楽天株式会社の中途採用事情

 

日本を代表するIT企業、楽天。インターネットショッピングモール「楽天市場」や総合旅行サイト「楽天トラベル」が有名どころですが、ポータルサイト「インフォシーク」など、多数のECサイトを運営しています。

 

同時に、楽天はEコマース、Fintech、デジタルコンテンツ、通信などの70を超えるサービスを、29の国や地域で展開する、グローバル展開を積極的に進めている企業でもあります。(登録ユーザーは、いまや、全世界で10億人以上に達すると言われています。)

 

その一方で、数年前からオンライン株式販売や、クレジットカードといった金融関連事業にも、力を入れており、今では、グループ営業利益の過半数を挙げるまでに成長しており、そういった意味では、楽天は金融業者とも言える会社です。

 

2000年のジャスダック上場以降、積極的にM&Aを行い、他社のサービスを買収することで事業を拡大するなど、順調に事業が拡大しており、そういった背景があるため、人材採用の動きも活発化しています。

 

中途採用に関しても、様々な職種において、常時、求人が出ているので、楽天への転職のチャンスは豊富に存在します。このページでは、楽天の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与体系、社内の就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。

 

転職するのは難しい?楽天の採用難易度

楽天では、様々な職種において、中途採用の求人が発生しています。法人営業、コンサルタント、マーケティング、金融専門職、プロデューサー、エンジニア、ディレクター、人事、法務、経理など、募集対象となる職種は、多岐に渡ります。

 

その数は200近くになるので、このページでは代表的な職種をまとめていますが、これ以外の職種を確認したい場合は、公式ページから確認するようにして下さい。

 

WEBプロデューサー(マネージャー候補)

【職務内容】
楽天スーパーポイントを活用したWEBサイトの企画、開発、運営する業務

 

【応募資格】

  • ポイントポータルサイトの企画立案・コンテンツ開発の経験3年以上
  • ポイントサイトでの運用経験3年以上
  • 日常会話レベルの英語力

 

マーケティング 戦略プランナー

【職務内容】

  • 楽天市場全体の流通予測、および、それを構成する各施策の効果や外部環境・競合動向等のトレンド分析や管理
  • 販促系キャンペーン/CRM/広告/パートナーシップ/サービス開発等、多岐に渡る楽天市場マーケティング活動の投資戦略および予算管理
  • 中長期的な成長機会や課題を捉えるための、既存活動領域に捕らわれない本質的なマーケティングKPI設計/管理と課題分析
  • 楽天市場の購入者数を中長期的に増加させるための組織横断的なプロジェクト立案と推進

 

【応募資格】

  • 課題解決能力
  • マネジメント層および関連部門(営業/製作/開発等)に対するコミュニケーション能力
  • TOEIC 800点以上

 

サーバーサイドエンジニア(新サービス開発)

【職務内容】
2019年4月にリリースされた新サービス「お出かけ健康アプリ」(アプリ名:楽天シニア)の開発。設計・開発からサービス運用、トラブル対応、運用改善提案まで、一連の業務を一括で担当

 

【応募資格】

  • Webアプリケーションフレームワークを用いたアプリケーション開発の経験
  • EKS、GKE、AKS、もしくは自前でKuberenetes等のコンテナ基盤技術を用いたシステムの構築・運用経験
  • Databaseを利用したアプリケーションの開発・運用経験
  • Gitを利用したチーム開発の経験
  • アーキテクチャ、データ設計から開発、運用までの一通りの経験
  • 日常会話レベルの英語力

 

データサイエンティスト

【職務内容】
下記のいずれかの部署において、データ分析を担当

  • コマースカンパニー(楽天市場、楽天トラベルをはじめとするeコマースサービス)
  • フィンテックカンパニー(楽天カード、保険、銀行、証券など)
  • グローバルデータ統括部(データを活用した製品を開発する部門)

 

