日揮株式会社の中途採用事情

 

1928年の設立以来、世界70カ国以上、2万件にもおよぶプロジェクトを遂行し、LNGプラントでは世界有数の実績を誇る、東証一部上場の建設会社・エンジニアリング会社、日揮株式会社。

 

石油精製プラント、石油化学・化学プラント、LNGプラント、天然ガス処理プラント等の設計から施行までを主業務としており、2000年代後半の原油高にともなうプラント建設ブームにおいては、あえて選択受注戦略を取ったことで、売り上げを減らしながらも過去最高益を打ち立てました。

 

日本国内においては、東洋エンジニアリング、千代田化工建設と共に「エンジニアリング御三家」と呼ばれましたが、現在は純利益および受注残高において日揮が、他2社を大きく引き離しています。

 

ビジネス規模はそれほど大きくありませんが、医療や製薬関連のライフサイエンス分野でも実績があり、日本国内エンジニアリング会社としては初めての病院PFI事業となる、東京都の精神医療センターにおける、約15年間の施設維持管理および運営・調達業務を請け負っています。

 

また、排出権取引を始めとする環境ビジネスや、石油開発事業にも本格的に着手しつつあり、中国での水質改善事業への参加や北米での石油開発事業を開始するなど、プラント以外の事業への進出も行っているなど、業務も拡大しているため、求人採用も積極的に行っています。

 

このページでは、日揮株式会社の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

日揮株式会社の中途採用求人の傾向

日揮では、以下のような業務において、中途採用求人の募集を行っています。

 

  • 海外契約業務(プラントプロジェクト法務・投資関連法務)
  • 保険担当者
  • 経理・財務
  • オフショア建築設計エンジニア
  • 電気エンジニア(インフラ)
  • シビルエンジニア、ストラクチャーエンジニアまたはマリンエンジニア
  • Information Management (IM) エンジニア
  • ユーティリティエンジニア
  • 配管強度解析エンジニア
  • 計装工事設計エンジニア
  • タンクエンジニア
  • 燃焼機器エンジニア
  • 回転機械エンジニア
  • 電気エンジニア(オイル&ガス)
  • 建築構造設計エンジニア
  • 建設HSEエンジニア
  • 海外建設施工管理エンジニア
  • 国内建設管理エンジニア
  • QCエンジニア
  • プロジェクトエンジニア
  • ロジスティック担当
  • メンテナンスエンジニア
  • メカニカルハンドリングエンジニア
  • 流体解析エンジニア
  • FPSOエンジニア
  • 船体基本設計
  • 医療事業開発・マネジメント
  • 空港エンジニア・オペレーター
  • オペレーションプランニングエンジニア

 

いずれの職種も、公式サイト上は特定の学歴を応募要件とはしていませんが、転職エージェントの情報では、学歴は大卒以上、対象年齢もある程度の指定がされているものも多いです。

 

また、すべての業務において、5~10年以上の関連業務における実務経験を必須としており、建築関連など一部の業務においては、関連する資格も要件とされていますので、即戦力が求められていることは明らかです。

 

日揮は海外での事業が多いこともあり、エンジニアでもTOEIC600点以上を必要としている業務も多く、部署によってはTOEIC730点以上とされているものもありますが、実務で英語を利用する部署であれば、ビジネスレベルで通用する英語力が要求されると考えてください。

 

(実際の細かい要件については、各業務の募集要項を確認してください)

 

求人情報の入手方法

日揮株式会社では、公式サイト内に中途採用希望者向けの専用ページを用意しており、以下のページで、募集を行っている求人の一覧・詳細を確認することが出来ます。
https://rec-log.jp/site/jobLst.aspx?company_id=7129

 

日揮株式会社の求人情報は、転職エージェント経由でも、入手することが出来ます。中には、転職エージェント経由でしか、募集を行っていない業務もあるので、こちらも押さえておくことをオススメします。

 

このページの最後に、日揮株式会社の中途採用求人を取り扱った実績がある転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

※補足
転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているため、日揮株式会社以外の求人情報についても、まとめて教えてもらうことが出来ますので、比較検討するときにも非常に楽です。

 

日揮株式会社の社員の年収・給与制度について

日揮株式会社に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

日揮株式会社の社員年収

  • 機械系エンジニア 26歳 年収850万円
  • 機械系エンジニア 29歳 年収700万円
  • 機械系エンジニア 30歳 年収650万円
  • 土木建築エンジニア 26歳 年収600万円
  • 土木建築エンジニア 32歳 年収800万円
  • 土木建築エンジニア 34歳 年収800万円
  • 土木建築エンジニア 43歳 年収1000万円
  • プロジェクトエンジニア 30歳 年収900万円
  • プロジェクトエンジニア 40歳 年収1200万円
  • プロジェクトエンジニア 係長クラス 32歳 年収800万円
  • プロジェクトエンジニア 係長クラス 33歳 年収1000万円
  • エンジニアリング本部 主任 31歳 年収750万円
  • エンジニアリング本部 主任 33歳 年850万円
  • エンジニアリング本部 課長 38歳 年収1100万円
  • 設計 25歳 年収600万円
  • 設計 30歳 年収1000万円
  • 設計 課長 41歳 年収900万円
  • 設計 課長 50歳 年収1050万円
  • 設計 課長 55歳 年収1080万円
  • 海外営業 30歳 年収700万円
  • 海外営業 33歳 年収850万円
  • 海外営業 事務所長 32歳 年収1200万円
  • 海外プロジェクト管理 28歳 年収900万円
  • 海外プロジェクト管理 33歳 年収750万円
  • プロジェクトマネジメント 係長クラス 35歳 年収800万円
  • プロジェクトマネジメント 課長クラス 40歳 年収1000万円
  • 経理 24歳 年収500万円
  • 経理 28歳 年収550万円
  • 経理財務 課長 42歳 年収1100万円

