CBRE(シービーアールイー)の中途採用事情~年収、就業環境

CBRE(シービーアールイー)の中途採用事情~年収、就業環境、etc~

 

グローバルで350拠点以上のネットワークを有する世界最大の事業用不動産サービス企業、CBRE(以下:シービーアールイー)。1773年にロンドンにて設立されたRichard Ellisを発祥とする歴史の古い会社ですが、日本法人は1970年に生駒商事株式会社として設立されました。

 

それから40年以上が経ちますが、日本法人も順調に業績を伸ばしており、現在では9箇所に拠点を構える企業に成長しています。16万社超の取引実績を持ち、蓄積された物件データベースは国内60万件以上と、業界をリードするリーディングカンパニーとなっています。

 

シービーアールイーの中途採用事情

シービーアールイーでは、通年で中途採用を行っています。求人が発生した時には、その都度、公式サイト内の採用情報ページに掲載されることになるので、こまめにチェックするようにしてください。
http://apaccareers.cbre.com/careerJP

 

求人に応募する時には、会員登録後、サイト上から履歴書をアップロードすることになります。全ての処理をインターネットから出来るので、便利です。また、シービーアールイーは転職エージェントにも求人を出していますので、エージェント経由で応募することも可能です。

 

転職エージェントではプロのキャリアカウンセラーが応募書類の添削や面接対策など、採用プロセスを通過するためのアドバイスをしてくれるので、転職活動を効果的に進めることが出来ます。

 

また、給与などの条件交渉を代行してくれるので、直接応募するよりも、好条件で転職出来るケースが少なくありません。そのため、公式サイトから応募する前に、一度エージェントに話を聞いてみて、感触が良ければ、エージェント経由で応募することをオススメします。

 

このページの最後に、シービーアールイーへの転職支援実績がある代表的なエージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

中途採用者に求められること

当該領域における実務経験を有する即戦力の人材というのが、シービーアールイーが中途採用者に求める人物像となります。そのため、全てのポジションにおいて、同一業務・もしくは類似業務に携わってきた経験が必須となります。

 

また、ポジションによっては資格も必要となります。一例を挙げると、店舗賃貸仲介営業職に応募するためには、商業不動産、賃貸店舗仲介業務の経験があり、かつ宅地建物取引士の資格が必要となります。

 

英語力に関しては必須条件ではありませんが、スキルがあれば高く評価されますし、入社後の昇給や出世にも好影響を及ぼしますので、ビジネスレベル(TOEIC700以上)は身につけておきたいところです。

 

シービーアールイーの社員年収について

シービーアールイーの社員年収ですが、幾つか具体例を挙げると、下記のようになります。

 

シービーアールイーの社員年収

  • 入社10年目 コンサルティング 800万
  • ブローカレッジ 部長クラス 1000~1500万
  • プロパティマネジメント 800万
  • 31歳 営業 400万
  • 35歳 PRアシスタント 550万
  • 30歳 リーシング 450万
  • 40歳 鑑定部 課長クラス 900~1100万

 

総じて、同業他社と比較すると、ベース給与は高めです。中途採用の場合、年収は前職を参考にしたうえで、前職よりも高めの設定となる傾向があるので、同一職種・ポジションの新規採用者を上回ることが多いです。

 

そういった意味では、中途採用組のほうが優遇されている会社と言えます。ただし、入社後の昇給は殆ど期待出来ないため、中途採用で入社する場合、転職時における給与交渉が重要となります。この数字が、ずっと付いて回ることなるので、中途半端に妥協することは避けてください。

 

給与体系に関しては、マネジメント層は基本給+部門収益ベースのインセンティブ、営業は基本給+コミッションとなっています。コミッションには上限がないため、営業マンの年収は青天井であり、年収1億円以上を稼いでいる社員も存在します。

 

ただし、成績をあげられない社員は基本給のみとなりますし、成績が振るわない状態が数年続けば、リストラの対象となってしまうので、要注意です。このあたりは実績主義の外資のなかでも、特にシビアと考えてください。

 

なお、バックオフィスの一般社員に関しては、インセンティブ・コミッションはありませんが、年1回賞与が支給されています。福利厚生に関しては、職種に限らず、あまり期待出来ないと考えてください。交通費など、最低限のものが用意されている程度です。

 

就業環境、ワークライフバランスについて

シービーアールイーは、一人当たりの業務負担が重い会社ではありますが、勤務時間については、個人の裁量に任されているので、時間外労働を強制されることはありません。基本的に土日祝日は休みとなりますし、有休休暇も問題なく取得出来ます。

 

担当顧客、案件や部署によって、多少状況は異なりますが、個人の裁量が大きく、時間に融通が利くため、ワークライフバランスの調整はしやすいです。こなすべき仕事が終われば定時退社することも可能ですし、それで周囲と軋轢が生じるといったこともありません。

 

特に営業は業績さえ上げていれば、かなり自由なスケジュールで仕事を行うことができるため、時間外労働を抑え、定期的に長期休暇を取得している社員も珍しくありません。

 

その代わり、自分の担当業務を勤務時間内に完了させることが出来なければ、残業・休日出勤は当たり前となります。大目に見てもらえるようなことはないので、このあたりは非常に厳しいと考えてください。

 

成長環境について

シービーアールイーは外資企業としては珍しく、社員の育成に力を入れている会社です。資格取得支援制度や各種研修が豊富なため、望めばいくらでもスキルアップが図れる環境です。

 

また、キャリアパスに関しても、希望を伝えておけば考慮してもらえます。社内留学制度もありますし、シービーアールイーの海外拠点への転勤を目指すことも出来るので、海外勤務も含めて、自らのキャリアを積極的に構築していくことが可能です。

 

転職先としてのシービーアールイーの価値

シービーアールイーは給与面での待遇が、業界内でもトップクラスの優良企業です。自分次第でワークライフバランスの調整も問題なく出来るため、全体的に社員満足度の高い企業であり、転職を目指すだけの価値がある会社と言えます。

 

ただし、激務、社員に対する要求度が高いなど、大変な面もあるので、プラス面とマイナス面を比較したうえで、冷静に判断するようにしてください。

 

先ほども触れたように、シービーアールイーには転職エージェント経由でも応募出来ますが、エージェントは社内事情にも精通しているので、自分にとって最良な転職先なのかどうか、相談してみるのもアリです。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

シービーアールイーへの転職を相談する時に最適な転職エージェント


いずれも外資企業とのコネクションが強いエージェントです。金融業界にも精通しているので、日系・外資を問わず、同業他社と比較する形で、シービーアールイーの実情について話を聞くことも可能です。

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足
このところ、JACは現職者の転職支援に力を入れており、離職中の人の場合、よほどの経験・スキルがないと、有望な求人を紹介してもらうのは難しくなっています。

 

(経験・スキルの定義が難しいのですが、前職の給与が年収600万を超えるぐらいであれば、まず大丈夫です。)

 

この条件に当てはまらない人は、上記でも触れているリクルートエージェント、もしくはマイナビエージェントといった転職会社のほうがオススメです。

 

 

特に、マイナビは若手層の転職支援に力を入れているので、35歳ぐらいまでの人であれば、職歴などを問わず、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。

 

(この年代のビジネスマンであれば、経歴不問で募集をかけている企業の求人を多数扱っており、そのなかには大手も含まれているので、なかなか悪くないです。)