【応募資格】

  • 経済学、コンピュータサイエンス学、統計学、数学、物理学、オペレーションズリサーチの修士号を有すること
  • 基礎統計学と機械学習、線形/多重回帰、ランダムフォレスト、ブースティング、GBM、NNなどの理解があること
  • 5年以上のデータアナリシス関連の業務経験を有すること
  • 実際のビジネス課題に対するデータサイエンスソリューションの構築経験を有すること(例:レコメンデーション、カスタマージャーニー、ショッピング特徴予測)
  • Python、Java、Scala、C/C++、Ruby、R、最低いずれか1つを充分に習得していること
  • HadoopとSparkによる大量データの取り扱い経験を有すること
  • SQL/NoSQLを使った複雑なデータのアクセス、管理、転送、統合、分析のスキルを有すること
  • scikit-learnとPandas(もしくは同種のツール)の使用経験を有すること
  • コンサルティングやセールスなどのクライアントビジネスの経験を有すること
  • 日本語・英語でビジネスレベルのコミュニケーションができること

 

セキュリティマネジメントチームメンバー

【職務内容】
楽天グループの情報セキュリティにおける監査・マネジメント業務。下記の業務を担当。

  • PCI DSS監査支援業務(外部監査会社による監査のサポート)
  • 内部監査の実施
  • セキュリティポリシー策定、特にカード情報の取り扱い、モバイルデバイスに関わるポリシーの管理
  • リスクレビュー/セキュリティレビュー
  • セキュリティインシデント管理(事後報告内容の分析や再発防止の推進)

 

【応募資格】

  • ネットワーク〜ミドルウェアまでの基本的な知識(高度に専門的である必要はありません)
  • 2年以上の情報システムの開発またはインフラ運用経験
  • 2年以上の情報セキュリティ業務経験、または情報セキュリティの要素を含むプロジェクト経験
  • 基本的なITインフラに関する知識(TCP/IP, ネットワーク, サーバ, 認証、ディレクトリサービス)

 

求人情報の入手方法

楽天では、公式サイト内に中途採用ページを用意しており、そちらのページにおいて、現在、募集がかかっている求人の一覧について、確認することが可能です。
https://corp.rakuten.co.jp/careers/

 

また、転職エージェント経由でも、募集をかけているので、そちらに問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。

 

公式サイト、転職エージェント、どちらからでも、入手できる情報に変わりはありませんが、転職エージェントの場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、楽天の求人を、他社の求人と比較したいという時には、便利です。

 

また、転職エージェントに一度登録しておけば、その後は、自分が希望する条件に合う求人が発生した時、その都度、自動的に通知してもらえるようになるので、求人の発生時期が読めない職種での転職を狙う時には、情報源として使えます。(自分で探す手間が省けるので楽です。)

 

下記に、楽天の中途採用求人を扱っている代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 

 

結論から言えば、楽天は難易度が高い会社です。採用試験の内容が、ほかの会社と比較して、難しいというわけではないのですが、世界的に知名度の高い企業なので、新卒・中途を問わず、日本だけでなく、全世界から応募者が集まり、その結果として、競争倍率が非常に高いです。

 

ビジネス書を出している出版社が発表している、入社難易度ランキングにおいても、毎年、100以内に入っており、採用されるのは、かなり難しいレベルと判断されています。

 

Check!

100位と言うと、『それほどでもないのでは?』と思われるかもしれませんが、日本には約400万の法人企業が存在します。上場企業だけでも4000社以上です。

 

そのなかでの100位以内なのですから、楽天がどれだけ狭き門なのかというのが分かります。

 

なお、新卒だと、一流大学卒ばかりが内定を受けています。最低でも、早慶レベルと言われているので、学歴が重要という結論になります。

 

一方、中途に関しては、出身大学は、ほとんど関係なく、高学歴でなくても、経験・スキルと人間性が評価されれば、採用されています。

 

楽天の採用面接の構成

楽天の面接は3次まであります。1次、2次は、志望動機や自己PRといった一般的な内容となり、そこを通過すると、役員が同席しての最終面接という流れとなります。

 

補足

職種によっては、4次が最終面接となることもあります。また、エンジニア職だと、プログラミングなどの実務テストが加わります。

 

