日本ゴア株式会社の中途採用事情

日本ゴア株式会社の中途採用事情

 

アメリカのデラウェア州ニューアーク市に本社を置く、W.L. Gore & Associatesの日本法人、日本ゴア株式会社。高機能ポリマーの加工技術をコアテクノロジーとする研究開発企業であり、日本においては、防水透湿性素材のゴアテックスが広く知られています。

 

業界内でも、有数の高い技術力、製品開発力を武器に、順調に業績を挙げていますが、さらなる事業拡大を狙って、人材採用を積極的に進めています。新卒よりも、中途をメインとしているため、転職のチャンスは豊富に存在します。

 

このページでは、日本ゴア株式会社の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収水準、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。

 

日本ゴア株式会社の中途採用事情

日本ゴアでは、コーポレートサイト内に採用情報ページを設けており、そちらのページにおいて、中途採用の求人の募集要項について、確認することが出来ます。
http://www.gore.com/ja_jp/careers/professionals/index.html

 

また、日本ゴアでは、転職エージェント経由でも募集を行っていますが、注意点として、公式サイト内で募集がかかる求人と、エージェントが扱う求人は、異なることがあります。

 

そのため、コーポレートサイトをチェックしても、求人がゼロだったのに、エージェントに問い合わせたら、紹介してもらえたといったことが起こることもあるので、求人をチェックする際には、日本ゴアの公式サイト、転職エージェント、両者を押さえるようにすることをオススメします。

 

このページの最後に、日本ゴアの中途採用求人の取り扱い頻度が高いエージェントを数社リストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、日本ゴアの中途採用求人の傾向としては、メディカル部門の採用ニーズが旺盛であり、マーケティング、セールス、研究開発、クリニカルリサーチといった職種を中心に、募集がかかっています。

 

即戦力の人材を確保するという採用方針を採っているため、求人ごとに、必要とする経験・スキルの内容が細かく指定されています。また、業務上、英語を使う機会が多いため、ビジネスレベルの英語力があることが、望ましいです。

 

日本ゴア株式会社の社員年収について

日本ゴアに勤務する社員の年収水準ですが、幾つか具体的な数字を挙げると、下記のようになります。

 

日本ゴア株式会社の社員年収

  • 31歳 研究開発 課長 年収700~800万円
  • 27歳 技術 年収600万円
  • 33歳 事務職 年収500~600万円
  • 39歳 サポート部門 年収700~800万円
  • 40歳 営業 課長 年収700万円
  • 25歳 経理 年収400万円
  • 30歳 経理 年収500万円
  • 35歳 技術 年収550~600万円
  • 35歳 技術 年収600万円
  • 40歳 技術 課長 年収850万円

 

基本給は、ごく平均的な額となりますが、賞与については、基本給の7~8か月分と、かなりの高額になります。(年1回、まとめて支給されることになります。)また、外資としては珍しく、住宅手当が支給されており、勤務地にもよりますが、月に3~5万円程度を受け取ることが出来ます。

 

昇給については年に一度、数千円程度の定期昇給が行われる年功序列型の給与体系となっています。

 

ただし、2016年度以降は、年俸制や成果主義を導入するなど、大きく給与体系が変わっています。まだ制度を整備している段階であるため、確定版の給与モデルといったものは出来ておらず、今後、給与体系が大きく変化する可能性があります。

 

そのため、転職する前に、最新の給与体系について、確認しておくことをオススメします。また、中途の場合、前職までの実績を加味して、給与が設定されることになりますが、交渉次第で変わってくるので、会社側からの提示額に不満があれば、納得がいくまで、話をするようにしてください。

 

中途半端に妥協すると、入社後、後悔することになるので、この点はよくよく注意してください。こういった交渉が苦手ということであれば、そこで諦めるのではなく、前述した転職エージェントに代行してもらうことをオススメします。彼らはプロなので、うまく話を進めてくれます。

 

必ずうまくいくとは限りませんが、交渉ベタな人が、無理に自分で進めるよりも、よほどうまくいく可能性が高いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

