海外駐在の求人

今の仕事に満足していない。もっと収入の良い仕事、やりがいのある仕事に転職したい。でも、中途採用で希望通りの仕事に就けるほど、スキルや経験があるわけではない・・・

 

そんな人にとって、海外駐在(海外赴任)というのは、一発逆転のチャンスです。海外赴任を受け入れてくれる人材は、今は引く手あまたです。

 

海外駐在の求人

 

『英語は出来るけど、海外に住んだ経験は留学も含めて無し。業務経験もなし』といった人でも採用する日系企業が増えてきてます。

 

外資系企業に関しては、さらに条件が甘く『英語が出来ない人でもOK』という求人が発生しています。

 

海外駐在の求人が売り手市場な理由

 

普通に考えれば、海外勤務となれば、より高いレベルでの実力が求められるはずですが、逆にハードルが下がっているのが実情です。なぜ、こんなことが起きているのでしょうか?

 

理由は需要と供給のミスマッチという、極めて単純なことです。

 

海外駐在(赴任)の求人案件は、ここ数年、前年の30%増し、50%増しといったペースで急激に増えています。特にアジア地域への赴任を予定している求人が多くなっています。

 

日本国内では、成長が見込めないということで、経済成長が目覚ましいアジア地域に進出している企業が増えているためですが、そのペースと比較すると、海外駐在員の数が圧倒的に不足しています。

 

しかも、企業が求める海外経験があり、現地のことに精通している人材は、企業間の獲得競争が激しくなっており、なかなか採用することが出来ません。

 

それで、即戦力の人材は諦め、ポテンシャル採用に踏みきる企業が増えているというわけです。

 

転職市場での人材価値

 

海外赴任の求人に関して、企業は採用にする人材について、下記のような優先順位を持っています。

 

  1. 海外赴任経験者(赴任先国での駐在経験があればベスト)
  2. 実務経験が豊富な海外赴任未経験者
  3. 留学を含む海外生活経験者
  4. 語学が出来る人材
  5. やる気がある人材(語学はそれほど出来なくてもOK)

 

数年前までは、実際に採用されるのは2の段階までの人材でしたが、今はそれでは人手不足ということで、どんどんハードルが下がってきており、ついには5の段階まできてしまっているといった状況です。

 

尚、2に関してはエンジニアや技術者、研究者といったコミュニケーションスキルよりも、高い専門性が求められる職種に関して、その傾向が強くなっています。

 

これも、少し前までは海外経験が採用時に重要な要素となっていましたが、今は全くといっていいほど問われなくなっています。

 

それどころか、業務や一般生活に支障がないように専属通訳を用意する企業すら出てきています。年齢も問われず、50代、60代の人が好条件で採用されています。

価値の高い人材になるチャンス

 

ここで勘の良い人は気付いたと思います。

 

企業からとって理想となる海外赴任経験者が不足している

未経験者でも採用される

一度、採用されて赴任すれば、今度は経験者になれる

 

未経験者でも数年で企業から求められる人材に早変わりするチャンスが転がっているということです。こういった恵まれた状況は滅多にありません。経験者が優遇される一方、未経験者には働く機会すら与えられないというのが現在のビジネスの流れです。

 

それが、海外駐在という条件を入れるだけで、一気にチャンスが広がるというわけです。まさに千載一遇のチャンスであり、活かさない手はないでしょう。

 

ちなみに、転職先が日系企業と外資系企業によって、その後のキャリアが大きく変わってきます。日系企業の場合、海外赴任終了後、その企業の日本本社・支社で働ける可能性がありますが、外資系企業の場合、赴任終了と同時に、雇用契約も終わる可能性が大です。

 

ただし、その分、外資系企業の海外駐在員の年収は日系企業と比較にならないくらい高めになることが珍しくないので、割り切って考えれば、外資のほうがいいということになるかもしれません。

 

このあたりは将来のキャリアプランによって変わってくるので、一度じっくり考えてみることです。

 

海外駐在の求人に強い転職エージェントに相談してみること

 

こういった将来のキャリアプランというのは、ビジネスマンとしての人生を左右する重要事であり、それこそ、この先数十年のことを入念に考えてまとめあげる必要がありますが、自分一人で実行するのは大変です。

 

たとえ、自分のことであったとしても、先々のことまでプランを固めるのは簡単なことではないですし(自分のことだからこそ、より一層難しかったりもします)、転職市場の動向や、少し大げさな言い方をすれば、今後の日本経済・世界経済の動向を見据えたうえで考えなければ、ピントがずれた計画になってしまうだけです。

 

これでは、せっかく考えたことが身にならないどころか、誤った方向に進むことになり、結果的にマイナスになってしまう可能性が大です。

 

こういったリスクを避けるために、転職エージェントの力を借りることをオススメします。彼らは転職のプロなので、適切なアドバイスをしてくれます。仮に、今現在のあなたに海外駐在の求人にパスする可能性が無かったとしても、では今後、その可能性を高めるために、どんなことをすればいいのかということを教えてくれます。

 

転職する時には、いずれにしてもエージェントから求人を紹介したもらうことになるはずなので、そうであれば、今のうちから関係を構築して、アドバイスを受けながら二人三脚で進めたほうが、より確実です。

 

下記にもリストアップしていますが、ビズリーチJACリクルートメントリクルートエージェントクライス&カンパニーといったエージェントであれば、海外駐在案件に強いので、末永く相談するパートナーとしてオススメです。是非、一度求職者登録をして、話をしてみてください。

 

エージェントと言えども、絶対的に正しい正解を出せるとは限りません。そのため、幾らでもプロでも依存するのは危険です。複数のエージェントから同時に話を聞いて、アドバイスを受けるようにしてください。

 

こうやって、アドバイザーの数が増えれば増えるほど、多角的に情報を集まってくるようになるので、それらを比較検討することによって、自分自身にとって最も適切なプランをまとめることが出来るようになります。最終的にはあなた自身で決めることなので、その点は忘れないようにしてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足

このところ、JACは海外向けのビジネス経験・海外勤務経験がない人材に対しては、有望な求人を紹介出来ないようになっています。(海外ビジネス経験者を募集する求人の取り扱いにシフトしているためです。)

 

そのため、海外経験がないという人の場合、後にも触れているリクルートエージェント、もしくはマイナビエージェントといった転職会社のほうがオススメです。

 

 

特に、マイナビは若手層の転職支援に力を入れているので、35歳ぐらいまでの人であれば、職歴などを問わず、採用するという企業からの求人を多数保有しています。

 

海外駐在案件に関しても、本人の意欲が高ければ、それで良しとする企業が少なくないので、未経験という人にもチャンスがあります。(そのかわり、本気度については、厳しく見極められるので、注意してください。)