湧永製薬の中途採用事情

 

約60年に及ぶ社歴を持つ医薬品メーカー、湧永製薬株式会社。従業員数約300名の非上場企業でありながら、アメリカ、ドイツに関連会社を持つなど、グローバル市場においても、活躍している会社です。

 

主力製品の『レオピン』シリーズは日本のみならず、海外では『Kyolic』(キョーリック)ブランドとして世界50か国以上において、販売されており、国内外の累計出荷本数は2億本以上になります。

 

1930年に、配置薬販売事業からスタートした会社ですが、1995年に、『ドラッグセイムス』の屋号で、ドラックストア事業を開始、今現在、約1200店舗を超えるまでに成長しています。

 

ちなみに、これは余談となりますが、湧永製薬はスポーツを通じた社会貢献活動やスポーツ活動に、力を入れています。その最たる例が、ハンドボール部であり、日本ハンドボールリーグで過去8回、実業団リーグで16回、国体18回、全日本総合で14回の優勝を誇っています。

 

これまでの活動が評価され、平成27年度には、『東京都スポーツ推進企業』として認定されており、2020年の東京オリンピックに向けて、世界で戦える選手を育成するため、更なる強化に取り組んでいます。

 

人材採用の動きですが、大手メーカーと比較すると、求人数こそ、それほど多くはありませんが、新卒・中途を問わず、募集がかかっています。

 

このページでは、湧永製薬の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境などについてまとめていますので、転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

 

湧永製薬の中途採用求人の傾向

中途採用に関しては、ドラッグストア・薬局・薬店に対するコンサルティング営業を担当する営業スタッフ、及び、管理薬剤師(学術、製品管理、生産管理、品質管理)を募集する求人が中心となります。

 

応募条件については、どの職種においても、該当業務に関する実務経験、知識が必須となりますが、求人ごとに、具体的に必要とされる経験の内容・年数が異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。

 

(もちろん、管理薬剤師に関しては、薬剤師の免許保有が必須となります。)

 

なお、湧永製薬は、中途に関しては、即戦力の人材を採るという人事方針を採用しているため、転職希望者に対する要求度はかなり高く、求人によっては10年以上の実務経験が求められるようなこともあるので、実績豊富な人でないと、採用される可能性は低いと考えたほうがいいです。

 

また、営業、管理薬剤師以外では、管理部門系統の職種において、求人が発生することがあります。経理財務、人事、法務、総務、経営企画、海外事業企画といったものですが、発生頻度としては、低めです。

 

求人情報の入手方法

湧永製薬では、公式サイト内に採用情報ページを用意しており、そちらから求人情報について、確認することが出来ます。
http://www.wakunaga.co.jp/recruit/

 

ただし、湧永製薬は、中途に関しては、転職会社を経由して、募集をかけるケースが多く、求人によっては、公式サイト内では、告知をせずに、転職会社に、募集を一任することもあるので、念のために、転職会社に求職者登録(会員登録)をしておくことをオススメします。

 

(公式サイトをチェックしても、求人が見つからないので、募集がないと思ったけど、一応、転職会社に問い合わせてみたら、求人があったというような事例が、過去にはあります。)

 

このページの最後に、湧永製薬の中途採用求人を扱う、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

湧永製薬の社員年収・給与制度について

湧永製薬に勤務する社員の給与水準ですが、具体的な年収事例を挙げると、下記の通りとなります。(職種別に並べています。)

 

湧永製薬の社員年収

  • 営業 29歳 年収440万円
  • 営業 30歳 年収480万円
  • 営業 30歳 年収600万円
  • 営業 33歳 年収500万円
  • 営業 課長 61歳 年収840万円
  • 研究開発 24歳 年収320万円
  • 研究開発 27歳 年収380万円
  • 研究開発 部長 52歳 年収900万円
  • 人事 主任 31歳 年収500万円
  • 品質管理 28歳 年収420万円

 

湧永製薬の給与体系は、良くも悪くも、昔ながらの日系企業の年功序列型なので、外資系企業のように、大きな成果を出したとしても、それに伴って、大きな報酬を得られるということは、まずないと考えてください。

