ジェンパクトコンサルティングの中途採用事情

ジェンパクトコンサルティングの中途採用事情

 

世界的なBPO大手、ジェンパクトグループに所属する経営コンサルティング会社、ジェンパクトコンサルティング。米国のコンサルティング会社「ヘッドストロング」を、2012年にジェンパクトが統合することで生まれた会社であり、2014年から、現在の社名に、名称が変更されています。

 

クライアントの事業価値向上と、財務パフォーマンス向上の実現を目的とした、企業戦略策定支援、及び、企業改革支援、エンタープライズトランスフォーメーション支援を主な事業内容としている、経営層のためのコンサルティングファームです。

 

人材登用に関しては、常時募集がかかっているわけではないので、ジェンパクトコンサルティングへの転職のチャンスは限られていますが、一応、今現在においても、少ないながらも中途の求人が出てくることがあるので、こまめに求人情報をチェックすることをオススメします。

 

このページでは、ジェンパクトコンサルティングの中途採用求人の傾向、及び、勤務する社員の年収・給与水準、社内の就労環境などについてまとめていますので、転職活動の際に、参考にしてください。

 

ジェンパクトコンサルティングの中途採用求人の傾向

これまでの中途採用求人の募集実績としては、コンサルタント、マネージャー、セールスサポートといった職種を中心に、求人が発生しています。

 

コンサルタントについては、戦略コンサルティング、経営管理コンサルティング、ITコンサルティング、事業トランスフォーメーションサービスといった領域が、対象となります。

 

ただし、繰り返しになりますが、現状においては、中途採用求人の発生頻度は、かなり少ないので、気になる求人が見つかったら、問い合わせるなり、応募するなり、すぐに行動に移すことをオススメします。

 

なお、中途に関しては、ジェンパクトコンサルティングは、即戦力の人材を確保するという目的で、募集をかけるケースが多いので、該当業務に精通している人でないと、採用される可能性は低いでしょう。

 

求人情報の入手方法

ジェンパクトコンサルティングは、自社サイト内において、採用情報を掲載することは、殆どありません。募集をかける場合、転職会社を経由して告知するのが、一般的です。

 

このページの最後に、ジェンパクトコンサルティングの中途採用求人の取り扱い実績がある、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、そちらに問い合わせるようにしてください。

 

ちなみに、転職会社は、コンサルティング業界にかかわらず、様々な業種の企業の求人情報を扱っているので、ジャンパクトコンサルティング以外の求人のことについても、教えてもらうことが可能です。

 

(転職先に希望する条件を伝えて、それらの条件を満たす企業を紹介してもらうといったことも可能です。)

 

ジェンパクトコンサルティングにこだわっていると、いつ、転職のチャンスが出てくるか分からないので、ぜひ、他社の求人情報についても、併せて聞いてみてください。

 

ジェンパクトコンサルティングの年収について

ジェンパクトコンサルティングに勤務する社員の給与水準ですが、幾つか具体的な年収事例を挙げると、以下のようになります。

 

ジェンパクトコンサルティングの社員年収

  • セールスサポート 36歳 年収1600万円
  • 営業 マネージャー 37歳 年収1200万円
  • ビジネスコンサルタント 28歳 年収1000万円
  • ビジネスコンサルタント 30歳 年収700万円
  • ビジネスコンサルタント 37歳 年収800万円
  • 経理 36歳 年収650万円

 

ジェンパクトコンサルティングは、年俸制となっており、年俸を12で割ったものが毎月支払われるという給与体系になっています。

 

元々、給与水準が高いコンサルティング業界のなかにおいても、ジェンパクトコンサルティングの給与は高めに設定されており、大手コンサルティング会社と比較しても、約20%程度はプラスとなっています。

 

年俸制のため、通常の賞与といったものはありませんが、年1回、インセンティブボーナスが支払われています。このボーナスは、会社の業績と個人のパフォーマンスに連動して支払われるようになっており、金額としては、年俸のおよそ10~15%といったところです。

 

昇給は年2回あり、個人評価に合わせて、昇給額が決まります。良い評価を受ければ、それに比例して、昇給額も上がるので、やり甲斐があります。

 

