働くことに意味を感じられない時には、どうする?

 

『なぜ、働かなければいけないのか? 仕事なんてしたくない』

 

もし、私がこんな質問をされたのであれば、こう答えます

 

働くことに価値を感じられないのであれば、働かなければいい

 

働かないなんてとんでもない!と目くじらを立てる人が多いかもしれませんが、働きたくないというのが本心であれば、働かないという選択をするのも、合理性のある判断だと思います。

 

『働きたくない』は本心?

ただし、ここで重要なことが一つあります。それは、『働きたくない』というのは、本当に、あなたの本音なのか?ということです。

 

仕事というのは大変で、嫌なことです。仕事が楽しいという人もいますが、それは、仕事=やらなければいけないという前提にたって、そのなかで、強いていえば、今の仕事が楽しいという意味で、やらなくて済むのであれば、それがいいというのが、本音ではないでしょうか。

 

なかには、本当に仕事が好きで、何よりも優先するという人もいますが、そんな人は少数派です。大半の人は、辛いけど、我慢して働いているわけです。

 

ですから、あなたが『働きたくない』と思うのは、普通のことです。

 

でも、ここで考えてほしいのは、世の中には、本当は働きたくないけど、でも我慢して働いている人と、働きたくないから働かない人がいるということです。

 

この違いは、なんなのでしょうか?

 

補足

ここまで読んできて、『働かなくていいと言いながら、結局は働きなさいと説教しようとしているのではないの?』と疑っている人もいるかもしれませんが、安心してください。

 

『働くことに価値を感じられないのであれば、働かなければいい』は、この記事の根本的なスタンスで、全ての話は、ここを土台しています。

 

話の流れで、働かなければいけないというニュアンスを感じてしまうことがあるかもしれませんが、それは、私の文章力が下手なせいです。そんな趣旨は一切ないので、誤解しないようにしてください。

 

私が働く理由

最も分かりやすい例として、私自身のことをお話します。

 

私は、どちらかといえば、仕事を楽しめているほうの人間ですが、でも、本音では嫌です。先日(2019年GW)の10連休の時にも、しっかり10日間、休んでいました。

 

休みに入る前は、10日間というのは長いので、1日ぐらいは働こうかとも思っていたのですが、休みに入ったら、すっかり、そんな気は吹っ飛びました。

 

仕事とは無縁の状態でしたし、GWが終わった時には、もう少し休んでもいいなと、普通に感じました。

 

そんなナマケモノの私ですが、それでも休みが終われば働くのは、働くことに意義を感じているからです。

 

そして、その意義というのは、きわめて単純な話で、お金を稼げるからです。逆に言えば、お金をもらえなかったら、絶対に仕事はしません

 

仕事にやりがいを感じる?と言われれば、感じると答えますし、仕事は楽しい?と言われれば、楽しい時もあると答えますが、でも、お金が入ってこなければ、その瞬間に辞めると思います。

 

やりがい、好きというのは、その程度でのやりがい・好きです。

 

でも、お金を稼ぐというのは、私にとっては、嫌、辛い、ツマラナイ、しんどいといったマイナスの感情を全てに打ち勝つぐらい重要なので、働き続けることができています。

 

当たり前のことを考えてみる

仕事をする理由として、お金を稼ぐというのは、陳腐でつまらない話ですが、でも私にとっては、やっぱり重要です。

 

お金がなければ、食べていくことができません。私には大切な家族がいますが、私が働かなかったら、みんな路頭に迷ってしまいます。

 

つまり、生きるために働くということです。

 

生活保護を受けるとか、親や親戚から援助してもらうなど、お金がなくても対処できるかもしれませんが、こんな状態になるのは、精神的に苦痛で嫌なので、それであれば、面倒でも働きます。

 

ここでも、誤解してほしくないのですが、生活保護を受けたり、誰かに頼ることがいけないと言っているわけではありません。

 

やむを得ない理由があって、仕事ができず、自分で収入源を確保できない時に、第三者から支援してもらうのは、当たり前の権利です。(こういったことができるのが、豊かな社会だと思います。)

 

お伝えしたいのは、当たり前のことが、働こうというモチベーションを生み出す動力源になるということ、そして、働く意欲が湧かないというのは、実は、こういった当たり前のことを忘れてしまっているからではないかということです。

 

だから、働くことの意義が分からないと悩んでいるのであれば、あらためて、当たり前のことを考えてみてはいかがでしょうか?