面接は、フランクな感じで進んでいくのですが、専門分野に関する知識については、急に深堀りしたところまで聞かれることがあります。

 

楽天の面接は、質問の数が非常に多いのですが、面接時間は20~30分と短く、自分の考えを端的に素早く伝えていかないと、間に合いません。

 

楽天の狙いは、物事をしっかりと考えられるだけの、論理的思考力を持っているかどうかをチェックすることにあり、わざと質問のテンポを速くしているので、躊躇なく回答できるように、想定される質問の答えを練っておいたほういいです。

 

また、楽天の特徴として、転職先が楽天でなければならない理由について、追求してきます。ありきたりな回答だと、ここでアウトです。

 

かといって、奇をてらった回答をすればいいというわけではありません。本気度が見られているので、『なぜ、楽天で働きたいのか?』、自問を繰り返して、自分のなかで理由を明確にしておくことが重要です。

 

どれだけ、自分と向き合ったかというのがポイントであり、そこがしっかりしていれば、回答の内容自体は、普通なものでも問題なしです。

 

なお、その絡みで、三木谷社長の本を読んだことがあるかどうか、必ず聞かれます。楽天は、トップダウンの経営をしている会社なので、社長の考えに共感できるかどうかというのが、死活問題になってくるからです。

 

ですから、三木谷さんの本を読んだうえで、楽天で働く理由を考えるようにしてください。

 

Check!

楽天では、最終面接の前に、1000文字程度の読書感想文を提出することになります。課題図書は、三木谷社長の本2冊となるので、そういった意味でも、楽天への転職・就職を目指すのであれば、今のうちから、三木谷さんの本は読んでおくべきです。

 

また、求められる感想文のレベルというのは、かなり高度なので、事前に三木谷さんのことを調べて、予備知識を身につけておいたほうが、より確実です。

 

最終面接の内容

最終面接になると、具体的な事例を出して、『楽天という会社は、こんな会社だけど、大丈夫?』とったような感じの質問を受けることになります。

 

また、『何か質問はありますか?』と逆質問を促されることになるので、あらかじめ、質問の内容をまとめておいてください。

 

ちなみに、この逆質問を、分からないことを確認する場にしてもOKです。仕事の詳細など、どんなことでも、丁寧に教えてくれるので、遠慮する必要はなしです。

 

リファレンスチェック

中途採用の場合、面接が終了した後、学歴や職歴、賞罰について調査するための同意を求められることがあります。これは、リファレンスチェックを呼ばれるもので、あなたが提示した学歴・経歴に偽りがないか、確認するための作業です。

 

外資では、一般的に行われていることですが、最近は、日本の企業でも取り入れるところが増えています。

 

人事採用の一貫として、普通に行われることであり、リファレンスチェックをされるからといって、疑いを持たれているわけではないので、不安に感じる必要はありません。

 

むしろ、リファレンスチェックは最終チェックという意味合いが強いので、同意を求められた時点で、最終選考まで残っているという、良いサインと考えたほうがいいです。

 

リファレンスチェックの内容は、その時によって違うのですが、昔、自分が働いていた会社の上司にインタビューが行われることもあります。その時には、候補者を聞かれるので、誰に頼むか、あらかじめ考えておいたほうがいいです。

 

英語のスキルは必要?

正社員として転職するには、TOEIC800点以上が条件となります。(部署によっては、750点くらいでも採用されることがあります。)

 

実務能力が極めて高い、優秀な実績を残しているなど、会社側がどうしても欲しい人材の場合には、TOEICのスコアが800以下でも、採用されることがありますが、それでもTOEIC650以上の英語力は必要ですし、入社後、英語を勉強して、早急に800レベルに持っていく必要があります。

 

なお、これはレアケースですが、英語ができない人が、契約社員として雇ってもらい、働きながら英語の勉強をして、TOEIC800をクリアした時点で、正社員として再雇用してもらえたという事例もあるので、英語ができないからといって、最初から諦める必要はありません。

 

