特許事務所のTOEIC求人

特許事務所からの求人で、TOEICスコアを取得している人材を募集する案件は多数存在します。特に東京、大阪といった大都市では非常に多くなっています。

 

特許事務所のTOEIC求人

 

外国特許を担当する弁理士を募集する案件もあれば、特許事務員、商標事務員、特許翻訳者といったサポートスタッフを募集する案件も出ており、後者であれば弁理士の資格は不要とされるケースが多いので、誰にでも応募出来るチャンスがあります。

 

ただし、全体的な傾向として該当業務に関する実務経験者を求める傾向が強いので、未経験者の場合、事務員のなかでもアシスタント的な役割を担うポジション(分かりやすくいえば下っ端の何でも屋)での求人を狙う必要があります。

 

ただし、下っ端でも特許業務に関わることが出来るので、経験を積めば、その事務所のなかで責任ある仕事を任せられるようになりますし、そうすれば、次に転職する時に経験者とみなされるので、キャリアをスタートさせる第一歩として悪くありません。

 

求められる語学力については、同じ職種でも案件によって大きく差があります。TOEIC500、600ぐらいで十分とする求人もあれば、TOEIC860が最低ラインとする求人もあります。

 

特に事務員の場合、国内特許事務と外国特許、双方の事務をカバーすることが多く、両者の業務比率によって、必要とされる語学力のレベルが変わってきます。なかにはクライアントの海外視察に通訳兼サポート役として同行するといった業務内容のポジションもありますので・・・

 

特許業務に関する経験・スキルに関しても、案件によって求められる内容が違ってくるので、語学スキルと合わせて、個々に募集内容を確認することが重要です。

 

下記に特許事務所からのTOEICスコアの提出を義務づけている求人案件を取り扱っている転職エージェントをリストアップしていますので、どんな内容の求人が出ているのか、詳細について問い合わせてみてください。

 

JACリクルートメント

外資系企業、日系グローバル企業専門の転職エージェント。日系の国際特許事務所からの特許・商標事務員の募集案件で、語学に堪能な人材(TOEIC700以上)を募集する案件が出ています。外国の特許事務所での勤務経験やパラリーガル経験者を募集する案件も出ています。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 

リクルートエージェント

8万件以上の求人案件を保有する国内最大手転職エージェント。英語が得意な人材の転職支援に力を入れており、TOEICスコアの提出が要求される求人案件を多数扱っています。

 

特許事務所からの求人もカバーしており、弁理士、特許事務員、翻訳、特許技術者(化学・材料系、機械系)といった職種の求人で、語学力が要求される案件を多数保有しています。また、数は少ないのですが、リーダー候補を募集するマネジメントレベルの案件も出ています。

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)

 

PatenJob Agent

知財業界専門の転職エージェント。日本を代表するトップの特許事務所の約9割とコネクションを持っており、これらの事務所からの求人をはじめとして、多数の案件を扱っています。

 

外国特許出願を担当する弁理士、特許事務員、特許翻訳、特許管理事務等、様々な職種の語学力が要求される求人案件を保有しています。必要とされるTOEICスコアは案件によって違いが大きいので、個々に確認するようにしてください。

 

LECリーガルマインド

資格対策スクールとして有名なLECの運営母体が展開している転職支援サービス。士業系の求人案件を多数保有しており、特許事務所の案件も幅広くカバーしています。

 

日本出願・外国出願事務全般を担当する事務員の募集案件で、TOEIC700以上の語学力を持つ人材を募集する案件が出ているので要チェックです。

 

MS-Japan

経理・財務・人事・法務・監査といった職種の求人案件の取り扱いに特化している人材紹介会社。法律・特許事務所の求人案件を多数保有しており、そのなかには外国特許事務員の募集案件も含まれています。

 

外国出願書類作成、海外の特許事務所へのコレポン、クライアントへの報告書作成といった業務を担当することになるケースが多く、定期的な海外出張が想定されている案件も出ています。

 

要求される語学力については、案件によって違いがあり、低いところだとTOEIC500程度、高いところだとTOEIC760以上というレベルが求められています。

 

日本弁理士会

公式サイトに求人情報ページが用意されており、日本各地の特許事務所からの求人案件が掲載されています。弁理士だけでなく、事務員を募集する求人も出ています。語学が出来る人材を募集する案件も多いので、要チェックです。