ボストンコンサルティング

ボストンコンサルティングは本社をアメリカのボストンに置く、世界的な戦略的コンサルティングファームです。世界約45カ国にオフィスがあり、日本にも、東京と名古屋の2都市に拠点を置いています。

 

ボストンコンサルティング

 

政府・民間企業・非営利団体を問わず、様々な業種において、多数のクライアントを抱えています。優秀な人材が数多く所属しており、産業や経営機能についての豊富な知識と経験を武器に経営上の問題についてコンサルティングを行っています。

 

中途採用募集の内容

ボストンコンサルティングのキャリアパスと、対応する中途採用者の経験は以下のようになっています。

 

  • アソシエイト:コンサルティング実務経験3年未満
  • シニアアソシエイト:コンサルティング実務経験3年以上または、医師、弁護士、研究職などの専門職出身
  • コンサルタント:十分なコンサルティング実務経験がある人材

 

その後、プロジェクトリーダー→プリンシパル→パートナーと昇進していきます。

 

ボストンコンサルティングが求める人物像というのは、コンサルタントとして高い問題解決能力を持つ人物ですが、コンサルティングの実務経験がある人材とは別に、各業界におけるプロフェッショナルも募集しています。

 

ボストンコンサルティングが抱えるクライアントは、エネルギー、ヘルスケア、ハイテク産業、自動車などの民間企業から、中央省庁などの公的機関まで、様々な業種にわたっています。それらの業種で活躍するために、コンサルティング経験や資格が無くても、様々な分野の企業や官公庁で実務経験のある人材を募集しています。(医師や弁護士の採用にも積極的です。)

 

そのような人材は、優秀なコンサルタントになることを見込まれて、高い給料でシニアアソシエイトとして雇われることもしばしばです。

 

ボストンコンサルティングは人の入れ替わりが多い会社なので、中途採用の応募が頻繁に行われています。業種を問わず、その業界においてプロフェッショナルとみなされるような能力を身につけている人であれば、中途採用への道は十分に開けていると言えます。

 

実力成果主義、オフィス環境は抜群に良い

ボストンコンサルティングの給与体制は、ポジションにより年収が決まり、ボーナスが仕事の成果によって変動する、実力成果主義です。年収事例は以下の通りです。

 

  • コンサルタント 26歳 年収1100万円
  • コンサルタント 29歳 年収750万円
  • コンサルタント 30歳 年収1500万円
  • コンサルタント 34歳 年収1400万円
  • コンサルタント 34歳 年収1800万円
  • アソシエイト 30歳 年収800万円
  • 経理 30歳 年収500万円
  • 総務 30歳 年収4500万円

 

福利厚生制度は特になく、その代わり、給与水準は高いです。休憩室にドーナツやドリンクが常備されているオフィス環境の良さには、定評があります。

 

徹底的な成果主義、仕事はハードだが女性のための制度は充実

仕事のプロフェッショナルとして報酬に見合うだけの成果をきっちり残せば、働き方は自己責任でコントロールできる、完全成果主義の会社です。しかし、仕事に対しては常に高いパフォーマンスを求められ、また、クライアントに左右されたりトラブルに対応したりすることもあり、実際はプライベートを削って仕事をする人が多く、ワーク・ライフ・バランスを保つのは難しい職場環境にあると言えます。

 

女性が出産、育児をしながら働くための制度は充実していますが、仕事がハードなため、仕事を続けていくのはかなり困難です。しかし、仕事をしていく上で男女の扱いの差はなく、男女差別のない会社と言えます。最近は女性向けのコンサルティング案件も増えており、女性が働きやすい環境になってことが予想されています。

 

退職理由

プライベートの時間が取れない、労働時間が長すぎるという理由が最も多い退職理由の一つです。経営コンサルティング会社はこのように、体力的、精神的にきついところが多く、タフな人でないと務まらないという声も多く聞かれます。

 

ボストンコンサルティングである程度のキャリアを積んだ後、外部の人間として他社のコンサルティングをするのではなく、当事者となって会社の実務に関わってみたい、会社経営をしたいという理由で会社を離れる人も多いです。

 

ボストンコンサルティングは優秀な社員が数多く在籍しているため、その中で切磋琢磨していけば、他社で活躍できる力を身につけることができます。定年まで働く会社ではないと感じる人も多く、ボストンコンサルティングを経て様々な業界に転職する人はとても多いです。

 

そのため、社員の入れ替わりがある程度多く、中途採用の募集も多く行われていますが、こういった背景があるだけに、入社後のキャリアプラン、もっと言えば、いつどんなふうに辞めるのかという出口戦略についても考えておいたほうがいいです。

 

入社前から辞めることを考えるというのは、日本人にとっては抵抗を感じることかもしれませんが、欧米人にとっては普通のことです。むしろ、こういった長期的なスパンがあるからこそ、日常の激務をこなす理由・目的意識が明確になり、高いモチベーションを持って業務に取り組むことが出来ます。

 

ある程度の目星だけでもいいので、自分の考えをまとめておくことをオススメします。どんなふうに考えればいいのか分からないという人は、転職エージェントに相談してみてください。彼は転職のプロなので、適切なアドバイスをしてもらえます。

 

場合によっては、ボストンコンサルティングよりも、あなたに合う会社を紹介してくれるかもしれませんし、仮にボストンに入社するとなったとしても、数年後転職するとなった時にも、スムーズに次の会社を見つけてもらえます。

 

下記にもリストアップしていますが、ビズリーチJACリクルートメントリクルートエージェントクライス&カンパニーといったエージェントであれば、外資系企業の転職事情に精通しているので、相談先として最適です。

また、この3エージェント以外では、コトラアンテロープはコンサルティング業界に特化している人材紹介会社なので、頼りになります。

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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