 

給与レベルとしては、基本給は同業他社と比べても平均程度ですが、賞与などを含めたトータルで見ると平均以上になり、国内勤務(海外赴任時以外)では、メーカー以上、商社未満といったところと、待遇は良いです。

 

正社員の場合、昇給は年1回、7月に行われ、年に1~2万円弱の昇給が行われます。40歳くらいまでは年功序列で、若手のころは昇給率が高いですが、年を経るにつれて伸びは小さくなっていきます。

 

賞与は、年2回、7月と12月に支給され、業績によって上下はありますが、近年は年間で6か月程度と、十分な金額が支給されています。

 

国内勤務の場合、一定時間を超えると基本的にサービス残業になってしまいますので、上限が決まってしまいますが、海外への出張や海外駐在員になると、各種手当の他、残業も多くなるうえに、残業の制限もなくなるため、20代で年収 1000万円を超えるケースも多く見られます。

 

(逆に、管理職クラスに昇進した後は、残業が支給されないため、現場に派遣されても、20代の社員のほうが給与は高くなることもよくあります)

 

なお、一般的な事務職の多くは派遣社員ですが、こちらも2~3年ほどで時給は少し上がります。しかし、プロジェクト採用で入社した場合は、時給は上がりませんので、契約時には注意が必要です。

 

福利厚生に関しては、独身寮(家賃6,100~14,100円/月)や住宅手当、レジャー施設、宿泊施設、フィットネスクラブなどの補助、自社持株制度、財形貯蓄制度などがあります。ただ、扶養手当はなく、住宅手当も入社後10年ほどすると支給されなくなります。

 

中途採用で入社する時の注意点

基本的に中途採用で入社する場合は、会社側は前職までの経歴や実績などをもとに、給与額を算出し、提示してきます。しかし、この際に提示される金額はある程度流動的なもので、交渉次第で変わってくる部分も多いです。

 

そのため、会社側から提示された金額が、希望に沿わない場合は、自分の希望額を伝えて、しっかり交渉するようにしてください。ここで、納得がいかないまま、提示された条件を中途半端に受け入れてしまうと、後々まで後悔することになりかねないので、要注意です。

 

もし、こういった交渉事が苦手であれば、前述した転職エージェントに交渉の代行を依頼してみてください。エージェントは交渉のプロですし、転職時の給与額の一定割合が、転職エージェントの手数料として会社の売上になるシステムになっているため、責任を持って交渉してくれます。

 

エージェントに任せれば、自分の希望額をもらえるようになるという保証はありませんが、交渉下手な人が無理をして話を進めるよりは、良い結果に落ち着くことが多いので、最初から交渉を委ねてしまうのが賢い選択と言えます。

 

日揮株式会社の評価制度について

日揮株式会社では、期初に目標設定を行い、期末に上司との面談を行って、一年の評価が決まります。評価の対象になるのは、業績とコンピテンシーの2点ですが、評価基準はそれほど明確ではありません。

 

また、プロジェクト単位で動いている業務が多いこともあり、個人の能力よりも、担当するプロジェクトの収支のほうが評価には影響が大きいです。

 

40代までは年功序列で、評価におけるグレードが4つありますが、基本的に20代がG1、30代がG2、40代以上がG3のランクになります。多くの社員はG3のランクのまま定年を迎えますが、一部の評価の高い人のみ部長クラスのG4ランクに昇進します。

 

役職が上がると残業代が出ないことや昇給率が下がるのに対し、責任が重くなっていくことについて、不満の声も多い反面、仕事にやりがいを見出している人も多いことから、離職率が低いのも日揮の特徴です。

 

日揮株式会社における成長環境について

日揮における社内研修制度は非常に手厚く、他社で一般的に行われている全社的な研修のほかにも、社外講師による研修や、各部門別での教育も積極的に行われています。

 

また、海外とのやり取りが頻繁に行われることや、外国人の社員も多いこともあり、TOEICや中国語講座など、語学学習へのサポートも十分ですし、資格取得に対する支援も行われています。

 

実務においては、若手のうちから責任の重い仕事を任せ、実際に自分自身で経験させて、覚えさせていく、といった風潮があります。やりたいことを積極的に提案すればチャンスが与えられますし、失敗してもマイナス評価にはならず、むしろ高く評価されるため、チャレンジ精神も養われます。

