外資企業の体験談

当サイト管理人の妻は20代後半の時に外資系企業に転職して、それ以来、ずっと外資で働いています。その間、転職したのは1回だけですが、転職の経緯がユニークなので彼女の体験談をまとめてみます。

 

外資企業の体験談

 

管理人も数年間だけですが、外資企業で働いていたことがあるので、私自身の体験談も、下記のページにまとめてあります。合わせて参考にして頂ければと思います。

 

  • 当サイト管理人の外資系企業体験談 その1:製薬メーカー
  • 当サイト管理人の外資系企業体験談 その2:自動車部品メーカー
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    日系企業から外資企業への転職

    妻は大学卒業後、日系企業に就職しました。メディア関係の仕事で面白かったけど、激務で体が持たないということで、数年勤務した後、転職を考えるようになったそうです。

     

    その時、たまたま友人が外資の税理士法人で働いており、興味を持って同じような仕事を探していたら、これもたまたま外資の大手事務所で未経験者でも応募出来るエントリーレベルの案件があり、面接を受けたら採用されたというのが外資で働くことになったキッカケです。

     

    偶然の結果と言えますが、外資で未経験者が採用される案件が存在して、自分が職探しをしていた時に見つかったというのは、本当に幸運だったのではと思います。

     

    ちなみに、その仕事というのは、在日外国人の所得税申告をフォローするというかなり特殊な仕事です。

     

    外資企業の日本オフィスで働く外国人は、日本で所得税の申告をしなければいけませんが、外国人ですから当然、日本の税法や申告の手順には不慣れです。そのためサポート役が必要ということで、その事務所が請け負っていたそうなのですが、個人の申告ですから、それほど税務の知識が必要なわけではありません。

     

    (確定申告の経験がある人であれば分かると思いますが、素人でも何とかなるレベルです。)

     

    だから、未経験者でもOKというわけです。その反面、外国人のサポートなので、英語は出来なければダメということで、語学に堪能であることは求められます。彼女はアメリカ留学の経験があり、英語は話せたので、そこはクリアしていました。

     

    かつ、USCPAの勉強をしていて、多少なりとも会計や経理、税務といったことに予備知識があったので、そこがうまくマッチして採用されたというわけです。

     

    これが法人税務担当者の求人であれば、当然、税務のプロフェッショナルであることが求められるので、日本の税理士資格を持っていることが必須です。かつ、専門知識があれば通用する分野なので、語学はあまり重視されません。

     

    ですから、妻のような人間が採用されることは、まずなかったでしょう。かなりニッチな職種です。

     

    未経験者が外資に転職するときのコツ

    ちなみに妻いわく、未経験者が外資に転職する時の有効なやりかたが、このニッチを狙うというものだそうです。

     

    外資企業は同じ外資で働いていた経験がある人物を好んで採用するので、日系企業から外資への転職というのは、相当な実力がないと成功しません。ただし、こういったニッチな職種であれば、うまく滑り込める可能性が高くなるというわけです。

     

    ちなみに、管理人も外資企業に採用された時も、地方の田舎町なので英語が出来る人間がいなかったというのがその理由なので、これも一つのニッチです。

     

    自分を高く買ってもらえるようなところで勝負するということですね。未経験者の方には、一つのアイデアとして参考にして頂ければと思います。

     

    妻の体験談はまだまだ続きますが、長くなりそうなので、まずはここまでとさせて頂きます。

     

    妻は、この大手事務所で数年勤務した後、投資銀行に転職します。それが現在、勤めている会社なのですが、ここの転職プロセスもユニークで面白いので、参考になる部分が多いのではと思います。