デュポン株式会社の中途採用事情~年収、就労環境について~

世界を代表する化学メーカー、デュポンの日本法人、デュポン株式会社。元々は、黒色火薬工場として創業した企業ですが、1920年代以降は、科学分野に力を注ぎ、テフロンやケブラー、クールマックスなど、様々な合成繊維・樹脂素材を開発しています。

 

デュポン株式会社の中途採用事情~年収、就労環境について~

 

近年では、農業科学・栄養健康・産業用バイオサイエンスといった高成長分野に経営の軸を移しており、人材採用についても、この分野に集中しています。

 

デュポン株式会社の中途採用事情

デュポン株式会社では、積極的に中途採用募集を実施しています。採用の手順としては、書類選考後に、2~3回の面接を行うといったプロセスとなります。提出書類については、履歴書、職務経歴書に加えて英文レジュメが必須となっています。

 

募集職種は様々ですが、特に営業職の求人が多くなっています。また、冒頭で触れたように、デュポンは農業・バイオといった分野に軸足を移しているので、これらの分野における専門知識を有する技術者・研究者についても、募集がかかる頻度が高くなっています。

 

選考対象となる人物像として挙げられるのは、即戦力であるということです。該当業務に関する実務経験を3年以上有することが最低条件となっていますが、競争倍率が高いため、実際に採用されるためには、それ以上の経験値が必要と考えてください。

 

また、語学力も必須であり、ビジネスレベルの英語力(TOEIC700点以上)がないと、書類選考で落とされる可能性が大です。(これは全職種、共通です。)

 

デュポン株式会社の社員年収について

デュポン株式会社の社員年収ですが、幾つか具体例を挙げると、下記のようになっています。

 

  • 38歳 技術職 年収1000万円
  • 32歳 営業 年収800万円
  • 38歳 営業マネージャー 年収1000万円
  • 38歳 営業マネージャー 年収1100万円
  • 40歳 人事課長 年収1000万円
  • 36歳 研究開発 年収900万円
  • 45歳 研究開発 年収950万円
  • 48歳 研究開発 年収1000万円
  • 54歳 研究開発 管理職 年収1350万円
  • 36歳 財務 年収1000万円
  • 27歳 マーケティング 年収650万円
  • 34歳 マーケティング 年収1000万円

 

給与水準は業界内でも高い部類となり、部長暮らすになると1500~2000万程度の年収も期待できます。また、デュポンは年齢問わず、優秀な社員には昇進のチャンスを与える会社であり、ジョブグレードによって給与額が決定されるため、若くして高年収を手にする社員も少なくありません。

 

インセンティブは年に1回、3月に支給されます。外資なので、手当については、それほど期待出来ませんが、通勤手当・住宅手当については、全社員を対象として支給されています。また、役職が付かない一般社員に対しては、残業代も支給されています。

 

給与の割合としては、基本給が大部分を占めており、変動部分が少ないため、給与額は安定しており、社員の満足度は高いものとなっています。給与面については、まず不満や不安を感じることはないと考えてください。

 

就業環境、ワークライフバランスについて

デュポン株式会社は総じてワークライフバランスに優れた企業であると言えます。法令順守の意識が強いため、残業はあまり発生せず、有給休暇についても取得を奨励されており、業務に支障がなければ、まとめて取得することで、長期休暇を取ることも可能です。

 

また、育児や介護の問題に迫られた際には、時短勤務などの措置も含めて、対応を検討してくれるので、安心して働くことができます。

 

このように自由度が高い就業環境であるため、ワークライフバランスは自分次第で幾らでも調整可能です。実際に、数社での勤務経験があるという中途入社組のなかでも、これほど仕事に集中しやすい環境は他にないという共通認識があるようです。

 

成長環境について

デュポン株式会社は自分を成長させる機会に恵まれている会社です。製品開発からセールスまで、幅広い内容の社内研修制度が用意されています。上司の承認が得られれば、部署負担で受講することが出来るため、手を挙げれば、成長の機会はいくらでも得られます。

 

ただし、受講する意思を示さなければ、会社側が融通を効かせてくれるといったことはないので、自分から積極的に動くことが大前提です。

 

デュポン株式会社への中途入社を考えている人が知っておくべきこと

外資系企業によくあることですが、本社からのトップダウンが強い傾向があります。さらに、期待されるパフォーマンスを上げることが出来ない場合には、レイオフの対象となることもあります。

 

また、中途入社の社員の声としてミスマッチがあったというものも多く見られます。近年のデュポンの事業展開として、メーカーというよりは商社的な業務が大きな割合を占めるようになってきており、日本支社は特にその傾向が強くなっています。

 

そのため、モノづくりをしたいと考えて入社すると、思っていた会社とは違ったというような事態になりかねないので、転職を考える際には、自分が仕事に対して求めているものと、デュポンの業務内容が、マッチしているかどうか、事前にしっかりと判断するようにしてください。

 

デュポンの中途採用の求人情報を入手する方法

デュポンの公式サイト内には、採用情報ページが設けられていますが、具体的な求人情報は掲載されていません。現在、デュポンは転職会社経由で人材採用を行っています。下記に、外資系の求人に強い転職会社をリストアップしているので、詳細については直接問い合わせてください。

 


複数の転職会社をリストアップしていますが、タイミングによって、デュポンが利用する転職会社が違うので、どの会社が求人情報を持っているのかというのは、断言することは出来ません。面倒ではありますが、1社ずつ問い合わせるようにしてください。

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)