 

その反面、扱っている商品が、人間にとって必ず必要な『薬』であり、かつ、湧永製薬は他社に真似出来ない特徴ある商材を、独自の販路(日本専門薬局同志会の会員のみに販売するなど)を確立しているので、いきなり業績が悪化することはなく、リストラの心配はありません。

 

給与・雇用の安定性という点では、申し分がない会社なので、安定的な職場環境を望む人にとっては、湧永製薬はオススメの会社です。

 

具体的な給与体系としては、基本給と年2回の賞与から構成されるものとなっています。賞与については、おおよそ年間で4ヶ月分の支給となっており、当人の実績や、部署の実績、プロセスなどによって、若干の変動があります。

 

また、毎年、昇給があり、ここも、部署の業績や、個人の成績によって、多少の違いが出てきますが、基本的に年功序列なので、それほど個人差が生じることはないと考えてください。

 

ちなみに、昇格した時の給与の増額幅は大きいのですが、昇進自体も年功序列なので、自分の努力で、大きく収入を上げるというのは難しい会社です。

 

(そのなかでも、多少なりとも、昇進する可能性を高めるために、出来る努力というのはあるので、ここについては、後ほど、改めて触れていきます。)

 

残業代については、みなし残業となり、毎月、一律での支給となりますが、支給額自体は、それほど高いものではありません。なお、営業職の場合、部署によっては、移動時間が残業とみなされるようになっています。

 

ただし、ここは、部門長の考え次第なので、どの部署とは具体的には言えない状況です。(人事異動などで、状況が一変するためです。)

 

福利厚生に関しては、社宅、家賃補助、社員持株制度、社宅などが整備されており、未上場企業としては、かなりの充実度となっています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用者の場合、前職までの経歴・実績を加味して、給与額が算出されることになりますが、具体的な金額は、交渉次第で変わってきます。そのため、会社側からの提示額に納得がいかない時には、自分の希望額を伝えて、しっかり話し合うようにしてください。

 

ここで、中途半端に妥協してしまうと、湧永製薬は、そう簡単に給与が上がる会社でないだけに、転職時に決められた金額が、その後の給与・賞与にも、影響することになり、後々まで後悔することになります。

 

その反面、転職する時というのは、会社側も、それなりに要望を聞いてくれるので、最も給与交渉がしやすいタイミングとも言えます。ここで、引いてしまうのはもったいないので、納得いくまで、会社側と話し合うようにしてください。

 

もし、こういった条件交渉を行うのは苦手ということであれば、前述した転職会社に、交渉を代行してもらってください。彼らは転職のプロフェッショナルなので、うまく話をまとめてくれます。

 

交渉が苦手な人が、転職業界独特の間合いや交渉のしかたを知らずに、無理に進めるよりも、よほど良い結果が見込めるので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

人事評価・昇給制度について

湧永製薬では、直属の上司が人事査定を行うようになっていますが、昔ながらの日本企業の風土が色濃く残っており、上司の権限が非常に大きいため、同じ成績の人間ならば、より上司との人間関係が良好な人のほうが、高い評価を得やすいと考えてください。

 

また、昇進についても、同様であり、業務で結果を出しつつ、日頃から、しっかりと上司とコニュニケーションを取っている人だと、昇進のペースは速いです。

 

ちなみに、こうやって書くと、上司へのゴマすりがうまいような人間が出世する会社と思われるかもしれませんが、それは間違いです。確かに、多少の影響はありますが、仕事が出来ないのに、上司からのウケがいいからというだけで、出世出来ることはありません。

 

日本の会社も、今は厳しい競争に直面して、さすがに、無能な人間を上にあげるだけの余裕はないので、そこは勘違いしないようにしてください。でも、上司との関係性も重要なので、ここも外せないということです。

 

なお、社員それぞれで、その期における個人目標を設定することになりますが、湧永製薬は、トップダウンの組織体制なので、具体的な内容については、上からの指示に沿って決めることになります。