むしろ、そこで交渉して、自分が望む結果を実現することが、ビジネスマンとしての能力の高さを証明することになり、楽天から評価してもらえるので、本気で楽天で働きたいのであれば、ダメもとでチャレンジしてみてください。

 

楽天の社員の年収・給与制度について

楽天に勤務する社員の給与水準ですが、職種別の年収事例を挙げると、以下のようになります。

 

楽天の年収事例

  • 営業 25歳 年収500万円
  • 営業 27歳 年収600万円
  • 営業リーダー 30歳 年収700万円
  • 営業 マネージャー 30歳 年収750万円
  • 営業 マネージャー 35歳 年収750万円
  • 営業部長 40歳 年収1000万円
  • 開発 30歳 年収520万円
  • 開発 33歳 年収750万円
  • 開発リーダー 33歳 年収850万円
  • 開発リーダー 37歳 年収730万円
  • 開発リーダー 40歳 年収760万円
  • マーケティング 25歳 年収500万円
  • マーケティング 27歳 年収650万円
  • 企画リーダー 29歳 年収650万円
  • 企画課長 36歳 年収800万円
  • ECコンサルタント 26歳 年収500万円
  • ECコンサルタント 33歳 年収650万円
  • エンジニアリーダー 28歳 年収550万円
  • アプリケーションエンジニアリーダー 30歳 年収750万円
  • 経理財務 27歳 年収600万円
  • 人事 40歳 年収550万円
  • 経営企画 35歳 年収1000万円
  • 編成 32歳 年収550万円
  • 編成 38歳 年収600万円

 

以前は、同業他社と比べて、待遇がそれほど良くなかったのですが、その結果として、人材流失を引き起こしてしまったため、基本給のベースアップや、退職金制度の新規設立など、給与制度の改定が行われ、待遇面での魅力度は、かなりアップしています。

 

現在の給与体系は、基本給に年2回のボーナス、ストックオプションが支給されるといったものとなっています。ここには、みなし残業代が40時間分含まれており、みなし残業を超えた部分については、実働分が追加で支給される仕組みです。

 

ストックオプションについては、ボーナス時に10~50万円付与され、1年後から行使できるようになります。

 

(行使できるのは1年で約25%程度となるので、すべて行使できるのは、付与されてから4年後ということになります。)

 

楽天ではランク制が導入されていて、役員以外は、B、BB、BBB、A、AA、AAAの6段階で格付けされます。その格付けに紐づいて給与テーブルが定められていますが、同じ格付けのなかでも、さらに評価が10~15段階に分かれています。(職種によって、階層の数が異なります。)

 

年2回の人事評価によって、ランクが決まりますが、同じランクのなかにおいて、1段階上がるごとに、2000円程度給与が上がる仕組みです。

 

BBBのランクまでは、それほど大きな成果を出さなくても、しっかりと仕事をこなしていれば、半年で1~2段階ずつ評価が上がりますし、そうやって格付け内の評価を上げていくと、次の格付けに昇格出来るので、楽天での昇給ペースは悪くないです。

 

ただし、それ以上のランクになると、完全に実績ベースの評価となり、年齢や勤続年数が考慮されることはないので、実力がなければ、年齢が高くなっても、給与は現状維持にとどまると考えてください。

 

逆に、実力があれば、短期間で給与を大幅に上げることができます。実際、楽天には、20代で年収1000万円を超える高所得を得ている社員もいます。

 

ボーナスについては、格付けに準ずるベース額を基本に、個人評価と事業部の成績に連動して、支給額が決まるため、事業部によって大きく変わりますし、年ごとの変動幅が大きいです。

 

補足1

給与制度の変更によって、ベース給が全体的にアップしましたが、同時に、昇給、減給の幅が広がったため、社員間の給与格差が大きくなりました。ちなみに、減給は普通にあり、珍しいことではありません。

 

補足2

リーダー以上の役職に就くには、ランクA以上が必要となり、このランクになると、誰でも年収は600万円を超えます。

 

補足3

TOEIC800以上の英語力がないと、昇進できないですし、この状態が続くと、給与も減給されることになります。

 

