グラクソ・スミスクラインの中途採用事情

グラクソ・スミスクラインの中途採用事情

イギリス・ロンドンに本社を置く製薬会社、グラクソ・スミスクライン。150ヶ国以上にてビジネスを展開、36ヶ国84か所に生産施設を保有しており、従業員数は約98000人にも上る、世界有数のグローバルメーカーです。

 

その日本法人にあたるのが、グラクソ・スミスクライン株式会社。1953年に設立された医薬品輸入販売会社、新日本実業を前身として、複数の合併を繰り返すことで、現在の組織形態に落ち着いています。

 

※補足
沿革について、詳細をたどると、かなり長くなってしまうので、ここでは説明を省きます。興味がある人は、公式サイトをご覧ください。
http://jp.gsk.com/jp/about-us/our-history/outline/

 

医療用医薬品、ワクチン、コンシューマーヘルスケアの3領域において、事業を展開しており、医薬品ではパキシル、コンシューマー向け商品ではシュミテクトやポリデントなど、日本でも知名度の高い製品を数多く保有しています。

 

業績が好調な製薬業界のなかでも、常に世界トップ10に入っている優良企業ということもあり、グラクソ・スミスクラインは、年々、組織規模が拡大しており、人材採用に積極的です。

 

このページでは、グラクソ・スミスクラインの中途採用求人の傾向、及び、転職者の年収、就労環境についてまとめていますので、転職を検討する際には、参考にしてください。

 

グラクソ・スミスクラインの中途採用事情

グラクソ・スミスクラインでは、常に外部から、優秀な人材を獲得する意識が高く、通年で中途採用を行っています。

 

募集がかかる職種については、タイミングによっても異なりますが、研究開発、品質管理、生産管理、営業、マーケティングなどが、主なものとなります。プラス、経理財務、人事、法務、経営企画、総務等、管理部門系の職種についても、募集がかかることがあるといった状況です。

 

応募資格については、即戦力の人材を求めていることもあり、最低でも、関連する職種における3年以上の実務経験が要求されます。(求人によっては、5年以上、10年以上といった年数が提示されることもあります。)

 

また、開発系・生産系の職種については、卒業学部が指定されるケースが多いです。たとえば、PMS部のスタッフもしくはマネージャーの求人では、下記のように、条件が設定されています。(この3要件、全てを満たさないとNGです。)

 

  • 製造販売後の管理・実施や医薬品開発業務に関する実務経験3年以上
  • 薬機法やGPSP/GVPに関する知識を有すること
  • 薬学もしくは理学系の大学卒業資格を持っていること

 

また、グラクソ・スミスクラインでは、海外本社・グループ会社や取引先企業と協働する機会が多いため、職種を問わず、語学力が応募条件に含まれる求人が多いです。

 

要求水準としては、TOEICスコア650~700程度なので、それほど厳しくはないのですが、ポジションによっては、この程度のスキルだと、入社後、苦労することになるので、800以上のスコアを獲得出来るぐらいのスキルは欲しいところです。

 

グラクソ・スミスクラインの中途採用求人情報を入手する方法

求人情報の入手方法についてですが、会社の公式サイト内に、採用情報ページが開設されており、募集中の求人の詳細について、確認することが出来ます。
https://js01.jposting.net/gsk/u/job.phtml

 

また、グラクソ・スミスクラインは、転職会社を通じても、人材を募集しており、転職会社に問い合わせると、上記の採用情報ページには掲載されていないような求人案件を、紹介してもらえることがあります。

 

(これは、グラクソが、自社で応募を受け付ける求人と、外部の転職会社経由で募集をかける求人を分けているためです。)

 

そのため、転職会社も情報源として押さえておくことをオススメします。このページの最後に、グラクソ・スミスクラインの求人の取り扱い頻度が高い転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

グラクソ・スミスクラインの社員年収について

グラクソ・スミスクラインにおける社員の年収額ですが、幾つか具体的な数字を挙げると、以下のようになります。

 

グラクソ・スミスクラインの社員年収

  • 入社6年目 30歳 営業 年収700万円
  • 入社5年目 32歳 営業 年収750~800万円
  • 入社10年目 50歳 マーケティング 年収800~900万円
  • 入社15年目 IT 年収800万円
  • 40歳 生産管理 課長 年収700万円
  • 2年目 30歳 営業 年収750万円
  • 入社14年目 経営企画 54歳 年収1000~1100万円

 

基本給は製薬会社としては、ごく平均的な水準となりますが、業績賞与の額が大きいです。賞与額は目標達成の度合いにより変動するので、個人差がありますが、平均で月給7か月分、最大で月給10か月分支給されます。

 

営業職の場合は、別途、営業手当が基本給の10%分支給されるため、他の職種と比較しても、年収水準がやや高めとなります。

 

人事評価・昇給制度について

グラクソ・スミスクラインの評価制度の大きな特徴として、2015年以降、営業部の社員の評価指標から売上目標の数字がなくなったことが挙げられます。これにより、成績を上げるための強引なプロモーションを行う必要がなくなりました。

 

そういった意味では、営業マンの精神的なストレスは軽減したと言えますが、その反面、実績評価がなくなり、明確な数値目標が消失したことにより、数字をあげても評価につながらなくなったため、不満を感じている社員も少なくありません。

 

