インドネシア勤務の会計士求人

インドネシアは、世界第4位の人口を誇る巨大市場であり、かつ近年では経済発展のペースが著しく、現地に進出する日系企業は急増しています。特に、製造、流通・小売、サービス、飲食といった業種の企業に、その傾向が強く、中国に変わる市場として、最重視している会社も多いです。

 

インドネシア勤務の会計士求人

 

こういった状況を反映して、現地に駐在する人材を募集する求人も増えています。会計士絡みでいえば、現地子会社の経理・財務を管理するマネージャーを募集する求人、日系企業の海外進出支援業務、会計・税務・監査のアドバイザリー業務を展開するコンサルティング会社、会計事務所からのコンサルタント募集案件が存在します。

 

日本採用となり、現地に赴任することになるいわゆる海外勤務案件もあれば、現地採用となる求人もあり、選択肢は豊富です。下記に、こういった求人の取り扱いに力をいれている転職会社をリストアップしていますので、詳細については、直接問い合わせてみてください。

 

なお、日本採用・現地赴任という形のほうが、給与条件は圧倒的に良くなっています。入社後も、重要度の高い業務を任される傾向が強いので、せっかく転職を目指すなのであれば、こちらの海外勤務案件を狙うことをオススメします。

 

(念のために、現地採用の求人情報を公開している転職会社もリストアップしておきますので、募集要項を見比べてみてください。)

 

リクルートエージェント

9万件以上の求人案件を保有する国内最大手転職エージェント。海外勤務案件の取り扱いに力をいれており、インドネシア駐在関連の求人についても、多数保有しています。現地に進出するメーカーや流通小売企業、及び、こういった企業を支援する大手会計事務所・コンサルティング会社からの求人が中心です。

 

前者は、決算、資金管理、管理会計、監査・税務対応、経理・内部統制管理といった業務内容の案件、後者は現地進出支援(市場調査、デューディリジェンス、M&A)、記帳・税務サポート、企業評価、監査支援サポートといった業務内容の案件となります。

 

また、前者に関しては、人事、労務、総務を含むインドネシア子会社の管理部門全般をマネジメントする統括マネージャーとしての採用となる求人も出ています。

 

実務経験豊富なベテランを募集する求人から、経験不問として未経験者の応募を受け付けている求人まで、応募条件は多岐に渡ります。会計分野の実務経験がない人にもチャンスがあるので、要チェックです。

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)

 

マイナビ会計士

会計分野専門の転職エージェント。インドネシアに事業拠点を持つ民間企業やコンサルティング会社、会計事務所、税理士法人、監査法人からの求人を常時扱っています。

 

日本国内勤務で、定期的にインドネシアに出張するというパターンの求人が多いのですが、現地に駐在する人材を募集する海外勤務案件が出ていることもあるので、要チェックです。公認会計士の資格保有を必須とする求人だけでなく、科目合格者でも応募可能とする求人が存在するのが、特徴です。

 

ジャスネットキャリア

会計・税務・経理・財務分野専門の人材紹介会社。インドネシアに事業拠点を持つ日系企業に対する支援業務を展開する大手会計事務所、コンサルティングファームからの現地駐在員募集案件を扱っています。

 

会計事務所からの求人に関しては、会計分野に関する実務経験や海外勤務経験を有する人材が募集されているケースが多いのですが、コンサルティングファームからの求人に関しては、業務遂行に必要な会計・税務分野の知識を有していれば、実務経験・海外経験は不問とされるケースが多いので、未経験者でも応募可能です。

 

また、実務経験以外では、ビジネスレベルの英語力、もしくは日常会話レベルのインドネシア語を身につけている人材が好ましいとされているので、どちらかの言語が出来ると、採用される可能性が高くなります。

 

ビズリーチ

ビズリーチは最後まで職務経歴書を記入しないと、求人案件を紹介してもらえません。登録作業は数分で済むので、最後までキチンと入力しておきましょう。僅か数分で有力な転職先がみつかるどうかが大きく違ってきます。特に現在の年収が750万円を超える人の場合、より好条件の求人を同時に複数紹介してもらえる可能性が大です。

 

年収1000万円以上のハイクラス求人専門の転職エージェント。会計士の資格が活きる求人としては、インドネシアに進出する日系企業からの経理財務マネージャー募集案件を扱っています。現地に赴任して、子会社の経理財務部門を統括することになります。

 

具体的な業務内容としては、単体決算・連結決算、会計情報を使った資料作成・情報発信、各種税務申告、国際税務対応、決算短信・有価証券報告者作成といったものとなります。

 

応募条件としては、上場企業における経理・税務実務経験を有すること、及び国際税務に精通していることの二点が要求されるというのが、標準的なケースであり、ハードルは高くなっています。

 

また、これは国内勤務となりますが、インドネシアやベトナム、カンボジアといったアジア新興国の経理財務業務を統括する海外事業担当マネージャーといったポジションの求人もビズリーチは押さえているので、興味がある人は要問い合わせです。

 

RGFエージェント

アジア各国における現地採用案件を扱う人材サービス会社。上記で挙げたリクルートエージェントの同グループ会社となり、リクルートエージェントが国内採用の求人を扱うのに対して、RGFはインドネシア採用の求人を扱うという違いがあります。

 

会計税務コンサルタントや管理部門のマネージャーを募集する求人が中心となります。給与は米ドルで3000~4000というのが、最も一般的なラインとなっており、日本採用の海外勤務案件と比較すると、かなり低くなります。

 

ただし、なかには、月給1万ドルを超える求人も存在するので、細かくチェックしてみてください。応募条件に関しては、個々に違いがありますが、インドネシア人スタッフの管理・指導業務を担うことが多いため、大半の求人において、インドネシア語のスキルが重視されています。

 

カモメ転職

中国を中心として、アジア各国の現地採用求人が多数掲載されている情報サイト。インドネシアにおける求人で、会計・税務関連の案件も見つかるので要チェックです。会計分野での実務経験があること、インドネシア在住経験があることを応募条件とする求人が大半です。

 

給与は現地通貨(インドネシアルピー)での支給となり、日本円換算で、月給20~40万円となる求人が多いです。待遇面では、自宅から会社までの送迎付き、業務では運転手付きの社用車を利用可といった求人が少なくありません。

 

ビザ取得のサポートも受けられるので、今現在、就労ビザを持っていない人も、気になる求人があったら、問い合わせてみることをオススメします。