楽天の福利厚生

福利厚生については、各種社会保険、退職金制度(3年以上勤めた社員が対象)、従業員持株会制度が完備されているほか、会社提携のスポーツクラブが利用できるようになっています。

 

また、社内カフェテリアが設置されていて、朝昼晩の食事やスイーツが無料で食べられます。(有料となりますが、ウナギや寿司が格安の価格で提供されることもあります。)

 

社員の健康を考えて、栄養面に配慮したメニューとなっているので、忙しい人や独身者にとっては、なかなか大きなメリットがある福利厚生と言えます。

 

ちなみに、本社には、ジム、カットサロン、クリーニングなどの施設も用意されていて、誰でも無料で利用できるようになっており、仕事が忙しいなか、ちょっとしたスキマの時間を活用できると、これも社員からは好評です。

 

その一方、住宅手当、家族手当といったものはないので、待遇面について、他社と比較する時には、この点を割り引いて考える必要がありますが、とは言っても、楽天は仕事で結果を残せば、高収入を得られるので、十分、魅力的だと思います。

 

補足

楽天の給与システムは、外資と同じとイメージしてもらったほうが分かりやすいです。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途入社の場合、前職までの経歴・実績をベースに、給与額が算出されることになりますが、交渉次第で金額が変わってくるという要素もあるので、楽天からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望額を伝えて、しっかりと交渉するようにしてください。

 

(楽天は実力主義の会社なので、実績があれば、高く評価してもらえますが、そうはいっても、自分の想定とは違うということもあると思います。)

 

もし、こういった条件交渉を行うのは苦手ということであれば、前述した転職エージェントに代行してもらうことをオススメします。

 

彼らはプロなので、この手の交渉事に長けており、うまく話を進めてくれます。実際、給与アップに成功するケースも多いので、交渉ベタな人が、自分で強引に進めるよりも、任せてしまったほうが賢明です。

 

(うまくPRすることが出来れば、楽天は数字を上げてくれる会社だけに、条件交渉は慎重に進めていったほうがいいです。)

 

楽天のモチベーション・評価制度について

楽天の評価制度は、社員の日々の仕事の取り組みを評価するコンピテンシー評価と、仕事の成果を評価するパフォーマンス評価の2つの指針から構成されており、前者はベース給与に、後者はボーナスに反映されるようになっています。

 

具体的な評価基準としては、半期に一度、上司との面談を経て設定した個人目標の達成度合いが、ベースになります。

 

設定した目標に対して、コンピテンシーとパフォーマンス、それぞれの側面から評価されますが、パフォーマンス評価については、所属部署の成績も加味されるので、高評価を得るためには、自分が頑張ればいいということではなく、周囲と協力して、チームとして成果を上げるという視点が大切です。

 

また、最終的に評価を決めるのは上司なので、上司の意向次第という要素もあります。普段から、自分が求められている役割や、どういった点で貢献すれば評価されやすいのかといったことをきちんと理解して、その期待に添ったパフォーマンスを残すことも、重要です。

 

ちなみに、これはニュースでも取り上げられたことがあるので、知っている人が多いと思いますが、楽天では英語が社内公用語とされており、昇格・昇給していくには、一定のTOEICスコアが必要となるので、キャリアアップを目指すのであれば、英語を身に付けておくことも必須事項です。

 

なお、あらゆる部署のなかでも、特に営業は成果主義の色が強く、やればやっただけ評価される環境ですが、その分、次の目標の難易度も上がるので、結果を出せば出すほど、どんどんノルマが厳しくなることにもつながります。

 

楽天で人事評価を上げるコツ

楽天は生産性を重視する会社なので、要領が良い人ほど、評価が高くなる傾向にあります。たとえば、同じ成果をあげているのであれば、残業時間が少ない人のほうが、評価は上になります。

 

また、事務職など、見えに見え成果で評価できない職種については、自分をどれだけアピールできるかで、評価が変わってくるので、上司との面談の場で、効果的な自己PRができるように、前もって、準備をしっかりしておいてください。

