レカロ株式会社の中途採用事情

レカロ株式会社の中途採用事情

画像出典:H22WUT

 

レーシングカー・スポーツカー用のフルバケットシートの開発メーカーとして、高いブランド力を誇るレカロ。1965年の販売以来、熱狂的なファンを獲得していますが、その一方で、商用車や鉄道用のシート、飛行機のビジネスクラス用シートなど、商品ラインナップを確実に増やしています。

 

近年では、高級感があるワーキングチェア・ゲーミングチェアを販売しているので、そちらで、『レカロ』の存在を知っているという人が多いのではないでしょうか。

 

楽天や川崎フロンターレ、ガンバ大阪といったプロスポーツチームが、ホームスタジアムのシートとして、レカロを採用するなど、着実に売上高を伸ばしており、業績は好調です。

 

そのレカロシートの日本市場における輸入・販売を一手に行っているのが、レカロ株式会社。社員数が100名前後の小さな会社なので、アットホームな雰囲気で、ノンビリ働くことが出来ます。

 

少しずつ社員数を増やしており、中途採用の求人についても、それなりの頻度で出ています。社員に車好きが多いので、車が好きな人にとっては、お互いの感覚が合って働きやすい職場なので、転職を真剣に考えてみても、いいと思います。

 

このページでは、レカロ株式会社の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、職場の雰囲気、就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。

 

※補足
社員数は、あくまでも正社員(無期雇用)の数となります。レカロは自社工場を所有しており、現場で働く作業スタッフ(パートや契約社員)を含めると、さらにその数は増えますが、このページでは、あくまでも正社員(無期雇用)の年収・就労環境ということで、内容をまとめています。

 

レカロの中途採用求人の傾向

中途採用で募集対象となる職種ですが、営業、マーケティング、生産管理、品質管理、テストエンジニア、経理財務、人事などが、主要どころとなります。(営業については、OEM営業の求人が、特に多いです。)

 

いずれの職種についても、該当業務に関する実務経験が、3~5年は最低ラインとして要求されるので、ある程度の社会人経験がある人でないと、採用される可能性はありません。

 

求人によっては、リーダー経験・マネジメント経験、ビジネスレベルの英語力が要求されるなど、全体的に、転職のハードルは高めです。

 

それだけに、給与水準も高く、たとえば、OEM営業だと、年収700~900万円ぐらいは、十分に見込めます。

 

レカロは、ドイツのメーカーですが、ドイツ本社・海外支社も含めても、社員数は1000名程度での、典型的なオーナー企業です。それでいて、高利益体質なので、待遇面は良好です。

 

(儲かっているオーナー企業は、大企業よりも、条件面が良いことが珍しくないのですが、レカロの場合、ブランドが確立されていることもあって、業績が安定しているので、その状態が、50年近くに渡って維持されている、かなりレアな存在です。)

 

求人情報の入手方法

レカロは、自社サイト内には、採用情報ページを用意しておらず、民間の転職会社を経由して、人材募集をかけています。

 

そのため、正社員(無期雇用)の求人を探す時には、転職会社に問い合わせる必要があります。このページの最後に、レカロの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ちなみに、求人数が限られているので、タイミングによっては、有効求人がゼロということもありますが、その時には、求職者登録(会員登録)をしておくことをオススメします。

 

一度登録しておけば、その後は、新規求人が発生した時に、メールで通知してもらえます。自分で探す手間が省けて便利ですし、求人に気付かないというミスも防げるので、一石二鳥です。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人について、聞いてみるのもアリです。レカロは求人が少ないだけに、いつ、次の募集がかかるか分からないため、別の選択肢を探すのも、非常に重要です。

 

転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件に合う会社を探してくれますが、そのなかで、レカロ以上に、魅力を感じる会社が出てくる可能性もあるので、ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。

 


補足現場の工場スタッフを募集する時には、レカロは、ハローワークを利用することが多いので、現場スタッフの求人を探す時には、滋賀のハローワークを当たったほうが速いです。

 

レカロの年収・給与水準

冒頭でも触れましたが、レカロは給与水準が高い会社です。幾つか、社員の年収事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

レカロの社員年収

  • 32歳 購買・資材 年収550万円
  • 36歳 システム開発 年収630万円
  • 34歳 営業 年収700万円
  • 40歳 営業 課長 年収900万円
  • 30歳 経理 年収550万円
  • 32歳 経理 課長 年収800万円