 

当たり前のことを考えることで、見えてくるもの

ちなみに、こうやってシンプルに考えると、今までと違った視点が出てくるかもしれません。

 

それは、『これぐらいだったら働いていいかも』という、条件付きの考えです。

 

ちょっと、わかりにくいので具体的な数字を挙げて考えてみます。仮に、あなたが正社員で働いていて、20万円の月収を得ているとします。

 

今、一番やりたいのは、絵を描くことだけど、仕事が忙しくて、なかなか時間がとれない。お金は、月10万円も稼げれば十分なので、だったら、会社を辞めて、しばらくバイトしながら、絵を描こう。

 

こんな感じですが、こうやってバイトを選択した後には、働くことに意味を感じないという考えはなくなっているはずです。必要なお金を稼ぐという目的がしっかりしているからです。

 

そして、これは、働くことの大変さと意義が、あなたのなかでバランスが取れている証拠でもあります。メリットとデメリットと言い換えてもいいでしょう。

 

色々なデメリットがあるけれども、それに見合うだけのメリットがあると思えれば、人は働き続けられます。

 

あなたが、働く気になれないとすれば、それは、働くことで得られるメリットが、デメリットを下回っている可能性があります。

 

『どうすれば、働くことに納得できるか?』という視点で、自分自身の働き方について、考えてみると、理想像が見えてくるかもしれないので、こんな問いも、自分に投げかけてみてください。

 

働くことのメリットが何もない時には?

本気で考えてみたけど、やっぱり、働くことに価値を感じなかった・・・

 

こんな結論になる人もいるかもしれません。たとえば、最も分かりやすい理由のお金で言うと、実家に住んでいて、親に生活費を出してもらえるので、わざわざ自分で稼ぐ必要はないといったことですね。

 

これまで貯めてきた貯金で、2年ぐらいはなんとかなるので、その間は、働かなくてもいいかなと感じているなんて人もいるかもしれません。

 

これって、世間一般的に見れば、甘えとか堕落とか言われるかもしれませんが、あなたが本気で、そう思っているのであれば、周囲の声など気にする必要はありません。

 

この時には、働かないという結論でいいと思います。長い人生、たまにはこんな瞬間があっても、いいのではないでしょうか。

 

仕事の重要性は、頭に入れておく

ただし!!

 

仕事をしない時にも、仕事の重要性については、定期的に考えるようにしてください。生活する手段として極めて重要ですし、やり甲斐にもなるかもしれません。働いていると、ふと『人から必要とされている』という感覚を覚えることもありますが、この感覚も良いものです。

 

その一方で、仕事から離れていると、働くチャンスというのは狭まってきます。20代前半ぐらいであれば、問題ありませんが、30代にもなると、正社員に復帰するのは、かなり難しいです。

 

40代となったら、コンビニや警備員のバイトぐらいしか、働けるところはないかもしれません。(外国人受け入れが本格化すると、それすらも難しくなるかもしれません。)

 

これは脅しではなく、現実です。

 

このページでお伝えしている、『働きたくなければ、働かなくていい』という話は、こういったリスクがあることを踏まえてのことです。

 

リスクを理解したうえで、それでも、働かないという選択をするのであれば、それだけの覚悟を持っての決断ということになるので、その意志は尊重する価値があるという意味で、こんな話をしています。

 

その決断には、あなたにとって大きな意味があるはずなので、大切にしてください。

 

でも、これが現実を見ずに、自分の都合の良いふうに考えるのは、ちょっと違いますし、その場の感覚で決めてしまうと、将来、後悔することになりかねないということを、お伝えしておきます。

 

ここまで読んで頂いたあなたにはお分かりだと思いますが、『働かなくていい』というのは、決して甘やかしではないですし、ふわふわした話でもありません。もの凄く重い決断です。

 

ここを踏まえたうえで、考えてみてください。

 

危機感とやる気の関連性

どんな人でも、危機感を覚えると、やる気が出てきます。それどころか、やる気がどうとか悩む前に、体が勝手に動くものです。

 

逆に言えば、意欲が湧かないというのは、危機感がない証拠でもあり、こんな時には、危機感を思い出すというのも、自分を動かすキッカケとなります。

 

そして、生きていくというのは、けっこう大変なことなので、その事実に向き合うというだけでも、気持ちが違ってくるはずです。

 

何よりも不幸なのは、その危機を見過ごしたうえで、決断することなので、くれぐれも注意してください。