 

海外の業務経験についても、比較的早い段階で、最長6か月間の海外の現場研修が行われるほか、自分よりも年齢もキャリアも上の外国人をマネジメントする立場に立たされるため、度胸と英語力と外国人との付き合い方を身に着けることができます。

 

キャリアに対するサポートもしっかり行われており、マネジメントとしてやっていくか、専門性を生かしていくか、といった2つの道を自分自身で決めることができます。個人の希望は比較的通りやすいため、明確な意思やプランを持っていれば、自分の本当にやりたいことをやれる環境と言えます。

 

なお、契約社員の場合、正社員への登用はなく、またプロジェクト採用の場合は、プロジェクトが終わる際に、別プロジェクトに異動できないと契約が終了しますが、給与や職場環境がよいこともあって、派遣社員で長く務めている人も多く、契約社員のまま定年退職する人もいるほどです。

 

ワークライフバランスについて

日揮におけるワークライフバランスは、所属する部門やプロジェクトによってまちまちです。

 

基本的には10時~15時がコアタイムのフレックス制になっていますが、海外の現場では朝の5時から夜まで働くようなこともありますし、国内でも毎日終電、休日も出勤という社員が多い一方で、定時に帰宅する人も少なくないなど、その差は大きいです。

 

ただ、共通しているのは、休暇を断られるような雰囲気はあまりないことで、自分自身の裁量で仕事をコントロールできる状態であれば、1週間程度の休暇を取ることも可能な点です。

 

夏季休暇はありませんが、年末年始の休暇のほか、勤続期間に応じた長めのリフレッシュ休暇(有給休暇)なども用意されており、中には2週間~1か月間の休暇を取得する人もいます。

 

また、海外駐在の場合は、3か月に一度、2週間程度の休暇があり、家族を帯同できない場合は、3か月程度の単身赴任の形にするなどの配慮もあります。

 

もちろん、現場は基本的に忙しいため、一時帰国休暇が取得できないケースもありますし、インターネット接続すらままならない地域に駐在させられることもありますので、プライベートの状況は、関わるプロジェクトなどによって大きく変わると言えます。

 

女性の働きやすさについて

日揮は、エンジニア中心の会社のため、部署によって偏りはあるものの、女性社員の割合が圧倒的に小さいです。そのため、女性の管理職もほとんどおらず、役員には女性は一人もいません。

 

バリバリ働く女性社員も一部にはいますが、正社員の場合、部署によっては、男性同様に毎晩終電まで働くようなこともありますので、子育てや家庭と仕事の両立をできている人はほとんどいません。

 

ただ、産休や育休などの、子育て支援の制度は、法定以上に整っており、取得率も非常に高いほか、復帰後の時短勤務でも基本給が減額されないなど、非常に優遇されています。

 

そのため、現状、キャリアを目指す女性にとっては、子育てや家庭との両立は難しいものの、定時で帰れるような部署で働く場合には、プライベートとのバランスはとりやすい環境と言えます。

 

日揮株式会社の転職先としての価値

日揮は、年収を含む待遇面、就労環境、ともに良好な会社なので、転職先候補として、真剣に考慮するだけの価値が、十分にある会社ですが、そのなかでも、特に20代、30代の若いビジネスマンに、オススメです。

 

年齢や経験年数を問わず、入社直後から、重要な仕事を担当することが出来るので、様々な業務に挑戦して、自分を大きく成長させられますし、給与の伸びも高いので、やり甲斐もあります。

 

海外勤務のチャンスも豊富にある会社なので、グローバルで働きたいと考えている人にとっては、なおさらです。

 

その反面、年齢が上がるに連れて、給与が上がるペースが遅くなりますし、福利厚生に関しても、一定の勤務年数が経過すると、住宅手当の支給がカットされるなど、ミドル層の人にとっては、実入りが悪くなる傾向があります。

 

若いうちに自分の実力を高めていけば、それを武器に、より好条件の会社へ転職するといったキャリアパスを描けるので、そういった意味でも、若い人に向いている職場と言えます。

 

もちろん、これは、あくまでも相対的な話であり、ミドル層の人でも、他社と比較すれば、十分に恵まれた条件で働けるのですが、こういった傾向があるということを、頭に入れたうえで、転職活動を進めたほうが、間違いがないでしょう。

 

(あまり、高望みはせずに、安定した給与を得ていれば、OKという人にとっては、日揮は十分に満足出来る会社のはずです。)

日揮の中途採用求人を扱っている転職会社

なお、下記に、日揮の中途採用求人を扱っている、代表的な転職会社をリストアップしてありますが、彼らは社内事情に精通しているので、日揮が本当に自分に合っている会社なのかどうか、判断に迷うようであれば、一度連絡を取って、話をしてみることをオススメします。

 

プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になりますし、結果として、日揮は止めておいたほうがいいという結論になった時には、別の会社を紹介してもらうことも可能です。(転職会社が押さえている求人情報は膨大なものとなり、必ず、魅力的な求人が見つかるはずです。)

 

転職先候補を決める際には、非常に役立つ存在なので、うまく活用してください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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