ただし、福利厚生については、基本的な社会保険は完備されているものの、それ以外の手当といったものは、全く用意されていないため、給与を他社と比較する時には、この点を加味して考えるようにしてください。

 

ちなみに、ジェンパクトコンサルティングは、残業が多い会社ですが、残業代については、働いた分が、実費で支払われており、サービス残業はないので、その点は安心です。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用で入社する時には、前職までの経歴・実績を考慮して、基本給を算出することになりますが、ここは交渉次第でもあり、交渉の結果によって、金額が大きく変わってきます。

 

そのため、会社側からの提示額に不満がある時には、そのまま受け入れるのではなく、自分の希望条件を伝えて、しっかり話し合うようにしてください。

 

こういった条件交渉の経験がないので、どう進めていいのか分からないということであれば、前述した転職会社に、交渉の代行を依頼してください。彼らは転職のプロなので、この手の交渉に長けており、しこりが残らない形で、うまく話を進めてくれます。

 

実際に条件アップに成功するケースが多々あるので、苦手な人の場合、無理に自分で何とかしようとするよりも、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

ジェンパクトコンサルティングの評価制度について

ジェンパクトコンサルティングでは、半期に1度、人事評価が行なわれ、実績を認められれば、そのタイミングで昇格します。

 

とはいえ、具体的な評価内容については、仕事がら、どうしても明確な数値目標を立てることが難しいこともあり、判断基準が不明瞭になってしまっているのが、実情です。

 

毎年、必ず個人目標が設定されていますが、どちらかと言えば、そういった目標の達成度合いや実績よりも、上長の一存で決まるといった傾向が大きく、その時々の状況に応じて、どういったことが重視されるのか、評価のポイントが変わることも多いです。

 

そのため、ジェンパクトコンサルティングで高い評価を受けようと思ったら、真面目に仕事に取り組むことは、もちろんのこと、日頃から上司とコミュニケーションを取って、期待される役割を把握したうえで、その役割を果たすことが、重要です。

 

もちろん、任されたプロジェクトで実績を残すことも大切ではありますが、プロジェクトの内容によって、評価されやすい・されにくいといったことがあるため、どのプロジェクトを任されるかといった運の要素も、少なからず影響してくると言えます。

 

なお、ジェンパクトコンサルティングは、それほど大きな規模の会社ではないのですが、その規模と比較すると、マネジメントポジションに就いている人は多く、空きがありません。

 

そのため、ジェンパクトコンサルティングにおいて、マネジメント層への昇進を狙うのは、決して容易なことではないので、キャリアアップを狙っている人は、不利な状況にあるということを、頭に入れておいてください。

 

ジェンパクトコンサルティングの成長環境・キャリア開発について

ジェンパクトコンサルティングでは、会社全体としての基礎的な研修やトレーニングといったものはほとんどなく、仕事に必要なことは、業務をこなしながら、実践のなかで覚えていくことになります。

 

上司や先輩から、手取り足取り教えてもらえるといったこともないので、自ら積極的に学ぶ姿勢が必要不可欠です。

 

その反面、大手であれば年次的に決して任せてもらえないような、重要な仕事・役割を任せてもらえるので、仕事のやりがいがありますし、色々なことを学ぶ機会ともなるので、成長するチャンスは豊富にあるといえます。

 

ジェンパクトコンサルティングは、社員数こそ少ない会社ですが、能力の高い人間が集まっているので、優秀な人達と一緒に働くことで、得られることも多いです。

 

自分から手を上げれば、大きなことにもチャレンジさせてもらえるので、自分次第でいくらでも成長出来る職場と言えます。

 

とはいえ、これは、どのコンサルティング会社にも言えることですが、どのようなプロジェクトを誰とやるのか、また、良い上司に恵まれるかといったことで、成長スピードは大きく変わってくるので、このあたりは、個人差が生じてくるのが実情です。

 

(出来るだけ、自分から動いて、成長出来る環境を整えるようにしてください。)

 