 

逆に、営業など、数字が全てという部署で働いている人だと、期初に決めた目標を達成できないとったことも起こりえますが、その時には、仕事をこなすなかで何を学び、それを次にどう活かせるかといったことを、面談時にしっかりと上司に説明できれば、低評価を受けにくいです。

 

楽天の社内教育制度について

以前は、社内研修の制度は皆無といってよかった楽天ですが、近年は社内教育に力を入れており、様々な研修プログラムが用意されています。コンテンツ自体のクオリティも高く、社員からは好評です。

 

英語の勉強会も開催されており、有名講師を招いて行われることに加えて、業務中に受講できるので、こちらも人気が高いです。

 

補足

eーラーニングも導入されたので、自分の都合に合わせて、独学でスキルアップを図ることもできるようになりました。

 

月1回程度のペースで、業務の悩みなどについて、上司に相談できる機会が設けられていますし、三木谷社長と直接、話し合える機会も用意されているので、このあたりのフォロー体制も充実しています。

 

また、これは一部の部署に限られますが、アメリカ、カナダ、シンガポールなど、海外で開催されているカンファレンスに参加することもできます。

 

あとは、仕事に必要な知識・スキルについては、現場での業務を通じて、自らの責任において習得していくことになりますが、意識が高い人だと、自費で社外研修を受講して、スキルを磨くようなこともしているようです。

 

楽天の成長・キャリアパスについて

楽天は、社員の自主性を重んじており、経歴や年齢を問わず、入社直後から重要な仕事を任せてもらえますし、自分から手を挙げれば、やりたいことにチャレンジさせてもらえます。

 

そういった前向きに頑張る社員をサポートする風土が社内に培われており、周りの協力を得ながら、業務を進めていけるので、楽天は、リーダーシップやマネジメントのスキルを磨くには、格好の環境です。

 

実力主義の会社ということもあって、社内にスキルの高い社員がたくさんいて、そういった優秀な人達から刺激を受けられますし、変化が非常に速い業界でもあるので、やる気のある人は、色々なことを吸収して、速いスピードで自分を成長させていくことができます。

 

さらに、楽天は人材のグローバル化が進んでおり、事業展開としても積極的に海外事業を進めているので、ほかの会社の同年代のビジネスマンよりも、確実にグローバルな業務経験を積むことができます。

 

そういった意味では、将来的に海外で活躍したいと考えている人にとっても、楽天はオススメの会社です。

 

Check!

楽天は、イスラム教を信仰する外国人社員のために、礼拝室を設けるといったこともしています。日本の会社で、これだけの環境を整備しているところは、ほとんどありません。

 

仕事に直接関係することではありませんが、海外の文化・慣習をダイレクトに体験できるというのは、海外志向を持つ人にとっては、貴重な機会になるはずです。

 

ワークライフバランスについて

楽天の就労環境は部署によって異なりますが、だらだら働くことを良しとしない会社なので、仕事が終われば、定時に帰宅するのが基本です。特に外国人社員の多い部署では、その傾向が強く、残業が多い人は、逆に仕事が出来ないとみなされることになります。

 

有給についても、取得することが当たり前という考えになっており、会社としても積極的に消化を促しています。事前のスケジュール調整の必要性はありますが、基本的に、申請がそのまま受け付けられることになるので、オフの時間を十分に確保することが出来ます。

 

ただし、仕事で成果を出していることが前提となるので、あくまでも生産性を上げて、効率的に働く人だけが、充実したワークライフバランスを得ることが出来ます。

 

なお、職種別の傾向として、営業やコンサルタント業務に就いている人は、数値目標の達成度合いとの兼ね合いで、他の部署の人よりも、残業が多くなる傾向がありますが、会社としても、残業が減るように、環境整備を進めているので、今後は改善されていくでしょう。

 

(ここで言う環境整備というのは、社員の生産性を上げるために、業務の進め方を改善していくとう意味となり、仕事の量が減るということではないです。)

 

