翻訳者として食べていきたいのであれば、まず最初に語学はツールに過ぎないということを頭に入れておくべきです。英語が出来るから、中国語が出来るから翻訳者になれるというのは、間違った考えです。

 

社内翻訳

 

アラビア語、ロシア語といった、習得している日本人が圧倒的に少ない言語であれば、語学力自体が武器になりますが、英語のようなメジャーな言語においては、言葉が出来るというだけではダメです。

 

どんな翻訳が出来るのか?というコンテンツ力が重要です。

 

たとえば、最近、社内翻訳の求人が多い業界の一つに、外資系の金融機関がありますが、IR向け資料の翻訳が多いので、財務知識が必須です。

 

また、特許資料の翻訳などもニーズが多いのですが、これも特許というものに関する知識が必要です。要は何かしらの分野において専門知識を身につけるのが先決ということです。

 

まずは、就職すること

 

かといって、こういった専門知識というのは、業務経験なしで身につけるのが困難です。従って、まずは普通に就職することです。

 

最初は翻訳とは関係のない業務だったとしても、一度入ってしまえば異動のチャンスもあります。社内翻訳として活躍している人の大半は、こういったキャリアを踏んでいます。

 

いきなり、希望の職種に就くことを目指すというよりは、まずは何でもいいので、自分が希望する業界(業種)で、仕事をすることです。数年は下積みとして何でもやるという発想で就職したほうが、かえって最短ルートで翻訳の仕事に就けると思います。

 

ちなみに、翻訳という仕事に関しては、社内翻訳よりも、フリーになって企業から請け負うほうが収入が高くなるケースが多いようです。

 

自分を高く売り込める場所で働く

 

翻訳家として正社員(無期雇用)になれたのは、田舎にある工場で、他の社員はみんな高卒、英語が出来るのは自分一人だけだったから。

 

地方であれば、こんなケースは珍しくありません。当サイトの管理人も栃木県の工場で働いていたことがありますが、英語が出来るというだけで翻訳や通訳の仕事を任されました。(本人は全く希望していなかったのですが・・・)

 

工場というのは、実は広く海外とつながりがある職場でありつつ、地方という立地がら、語学が出来る人間が少ないというギャップがあります。こういったところであれば、英語を話せる自分を高く売り込むことが出来ます。

 

でも、これが首都圏の会社となると、幾らでも語学堪能な人間がいるので、価値は薄くなります。

 

こんなふうに、場所、業界によっては自分を高く売り込めるので、そういったところを選んで働くのも有効な選択肢です。

 

いずれにしても、本気で社内翻訳家として働きたいのであれば、自分のキャリアについて真剣に考える必要があるので、転職エージェントに一度相談してみることをお勧めします。

 

転職のプロに、どんな可能性があるかじっくり話を聞いてみてください。