 

給与体系としては、年俸制となります。外資なので、住宅手当や家族手当などはないのですが、基本給が高いうえ、業績連動の賞与が毎年、支給され、こちらも、それなりの金額になるので、総合的に判断すると、悪くない水準です。

 

福利厚生については、年金・保険に加えて、退職金制度、自社製品の社員割引制度が用意されています。

 

中途採用で入社する時の注意点

転職する場合、前職までの経歴を加味して、年俸額が決まることになりますが、ここは交渉次第で、大きく変わります。(うまく交渉することで、高額の年俸を勝ち取る人が少なくありません。)

 

外資の場合、元々、給与は交渉次第という要素が強いのですが、レカロは、外資のなかでも、その傾向が強く、交渉しないほうがモッタイナイと言えるほどです。

 

仮に、会社側から提示された金額に、納得しているとしても、ダメ元で上積みを交渉するぐらいのことをしたほうがいいです。

 

もし、条件交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に代行を依頼することをオススメします。彼らはプロなので、スムーズに話を進めてくれます。交渉ベタな人の場合、余計なことをせず、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

レカロの評価制度・就労環境について

一応、評価制度らしきものは用意されていますが、かなり不透明です。オーナー企業なので、本社の社長の意向が強く、そこからトップダウンで、日本法人の運営方針も決まることになり、会社の方針に従う人が、優先的に高い評価を得て、管理職に昇進しているような状態です。

 

ただし、会社の方針に従っている限り、実際の仕事については、かなり自由にやらせてもらえますし、自分から手を挙げれば、色々なことに挑戦出来る環境でもあります。

 

やる気があれば、周りを引き込んで、自分が職場をリードするといったことが、年齢に関係なく出来る会社でもあるので、仕事が好きな人にとっては、充実感を得やすいはずです。

 

冒頭でも触れましたが、車が好きで入ってきているので、愛社精神が強い社員が多く、業績が安定しているので、切羽詰まったようなところもなく、ノンビリと働くことが出来ます。良い意味での、田舎の中小オーナー企業といった感じです。

 

トップの意向には逆らえないという部分はありますが、それほど変なことを強要されるわけではないので、あまり違和感を覚えることなく、働くことが出来るでしょう。

 

ワークライフバランスについて

レカロは残業が殆どない会社であり、1ヶ月平均の残業時間は、10時間以下です。休日出勤はゼロですし、有給の消化率が高く、毎年、全消化している社員も少なくありません。

 

特に、長期休暇制度などが用意されているわけではありませんが、GW、お盆、年末年始は、日本の慣習にあわせて休めるので、有給と絡ませれば、定期的に、長期の連続休暇を取ることが出来ます。

 

給与と比較すれば、業務負荷は少なく、プライベートを満喫しながら、働くことが出来るでしょう。

 

女性の働きやすさについて

男性・女性で、何か、差が付けられるわけではないので、女性にとっても働きやすい会社と考えて間違いなしです。ただ、産休・育休といった制度は、明文化されているわけではなく、その都度、会社側と相談することになります。

 

ただし、残業や休日出勤がゼロなので、仕事と子育てを両立しやすい環境にはあります。給与が高いので、保育園を利用しても、経済的な負担を十分にカバー出来るということも、あるようです。こういったことを加味すると、子育てとの両立が可能な会社と言えるでしょう。

 

レカロの転職先としての価値

ここまで、レカロの就労環境について、お伝えしてきましたが、ノンビリした会社で、それほど仕事の量は多くないですし、それでいて、給与は良いので、総合的に見て、十分に魅力的な会社です。

 

ただし、繰り返しになりますが、求人数自体が少ないので、そもそも、転職のチャンスがどれだけあるかということにはなりますが、ここは実際に確認してみるしかありません。

レカロの中途採用求人を扱っている転職会社

下記に、レカロの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしていますので、直接、問い合わせてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


誰にとっても合う会社というのは存在しないので、人によっては、レカロはダメということもあるかもしれません。そのため、求人が見つかった時にも、すぐに飛びつくのでなく、本当に自分に合う会社なのか、じっくり見極めたうえで、判断するようにしてください。

 

このあたりの判断に迷うようでしたら、転職会社に相談してみるといいです。プロの視点でアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。