ちなみに、楽天では週に1度、朝会があり、その日は通常9時からの始業となるところ、1時間早い8時から出勤する必要がありますが、その分、終業時間が1時間前倒しとなるので、その日は早めに帰宅出来るということになります。

 

補足

労働監査が入ったこともあり、いくら忙しい部署でも、みなし残業の40時間を超えて、残業することはなくなりました。よほどのことがない限り、月の残業が40時間を超えることはないです。

 

女性の働きやすさについて

楽天は、能力のある人を優先して、重要な仕事を任せていく会社なので、男女関係なく、同じ条件のもとで働けます。女性社員の割合も高く、多くの女性が活躍していますし、成果を出していれば、残業をしなくても、きちんと評価されるので、家庭との両立もしやすいです。

 

産休・育休といった育児支援制度もキチンと整備されており、取得した後、復職する人が非常に多いです。復職後は、時短勤務で働くことが出来ますし、まだ全面的には導入されていませんが、試験的に在宅勤務も始まっています。

 

また、社内で受けられるTOEIC IPテストが時短勤務内で受けられるようになっていることや、必要な英語点数をクリアするまでの猶予期間を考慮するなど、会社としても、ワーキングマザーが時短勤務を選択しても、キャリアに支障を来すことなく、働き続けられる仕組みを整えています。

 

とはいえ、時短勤務だからといって、業務量が減ることはないですし、ノルマも変わらず、結果が出なければ、評価が下がります。従って、人事評価を維持するためには、効率良く働いて、成果を残していくことが必須となるので、そういった意味では大変です。

 

なお、楽天は、育児支援の一貫として、社内託児所や授乳室を設置しているので、小さな子供を持つ人でも、フルタイムで働くことを選択しているケースが少なくないです。

 

楽天株式会社の転職先としての価値

楽天は、IT企業としては、福利厚生も含めて、かなりの好待遇となりますし、実力勝負の会社で、自分次第で、いかようにもすることが出来るので、自由を求める人にとっては、かなり居心地の良い職場になると思います。

 

ただし、これは裏返して言えば、結果を残せなければ、給与は上がらない、ポジションも据え置き、重要な仕事を任されなくなるなど、どんどん自分を取り巻く環境が悪くなるので、厳しさも同居しているということは、頭に入れておいたほうがいいです。

 

そこが問題ないということであれば、今や日本を代表する会社ですし、海外業務も含めて、やり甲斐を感じられる仕事ばかりなので、充実感を味わいながら、働くことが出来るでしょう。

 

特に女性にとっては、男性と同じようにチャンスをもらえますし、かつ、子供が出来た時には、育児と仕事を両立出来るように、支援を受けられるので、魅力度が高い会社だと思います。

 

敢えて、マイナス点を挙げれば、製薬や自動車など、他業種の大企業と比較すると、給与水準は若干劣ることになるので、そこがどうかということになります。

 

(楽天のような実力主義の会社で成果を出せる人であれば、どこでも通用するはずなので、もしかしたら、より高給与の仕事が見つかる可能性もあります。)

 

もちろん、転職先を選ぶ時には、収入だけでなく、仕事のやり甲斐など、色々な要素が絡むことになるので、単純にお金の話だけでは比較出来ませんが、楽天より好条件の転職先があるということも、また事実なので、このあたりを考慮しながら、転職を目指すのかどうか、判断するようにしてください。

楽天の中途採用求人を扱っている転職エージェント

最後に、楽天の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは様々な企業の内情を押さえているので、このあたりの判断に迷う部分があれば、相談してみるのもアリです。プロの視点で、客観的に意見してくれるので、参考になるはずです。

 

また、その過程で、自分の希望条件を伝えて、その条件に見合う別会社の求人を紹介してもらうというのもオススメです。もしかしたら、楽天以上に魅力を感じる企業が出てくるかもしれないので、ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。

 

楽天の中途採用求人を扱っている転職エージェント


ちなみに、転職エージェントは、様々な企業の求人案件を扱っているので、楽天だけでなく、他社の求人のことについても知りたいという時には、まとめて情報を教えてもらえるので便利です。

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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