東海旅客鉄道(JR東海)の中途採用事情

 

JR東海は、東京~名古屋~大阪の新幹線輸送、そして東海地域の在来線輸送などの鉄道事業に加えて、鉄道事業との相乗効果が期待出来る分野を中心に、様々な関連事業を幅広く展開しています。

 

現在は、首都圏~中京圏~近畿圏を結ぶ高速鉄道の運営を持続的に完遂するために、超電導リニアによる中央新幹線計画や、高速鉄道に関する総合的な技術力を活用し、海外における高速鉄道プロジェクトへの事業展開を、積極的に推進しています。

 

人材採用に関しては、現段階においては、新卒を中心に募集をかけているので、中途での転職を目指している人にとっては、チャンスに乏しい状況ですが、ゼロではないので、可能性を模索することをオススメします。

 

このページでは、東海旅客鉄道(JR東海)の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

東海旅客鉄道(JR東海)の中途採用求人の傾向

前述した通り、東海旅客鉄道(JR東海)では、新卒を中心とした採用を行っています。公式ページ内の採用情報ページを見ても、新卒者のみが対象とされています。
https://saiyo.jr-central.co.jp/

 

中途採用が行なわれる時には、上記のURLに募集要項が記載されることになるので、東海旅客鉄道(JR東海)への転職を希望する人は、こまめにチェックするようにしてください。

 

もしくは、中途採用に関しては、転職エージェント経由で、募集がかけられることもあるので、今のうちに求職者登録(会員登録)をしておくことを、オススメします。

 

(登録をしておけば、新規求人が発生するたびに、その都度、メールで通知してもらえるので、自分で探す手間が省けて便利です。)

 

なお、現段階における、東海旅客鉄道(JR東海)の職種は、3つの職種と5つの専門分野(系統)の組合せで、全部で10の採用区分があります。職種および系統を併願することはできません。

 

また、入社後の転換制度もないので、それぞれの役割・特徴をよく確認したうえ、職種を選択するようにしてください。

 

<職種>

  • 総合職
  • プロフェッショナル職
  • アソシエイト職

 

上記の職種にそれぞれ下記の系統があります。

 

  • 事務
  • 運輸
  • 車両機械
  • 施設

 

また、JR東海のグループ子会社であれば、中途採用枠があるので、興味があれば、そちらもチェックしてみてください。現在、中途採用が行われている会社は下記の通りです。

 

  • ジェイアール東海バス
  • ジェイアール東海物流
  • 関西新幹線サービック
  • ジェイアール東海髙島屋
  • ジェイアール東海フードサービス
  • ジェイアール東海商事
  • 東海キヨスク
  • ウェッジ
  • ジェイアール東海ホテルズ
  • 新生テクノス
  • ジェイアール東海情報システム
  • ジェイアール東海建設
  • シーエヌ建設

 

東海旅客鉄道(JR東海)の社員の年収・給与制度について

東海旅客鉄道(JR東海)に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

東海旅客鉄道(JR東海)の社員年収

  • 技術開発 26歳 年収600万円
  • 技術開発 課長 45歳 年収1000万円
  • 技術開発 担当部長 49歳 年収1200万円
  • 営業 24歳 年収400万円
  • 営業 27歳 年収500万円
  • 営業 29歳 年収600万円
  • 営業 31歳 年収740万円
  • 事務 23歳 年収350万円
  • 事務 32歳 年収500万円
  • 経理財務 27歳 年収750万円
  • 経営企画 25歳 年収500万円
  • 経営企画 28歳 年収600万円
  • 経営企画 29歳 年収600万円
  • 企画 助役 30歳 年収1000万円
  • 経営企画 課長 44歳 年収1500万円
  • 法務 31歳 年収650万円
  • 人事 25歳 年収500万円
  • 人事 27歳 年収600万円

 

東海旅客鉄道(JR東海)の給与体系は、月給にプラスして年2回の賞与から構成されるものとなります。賞与は、基本給6ヶ月分前後となり、他社と比べても高水準です。

 

昇給に関しては、昇進した場合には、年5000円程度、基本給がアップしますが、昇進出来ない場合には、ここから減額されます。

 

なお、平社員から係長に昇進した時に、この割合は高くなり、別途役職手当も付きます。昇進のペースが速い人だと、40歳で年収1000万円程度になります。

 

手当については、まず地区手当があり、地域ごとに4段階に分かれる形で設定されています。なお、中途採用で募集がかかる時に、募集要項に掲載されている給与額は、この地区手当を含んだものとなるので、注意してください。

 

また、運転士であれば、乗務手当や運転手当、技術系社員であれば作業手当というふうに、一部の職種を対象とした手当も存在するので、このあたりの詳細については、個々に確認するようにしてください。

 

残業代は全額支払われますが、申請が必要です。最近では会社でノー残業を推進していることもあり、減少傾向にあります。ちなみに、JR東海における、今現在の月間の平均残業時間は、30時間となっています。

 

福利厚生については、厚生年金保険、健康保険、労働保険(労災・雇用)が完備されているほか、社宅制度、家賃補助制度、福利厚生代行会社提供施設等の優待利用制度などが、用意されています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用で入社する際には、前職までの経歴・実績を加味して、給与額を算出することになりますが、交渉次第という要素もあるので、会社側からの提示額に納得出来ない時には、そこで妥協せず、自分の希望する条件を伝えて、しっかり話し合うことがポイントになります。

 

もし、こういった交渉が苦手ということであれば、先ほど触れた転職エージェントに、代行を依頼することをオススメします。

 

彼らはプロなので、事を荒立てないように、うまく話を進めてくれます。結果として、提示額が上がるというケースが少なくないので、安心して任せて大丈夫です。

 

