は、女性にとって働きやすい環境が整っており、実際に働いている女性もそのように感じている人が多いです。産休・育休も問題なく取得できますし、保育園探しについての研修が育休中に用意されているなど、復職に対しても、好意的です。

 

復職後は時短勤務はもちろん、育児フレックスタイムや1時間単位の時間休が取れるなど、仕事と家庭を問題なく両立できるような制度もあり、また、周囲も協力的なので、ワーキングマザーにとってはかなり恵まれた環境であると言えます。

 

男性社員の中にも、保育園の送迎で時間をずらして出退勤をしている人もいるので、そういった意味でも周囲に気兼ねすることなくスケジュール調整をすることができます。

 

仕事面においては、総合職の場合、男女差なく仕事を任されるため、女性もやりがいを持って働くことができますし、男性同様に昇格していくので、バリバリ働いてキャリアを積みたいと考える人にとってはオススメの職場です。

 

ただし、女性だからといって仕事面で考慮されることもないので、仕事量が多く、残業の多い部署であれば、結婚・出産といったライフイベント後に、それまでと同様に働くことが難しいと感じるケースもあるようです。

 

とはいえ、近年では総合職でも育児をしながら働く女性社員も増えており、働き方改革が話題にもなっているので、今後ますます改善されていくはずです。

 

日本政策投資銀行の転職先としての価値

ここまで、日本政策投資銀行の就労環境について、様々な角度からお伝えしてきましたが、印象としてはいかがだったでしょうか。

 

日本政策投資銀行は、給与水準も高く、福利厚生もかなり充実しているので、待遇面で大きな不満なく働くことができますし、ある程度までは年功序列でほぼ自動的に給与も上がっていくため、安定志向の人にオススメの会社です。

 

その分、実力主義でバリバリ働きたい人には物足りなさを感じるかもしれませんが、日本政策投資銀行ならではの、通常の銀行とは違った業務を経験できるやりがいはありますし、人材育成にも非常に力を入れているため、個人の成長といった点においても、成長機会は多い環境です。

 

一人一人の業務量は決して少なくないので、部署によってはハードワークとなることもありますが、有休などは問題なく取れますし、だらだらと残業することが形骸化しているというよりは、意欲的に働く人が多いので、メリハリをつけて働いているといった印象です。

 

また、家庭と仕事、特に子育てとの両立をしながら働く女性にとっては、かなり働きやすい環境が整っているので、出産後も安心して働き続けることができます。

 

日本政策投資銀行の中途採用求人を扱っている転職エージェント

最終的には、こういった要素を総合的に考えて、転職の判断を下す必要がありますが、自分一人で判断するのが難しいということであれば、前述した転職エージェントに相談するのがベストです。プロの視点で、客観的にアドバイスしてくれるので、参考になります。

 

下記に、日本政策投資銀行の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、判断材料となる情報がもっと欲しいということであれば、ぜひ直接コンタクトして、話を聞いてみてください。

 

自分に合う会社かどうか、判断がつかない時には、相談することも出来ますし、他社の求人を紹介してもらって、比較検討してみるといったことも出来ます。転職先候補を決める際には、転職エージェントは、色々と頼りになるので、うまく活用してください。