外資は転職がつきものです。一つの企業で継続して働くという人は少なく、何度も転職することは決して珍しいことではありません。しかしながら、短期間で転職を繰り返すような人は、やはり評価が悪くなります。

 

外資の短期間での転職

 

2〜3年働くのは外資でも普通

外資企業だと、中途採用者には半年の試用期間が設けられています。本採用となるかどうかは半年間のパフォーマンス次第です。企業側が満足する結果がでなければ容赦なくクビを切られます。

 

これは逆にいえば、最低半年はみないと、その人の実力が分からないと企業側が考えている証拠です。こういった事情があるなかで、半年やそこらで転職を繰り返している人がいたら、仮にそれが自分の意志だったとしても、良いふうには捉えられません。

 

勤務期間が半年未満の場合、履歴書に書く必要はないので、短期間で辞めたことを隠すことは出来ますが、その期間は空白になります。ブランクがある人を企業は嫌がるので、いずれにしてもNGです。

 

どうしても会社の雰囲気に合わないといったようなケースでも、やっぱり雇用者から観た印象はよくありません。ですから、すぐに辞めるといったことがないように、転職先を決める時には十分に注意してください。

 

その会社に一度入ったら、数年間は働き続けることになるんだぐらいの覚悟を持って考えることが重要です。

 

外資企業の評価が高くなる転職

では3年たったら転職してもいいのか、5年たったら転職してもいいのかと話になりますが、期間では何とも言えないというのが正直なところです。

 

理想的な転職=企業側からみて好印象の転職というのは、キャリアアップにつながる転職です。今の仕事で経験を積んできて、一つ上のレベルに進むだけの準備が出来た。でも、今の会社では、それが望めそうにないから他の会社に移る。こういった転職です。

 

もちろん、転職先の会社からそれだけの実力があるとみなされなければ、自分が望むポジションにはつけませんから、希望する形で転職出来ているというのは、それだけの実力があるという証拠にもなるわけです。

 

こういった形の転職であれば1年でも問題ありません。現実的にはまず無いと思いますが、半年といった短期間の転職であっても評価されるでしょう。

 

キャリアアップのための転職

この話を逆にすると、ポジションが下がるような形での転職はマイナス評価になるわけです。

 

『誰がわざわざそんなことをするんだ?』と思われるかもしれませんが、外資の人事評価がシビアなことを忘れてはいけません。常に高いパフォーマンスが求められるのが外資であり、評価が落ちたらすぐにリストラの対象になります。

 

また、求められるパフォーマンスというのは年齢とともにハードルが上がっていきます。つまり、常に成長しているような人でなければ、その会社では生き残れないというわけです。

 

実際、外資では数年ごとに人員態勢の見直しを行いますが、安定志向の人、成長する意欲をなくした人は真っ先にクビを切られます。

 

これだけ厳しい状況ですから、特に大手企業の場合、一定の年齢になるとリストラの対象にされることは避けられません。そんな時に他社へキャリアアップする形で転職出来るかどうかで、その後の人生が決まります。

 

ここでキャリアアップ出来るような人は、その後も順調に推移出来る可能性が高くなりますし、ポジションが下がる形でしか転職先が決まらなかった人は、そのままずるずると下がり続けていくことになります。

 

短期間で転職するなら結果を出してから

少し話が横にそれましたが、短期間での転職という話に戻ると、もし本当に短期間で会社を移るのであれば、誰もが納得する形であることが大前提です。自己都合での短期間の転職はNGです。

 

会社を選ぶということは、それだけ重いことであると自覚しましょう。同時に一度入社したら、周りを納得させるだけの結果を出すまでは辞めるべきではないということも頭に入れておいてください。これが外資を渡り歩くコツです。