ワークライフバランスについて

ジェンパクトコンサルティングの就労環境ですが、チームやプロジェクト、また、上司によって、状況が異なる部分もありますが、基本的には、ハードワークな職場と考えてください。

 

仕事がら、やむを得ないところはありますが、プロジェクト期間中は常に忙しく、プライベートの時間はほとんど確保出来ないといった状況も普通に起こるので、こういった時期においては、ワークライフバランスは、まず期待出来ません。

 

(プロジェクトによっては、繁忙期には、休日出勤も含めて、残業時間が週100時間になることもあります。)

 

ただし、常にそういった状況にあるということではなく、プロジェクトが終われば、長期でまとまった休みを取れるようになっています。

 

オンとオフのメリハリを付けられるので、そういった意味では、働きやすい会社とも言えます。(ハードワークだけど、プライベートも充実させながら働いている人が多いです。)

 

なお、部署によっては、フレックスタイム制が導入されており、その場合は、個人の裁量で勤務時間を決められますし、仕事に支障が無い限り、幾らでも有給休暇を取ることが出来るので、自由度が高い働き方が出来ます。

 

女性の働きやすさについて

ジェンパクトコンサルティングでは、待遇面において、男女差というものは、一切ありません。男女関係なく、プロジェクトを担当することになりますし、仕事で認められれば、男性と同様に評価され、ポジションを挙げることが出来るので、やりがいを持って働けます。

 

ただし、差別がない分、女性だからといって優遇されることもないので、男性と同様に働かなければいけませんが、ジェンパクトコンサルティングは、ハードワークの職場なので、体力的にキツイ部分はあります。

 

プロジェクトによっては、残業や休日出勤が続くことになるので、未婚であればともかく、家庭と仕事を両立させていくのは大変です。(特に、小さな子供がいる場合だと、尚更であり、家族のサポートがないと、まず無理です。)

 

また、育児支援体制については、ジェンパクトコンサルティングは、そもそも女性社員の比率が低いこともあり、子供を育てながら働ける環境が整っているとは言えません。

 

産休・育休制度はあるものの、実際に取得した後、復職してから長く働き続けている人は、それほど多くはないのが、実情です。

 

ジェンパクトコンサルティングの転職先としての価値

ジェンパクトコンサルティングは、一般的なコンサルティング会社と比較しても、給与水準が高く、福利厚生が、それほど充実したものではないということを加味しても、待遇面においては、まず満足出来る会社なので、転職先として検討する価値が、十分にあると言えます。

 

大手と比べて、それほど社員が多くないことから、入社直後から、重要プロジェクトを担当することが出来るので、仕事のやりがいがありますし、自分自身を速いスピードで成長させられるので、成長意欲が高い人にも、オススメの会社です。

 

ただし、業務量は多く、担当するプロジェクトによっては、夜遅くまで、会社に残って、仕事することになりますし、土日出勤も必須となるなど、ハードワークが避けられないので、そこを受け入れられる人でないと、この会社で働くのは、難しいでしょう。

 

(プライベートの時間は持てないということを、覚悟しておいたほうがいいです。)

 

特に女性の場合、男性と同等の立場で働けるので、そこはやり甲斐が持てる反面、家庭との両立(特に育児との両立)を考えるうえでは、家族のサポートが必要となってくるので、ここも考慮してください。

 

このように、ジェンパクトコンサルティングは、良い意味でも悪い意味でも、向き不向きがハッキリ分かれる会社なので、自分にとってどうなのか、自分との相性を冷静に見極めたうえで、転職の判断を下すことをオススメします。

ジェンパクトコンサルティングの中途採用求人を扱う転職会社

最後に、ジェンパクトコンサルティングの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うようであれば、相談してみるのもアリです。プロの視点で、分析してくれるので、参考になります。

 

また、他社の求人を紹介してもらって、比較してみるのもオススメです。比較することで、ジェンパクトコンサルティングの価値が、より明確になりますし、もしかしたら、ジェンパクトコンサルティング以上に、魅力を感じる会社と出会えるかもしれません。

 

転職先を探す際に、候補が多いに越したことはないですし、他社のことについて聞いてみて、損することもないので、ぜひ、話をしてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。