東海旅客鉄道(JR東海)の評価制度について

東海旅客鉄道(JR東海)の仕事は、乗客の『命』を扱うものです。そのため、全ての業務は、システム化されており、それに伴い、人事評価はプラス対応ではなく、マイナス評価になります。

 

また、安全性に対する配慮から、新しい考え方を生み出して、チャレンジすることや大幅なコスト低減を達成するよりも、人材育成、指導力といった面を重視する傾向があります。

 

具体的な評価の方法は、年2回の面談をベースに、日頃の働きを直属の上司が評価するものとなります。(同時に、ボーナス査定も行われます。)

 

なお、JR東海の評価体系は、良くも悪くも独特ですが、これは、日本の交通事情も関係しています。飛行機は別として、新幹線事業は競争が無く、独自の企業文化が育っているためです。この環境が変わることは、まず無いため、今後も、この状況は続く可能性が大です。

 

東海旅客鉄道(JR東海)の成長環境について:この会社で働くことで磨かれる能力

東海旅客鉄道(JR東海)の現場というのは、様々な顧客と接することになる現場です。そのため、接客レベルの向上やコミュニケーション能力が、早いうちから磨かれることになります。

 

最近ではインバウンド需要で、海外の顧客対応に英語力を求められることが、多くなり、会社としても社員の語学習得をバックアップしているので、語学スキルを伸ばしたい人、語学を活かせる仕事がしたい人にも、JR東海はピッタリの職場です。

 

また、事業がら、行政との関わりが密接なので、必然的に、役所対応の仕事が多くなり、行政の考え方や付き合い方、書類の作り方などに対する知識も身に付きます。

 

さらに、上記でも記述しましたが、人の命というものを徹底的に考えている会社なので、セキュリティーに関する意識が、養われることになります。(JR東海から、別の企業に転職すると、甘いと感じることが多いようです。)

 

東海旅客鉄道(JR東海)の教育体制

JR東海は、人材育成に力を入れており、資格取得奨励金制度、海外留学制度、海外企業・団体の調査派遣制度など、社員のスキルアップをサポートするための、様々な教育制度を整備しています。

 

また、研修会や勉強会が、社員間で自主的に開催されており、こういった場に参加することで、知識・スキルを習得することも可能です。

 

ちなみに、JR東海の社風として、社員には、前向きな発言やポジティブな言葉選びをすることを、教育しており、実際に、こういった意識が身に付いている社員が多いので、全体的に、職場の雰囲気は明るいです。

 

(仕事を通じて、前向きな姿勢を身につけられるというのは、なかなか大きなメリットと、言えるでしょう。)

 

ワークライフバランスについて

東海旅客鉄道(JR東海)のワークライフバランスは、部署によって様々です。総務、経理といった内勤だと、仕事に追われることはなく、休みも取りやすいのですが、現場だと、シフト勤務となるので、休みが不安定ですし、まとまった休みを取るのも、大変です。

 

ただし、前持って申請をすれば、会社側でシフトを調整してくれるので、そのあたりは、臨機応変に対応すれば、大丈夫です。

 

ちなみに、JR東海全体での有休消化率は50パーセント近くになり、半分程度は消化出来ていることになります。これが多いと捉えるか、少ないと捉えるかは微妙なところですが、日本の会社のなかでは、悪くない数字なので、恵まれているとは言えます。

 

注意点としては、職務の特性上、災害時や繁忙期などは、緊急の呼び出し等があるので、そこは頭に入れておいてください。

 

女性の働きやすさについて

東海旅客鉄道(JR東海)は、男女で、待遇面で違いが生じるような会社ではありません。仕事の内容についても、男女で同等ですし、第一線で活躍している女性は多いです。

 

しかし、部署によっては、男性同様に、転勤が命じられたり、責任者として、家庭よりも仕事を優先せざるを得ない状況に遭遇したりすることもあるので、時には、結婚や育児とのバランスが取りづらい時もあります。

 

その反面、会社としては、女性社員が、仕事と家庭生活とを両立出来るように、様々な支援体制を整備しています。

 

例えば、妊娠時においては、産前休暇を9週間(法律の定めでは6週間)取得することが出来ますし、育休についても、子どもが3歳に達する日まで(法律の定めでは1歳に達する日まで)、利用することが可能です。

 

ちなみに、育休については、子どもが小学校に入学後してからの半年間においても、取得することが出来るようになっています。

 

東海旅客鉄道(JR東海)の転職先としての価値

東海旅客鉄道(JR東海)は、日本を代表する大企業なので、待遇面においては、様々な恩恵が受けられる恵まれた環境ですが、業種がら、責任も求められるので、自己管理の意識が高い人でないと、務まらない仕事です。

 

なお、給与については、大企業のなかでも上位に位置しますし、緩やかなペースですが、毎年、確実に上がります。その反面、自分の実力で、同僚や上司を出し抜くといったことは出来ないので、長く安定して働きたいというタイプの人に、向いている職場と言えます。

 

このあたりは、向き・不向きの問題があるかもしれませんが、総合的に観れば、転職先として、十分にオススメ出来る会社です。

 

ただし、そもそもの話として、中途採用で求人が出ているかどうかということがあります。下記に、JR東海の中途採用求人の取り扱い実績がある、転職エージェントをリストアップしておきますので、今現在の状況について、問い合わせてみてください。

 

なお、求人が全くないということも考えられますが、その時には、転職エージェントは様々な企業の求人案件を保有しているので、興味がある人は、他社の求人についても、紹介してもらってください。

 

JR東海にこだわっていると、いつ、転職のチャンスが出てくるか、分からないという要素もあります。今は、売り手市場で、好条件の求人は少なくないので、ぜひ、視野を広げて、転職先を探してみてください。