結果的に、グラクソ・スミスクラインの評価制度は、全職種共通で、直属の上司による査定が主となり、上司の意向が、大きなウエイトを持つようになっています。

 

外資ではありがちな体制ではありますが、こういった背景があるため、高い評価を得るためには、上司との意思疎通・関係性の維持が欠かせなくなり、社内政治的な動きも必要と考えてください。

 

昇給については、毎年1万円前後のベースアップが行われますが、大幅な上昇の機会はほとんどありません。また、降格人事はほとんどなく、ほぼ年功序列でプロモーションしていきます。

 

成長環境について

グラクソ・スミスクラインでは、業務に必要な知識は、現場での経験を通じて得られるものと考えられています。そのため、基本的には業務に取り組むなかで、上司からのフィードバックを得ながら、知識を得ていくことになります。

 

その一方で、プレゼンスキル、リーダーシップ等、ビジネスマンとしての汎用的なスキルを磨くための教育プログラムについては、一通り用意されており、eラーニングや社内外の研修制度を活用して、能力開発を図ることが出来ます。

 

ワークライフバランスについて

グラクソ・スミスクラインはワークライフバランスが確保されている会社です。残業は各自のペースに任せられており、強要されることはありません。残業が少ない社員を高く評価する傾向があるため、全社的に残業時間は少なく、1ヶ月あたり、20~30時間程度となっています。

 

休日出勤についても、ほとんどありません。以前は、週末に、仕事に関するやりとりを自宅にいながら、メールや電話などで行うことがあったようですが、今は、会社として、時間外や休日中における、業務活動が禁止されているため、オンとオフがしっかりと分けられるようになっています。

 

有給についても、本人の希望通りに取れますし、まとめて取得して、長期休暇を楽しむといったことも認められています。

 

近年では自宅勤務が取り入れるなど、働き方の自由度が高くなっており、今後、グラクソ・スミスクラインは、ますます、ワークライフバランスは調整しやすい会社になっていくでしょう。

 

女性の働きやすさについて

グラクソ・スミスクラインは外資ということもあり、男女で仕事内容や評価に差が生じることはなく、女性も男性と同じように働くことが可能です。

 

女性の管理職を2020年までに20%以上に増やすことを掲げているため、積極的に女性の管理職を育てており、キャリアアップ志向の女性にとっては、やりがいがある環境と言えます。

 

一方、育児支援制度も充実しています。産休・育休は問題なく取得出来ますし、復職後には、時短勤務制度、フレックス制度、在宅勤務制度を活用して働くことが可能です。

 

会社側が積極的に制度利用を奨励しており、周囲の理解もあることから、小さな子供がいる人にとっては、何かと働きやすい職場です。

 

特に、本社勤務職は女性の社員比率が高いため、この傾向が強いようです。実際に子育てをしながら働いている社員が多数在籍しており、その結果として、勤続年数が長期に及ぶ女性が増えています。

 

一方、営業職に関しては、古い慣習が残っている医療業界がマーケットとなるため、育児をしながら働くというのは、難しい状況となっています。(会社としては認めていても、クライアントから理解を得られないと、どうしても、そちらに合わせざるを得ないということになります。)

 

最近は、少しずつ改善されてきており、時短勤務で働いている女性社員も出てきていますが、他の職種と比べると厳しいということは、頭に入れておいたほうがいいです。(それでもやってみるということであれば、会社からのサポートは受けられます。)

 

グラクソ・スミスクラインの転職先としての価値

ここまで、グラクソ・スミスクラインの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、業界を代表するリーディングカンパニーということもあり、待遇は悪くなく、働きやすい環境が整っているので、転職を目指すだけの価値が十分にある会社です。

 

もちろん、誰にでも合う完璧な会社というのは存在しないので、最終的には、自分の価値観と照らし合わせながら、判断を下すべきですが、一度は検討してみて損はないので、ぜひじっくりと考えてみてください。

グラクソ・スミスクラインの中途採用求人の取り扱い頻度が高い転職会社

下記に、グラクソ・スミスクラインの中途採用求人の取り扱い頻度が高い転職会社をリストアップしていますが、社内事情に精通しているので、このあたりの判断について、アドバイスを受けるのもアリです。(客観的な視点で、分析してくれます。)

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社のことについて、聞いてみることをオススメします。転職先に求める条件等を伝えれば、それらの条件を満たす求人が存在するかどうか調べてくれます。

 

グラクソ以上に、魅力的な企業が出てくるかもしれないので、興味がある人は、ぜひ調べてもらってみてください。

 

グラクソ・スミスクラインの中途採用求人の取り扱い頻度が高い転職会社

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足
このところ、JACは現職者の転職支援に力を入れており、離職中の人の場合、よほどの経験・スキルがないと、有望な求人を紹介してもらうのは難しくなっています。

 

(経験・スキルの定義が難しいのですが、前職の給与が年収600万を超えるぐらいであれば、まず大丈夫です。)

 

この条件に当てはまらない人は、上記でも触れているリクルートエージェント、もしくはマイナビエージェントといった転職会社のほうがオススメです。

 

 

特に、マイナビは若手層の転職支援に力を入れているので、35歳ぐらいまでの人であれば、職歴などを問わず、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。

 

(この年代のビジネスマンであれば、経歴不問で募集をかけている企業の求人を多数扱っており、そのなかには大手も含まれているので、なかなか悪くないです。)