アメリカ、ペンシルバニア州に本拠を置く製薬会社、マイラン。ジェネリック医薬品を主事業としており、2007年にはドイツの医薬・化学メーカーであるメルク社のジェネリック医薬品部門を買収、事業を拡大しています。

 

マイラン製薬の中途採用事情と年収、就労環境

 

そのマイランの日本法人となるのがマイラン製薬であり、上記メルク社のジェネリック医薬品部門を担当していた日本法人のメルク製薬株式会社を吸収合併、さらに2012年にはファイザーと長期戦略的業務提携を締結して、現在に至っています。

 

マイラン製薬の中途採用事情

マイラン製薬は事業を積極的に拡大しているという背景もあり、人材登用に積極的です。中途採用に関しても、通年で募集をかけています。募集頻度が高い職種としては、研究開発、薬事、安全管理、信頼性保証などがあり、研究開発系の技術職における募集が活発です。

 

中途採用に関しては、即戦力としての位置づけとなるので、応募者に対しては、希望職種に関する最低3年、もしくは5年以上の実務経験が要求されることになります。マネージャークラスなると、さらに条件が厳しくなり、最低10年以上の実務経験が必須となります。

 

また、海外グループ会社との協業等、グローバルでのやりとりが日常的に発生するため、ビジネスレベル以上の語学力が求められるケースも多くなっています。以下に、各職種に関する詳細な応募条件を記載しておきます。

 

  • 研究開発(マネージャー)
    • 製薬会社での製剤分析経験10年以上
    • TOEIC700以上の英語力
  • 薬事
    • 3年以上の薬事申請経験
    • 英語初級レベル。会議において話す・聞くが出来るレベルなら尚可
  • 安全管理
    • 5年以上のPV業務経験、評価経験必須
    • データベース入力経験
    • 翻訳や会話が可能なレベルの英語力
    • MedDRAコーディング経験
  • 信頼性保証
    • 実務経験3年以上、(5年以上が要求されるケースもあり)

 

マイラン製薬の社員年収について

マイラン製薬の社員年収ですが、幾つか代表的な具体例を挙げると、下記のようになっています。

 

  • 管理部門 30代 マネージャー 800~1000万
  • 営業 入社4年目 32歳 600~700万
  • 管理部門 35歳 600万
  • 営業 1年目 マネージャー 720万
  • IT 1年目 30歳 480万

 

給与水準としては、ジェネリック医薬品メーカーのなかでも高い部類に入ります。昇給・賞与はともに年一回、個人評価と会社業績により決定されます。(グローバル・国内ともに業績が伸びているため、賞与や昇給のレンジは大きく、ここ数年は順調に上昇しています。)。

 

また、外資としては珍しく退職金制度に力を入れており、長く勤めたいと思う人にとっては、望ましい環境が整っています。福利厚生に関しても、ベネフィットステーションに加入しているため、充実しています。

 

考課査定に関しては、アメリカ本社が策定した全世界的に統一された評価制度に基づく評価が行われています。目標達成度と行動評価の二点に基づく評価となりますが、公平であると社員からの支持を得ている制度となっています。

 

市場環境の変化に伴い、細部の変更は頻繁にありますが、基本要素は変わらないため、働く側の目線で見ると、長期的な視点を持って業務に取り組める安定した就労環境と言えます。

 

就業環境、ワークライフバランスについて

マイラン製薬はワークライフバランスが整っている企業と言えます。残業時間に制限がかけられているため、全社的に時間外労働は少ないですし、勤務時間のスケジュール調整に関しても、各社員の裁量が大きいため、自由度は非常に高いです。(フレックス制度も完備されています。)

 

有給・長期休暇の取得も容易です。自己管理さえ出来れば、プライベートの時間を確保しながら、業務を遂行出来る環境にある会社です。

 

成長環境について

キャリア開発支援や研修制度に関しては、会社が研修費を負担してくれるので、本人が望めば、学びの機会は幾らでも得られる状況ですが、積極的に利用している社員はそれほど多くはありません。

 

その背景には、社内の教育プログラムを利用するというよりも、業務を通じて得られるもののほうが大きいという事情があるようです。社員一人一人の裁量権が大きく、やりたいことをやらせてくれる環境のため、仕事を通じて自己成長を目指すとしている社員が多いです。

 

そのため、会社側が用意している研修制度・自己啓発プランなどは、必要最低限のレベルに留まっていますが、マイラン製薬は成長意欲が高い人にとっては、高いレベルで満足出来る会社と考えて間違いなしです。

 

その他、マイラン製薬への中途入社を考えている人が知っておくべきこと

マイラン製薬は世界を代表するジェネリックメーカーであり、待遇が非常に良い企業です。職場環境も優れているため、ワークライフバランスを調整しながら、長期間、働き続けている社員が多数存在します。

 

また、女性の管理職比率が高い、産休・育休制度を活用している人が多いなど、女性が活躍出来る環境も整っています。

 

組織的には原薬部門があるため、垂直統合の開発・製造が可能という強みがあり、また国内においてはファイザーと提携をしており、営業力に関しても非常に協力です。

 

このように、超がつく優良企業といえる会社ですが、マイラン製薬への転職を考える時には、組織体制の変更が頻繁に行われる、変化の多い職場であることは考慮しておくことをオススメします。

 

ただ、これもスピード感の裏返しと言えるので、優秀な企業には付きものです。結論としては、マイラン製薬は転職を目指すには格好の会社なので、是非チャレンジしてみてください。

 

下記に、外資企業の転職事情に詳しい転職エージェントをリストアップしておきますので、詳細については知りたい人は、直接問い合わせてみてください。

 

なお、転職会社に対しては、採用を勝ち取るためのサポートや、より好条件で転職するための条件交渉などを依頼することも可能です。彼らは、外資への転職支援に慣れているプロなので、充実したフォローを受けることが出来ます。是非、積極的に活用してください。

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)