日本ゴアの人事評価制度

日本ゴアでは、360度評価を導入しており、多面的な人物評価を行っていますが、結果は非公開となっており、一部の責任者クラスの人間にしか、把握することが出来ないため、不満を感じている社員もいます。

 

ただし、直属の上司の評価が、最も大きな影響を与えることは間違いないため、日頃から、コミュニケーションを密接にとって、意思疎通を図っておくこと(上司の期待に応えるような仕事をすること)が重要です。

 

もちろん、これは上司の言いなりになるということではなく、自分の意見もしっかりと伝えて、仕事への取り組み方や、目的・目標に対する認識を共有しておくということです。自分が思うように仕事が出来る態勢を作るためにも、上司とのコミュニケーションは必要不可欠です。

 

成長環境について

日本ゴアは、社内教育に力を入れており、様々なプログラムが用意されています。主なものだけでも、プロジェクト別研修、リーダーシップ研修、カルチャー研修といったプログラムが、受講可能となっています。

 

そのなかで、会社として最も力を入れている研修は、カルチャー研修であり、実際の業務に必要な知識・スキルは、OJTで習得していくことになります。教育プログラムは、ビジネスマンとしての基礎体力を向上させること、人間力を高めることを目的としたものと捉えてください。

 

ただし、成長意欲の高い社員に対しては、積極的にバックアップする会社なので、業務に関連した外部研修を受講したり、セミナーに参加したりする時には、費用の一部、もしくは全額を補助してもらえます。

 

ワークライフバランスについて

日本ゴアは、週休2日の休日に、各種特別休暇を併せて、年間休日が130日以上と非常に多く、有給休暇も取りやすいため、ワークライフバランスは良好です。残業もほとんどないため、社員は、就業後に自己研鑽に励んだり、余暇を過ごしたりするなどして、充実した時間を送っています。

 

休日出勤に関しても、よほどの理由がない限り、求められることはないですし、仮に休日に出勤した場合には、振替休日を取得出来るようになっています。(取得率は100%です。)

 

女性の働きやすさについて

日本ゴアは、育児支援体制がしっかりしている会社であり、誰でも無条件で、産休・育休制度を利用することが出来ます。復職後、子供が小さなうちは、時短勤務を選択出来るようになっているので、無理なく、働けます。(こういったこともあり、勤続年数が長い女性社員が多いです。)

 

一方、日本ゴアは、女性社員の活用に力を入れているため、仕事の内容、キャリアパスに関して、男女差はありません。完全な実力主義の会社なので、自分の努力次第で、昇給・昇進を手にすることが出来ます。

 

ただし、これは裏返せば、成果に対するプレッシャーも男性・女性で変わらないので、厳しさがある環境とも言えます。

 

日本ゴアの転職先としての価値

ここまで、日本ゴアの就労環境について、様々な角度からお伝えしてきましたが、給与水準は高いですし、それでいて、残業はなし、休暇が多いという理想的な職場と言えます。転職を目指すだけの価値が、十分にある会社です。

 

実力主義の企業風土なので、結果を出せば、それに相応する見返りを貰えるのも、大きな魅力です。(やり甲斐がある会社だと思います。)

 

もちろん、誰にでも合う、完璧な会社というのは存在しないので、日本ゴアは自分には合わないという判断になる人もいるはずなので、このあたりは入念に確認して頂きたいのですが、いずれにしても、真剣に転職を検討して損はない会社なので、ぜひ一度考えてみてください。

 

日本ゴアの中途採用求人を扱っている転職エージェント

下記に、日本ゴアの中途採用求人の取り扱い頻度が高い転職エージェントをリストアップしていまますが、彼らは社内事情に精通しているので、自分一人では判断がつかないということであれば、彼らに相談することをオススメします。

 

客観的な視点でアドバイスしてくれます。なお、給与体系については、しばらくはこまめに変わる可能性が高いので、必ず確認しておいてください。

 

なお、エージェントは、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人を紹介してもらうのもアリです。もしかしたら、日本ゴア以上に、自分に合う会社が見つかるかもしれません。

 

転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件を満たす企業が存在するかどうか、探してくれるので、興味がある人は、ぜひ調べてもらってください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。