 

成長環境について

湧永製薬では、業務に必要な知識を研修で学びつつ、実践的・応用的な知識に関しては、現場で仕事を通じて学ぶという考えを持っている会社なので、OJTを社員教育の基本においています。

 

先輩社員・上司が、下の人間をサポートするという風土が、昔から培われているので、しっかりとしたフォローを受けながら、自分を磨くことが出来ます。

 

少ない人数で構成する部署が多いこともあり、早い段階から、責任あるポジションに就いて、業務に取り組むことになるので、仕事を通じて得られる経験値というのは大きく、意欲さえあれば、速いペースで、自分を成長させていくことが可能な職場です。

 

また、湧永製薬は、毎月1回、経営学に関する研修を全員参加で行っています。社長が自ら講師として、社員への研修を行っており、この点は社員のモチベーションを上げることに、つながっているようです。

 

ワークライフバランスについて

湧永製薬の就労環境は、おおむね良好ですが、営業など、一部の部署では、残業が多い傾向があります。

 

ただし、実際には、各個人が担当しているプロジェクトの種類、進捗具合によって変わってくるので、一概に多い・少ないとは言えないというのも、正直なところです。

 

全ては、その時の状況次第と言えますが、長時間労働を美徳するというような雰囲気はないので、意味のない残業を強いられることはありません。

 

その一方で、自分が担当する仕事が終わらなければ、残業や休日出勤をしてでも、間に合わせることが求められるので、そういった意味では、厳しさもある会社と言えます。

 

また、湧永製薬は、有給の取得率が低い会社であり、かつ、退職時でも使いにくい雰囲気があるので、長期休暇を取るといったことは、まず不可能と考えてください。

 

女性の働きやすさについて

湧永製薬は、女性も男性と同等の立場で働くことが出来る会社ですが、昇進の機会については、開かれているとは言えず、管理職に占める女性の割合は、極めて低くなっています。そのため、キャリア志向が強い女性に対しては、あまりオススメ出来ない会社です。

 

その反面、湧永製薬は、育児支援体制はしっかりしており、産休・育休はもちろんのこと、復帰後には、時短勤務を選択することが出来ますし、子供の看護休暇も用意されているので、急な病気などになった時にも、気兼ねなく休めるなど、子育てと仕事の両立が図りやすい環境です。

 

そのため、出世に興味がなく、毎日、無難に働ければいいという、安定性が高い職場を好む女性にとっては悪くなく、実際、長く勤めている女性社員は少なくありません。

 

ただし、営業職だと、残業や休日出勤が頻繁に発生している部署が多いので、小さな子供を持つ人が働き続けるのは、大変なようです。

 

湧永製薬の転職先としての価値

ここまで、湧永製薬の就労環境について、様々な角度から見てきましたが、同業他社と比較して、報酬・待遇面で、恵まれているとは言い難い会社です。また、職種によっては、休みが取りづらいなど、ワークライフバランスという観点でも、難点がある会社です。

 

その一方で、独自性が強い人気商品を抱えているので、事業の安定性が抜群、上からのフォローがしっかりしているので、安心して働けるという良さもありますし、待遇面が悪いと言っても、それは、給与水準が高いメディカル業界における話です。

 

別業種の企業と比較すれば、湧永製薬の待遇面は、平均以上と言えるので、決してダメというわけではありません。(むしろ、良い部類に入るとも言えます。)

 

ただし、この会社にすべきと断言するほど、絶対的な魅力を持っているというわけでもないので、他社と比較しながら、転職を目指すかどうか、判断するようにしてください。

湧永製薬の中途採用求人を扱う転職会社

下記に、湧永製薬の中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、湧永製薬が自分にとって、本当に合う会社なのかどうか、判断に迷うようでしたら、ぜひ一度相談してみてください。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人案件を扱っており、転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件を満たす会社を探し出してくれます。そのなかで、湧永製薬以上に魅力を感じる会社がみつかるかもしれないので、他社の求人についても、話をしてみてください。

 

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