マーサージャパンは、1978年に設立された、世界最大級の組織・人事系コンサルティングファームの日本法人です。ニューヨークに本社を構え、組織改革、人事制度構築、福利厚生・退職給付制度構築、年金数理、年金資産運用などの人事コンサルティングサービスを提供しています。

 

マーサージャパンの中途採用事情と転職者の年収

 

世界各地において、企業・公共団体を問わず、多種多様な業種のクライアントを有しています。それは、日本でも同様であり、組織・人事系のコンサルティング会社として、最高レベルの評価を得ています。

 

なお、日本においては、コンピテンシー(職種別に高い業績を上げている従業員の行動特性を分析、その行動特性をモデル化して、社内の評価基準とする制度)を日本に広めた存在としても知られており、職責の大きさや実績に応じてポイントを付け、給与水準に連動させる評価制度の運用を得意としています。

 

マーサージャパンの中途採用事情

マーサージャパンでは、常時、中途採用募集をかけています。年金コンサルティング、グローバルM&Aコンサルティング、組織・人事コンサルティングなどの経験を有するコンサルタントの募集案件が中心です。

 

また、近年では、日系企業の海外子会社の組織・人材マネジメントの課題解決を支援するコンサルティングにも力をいれているので、海外法人における人事業務経験や、この領域におけるコンサルティング経験がある人材を募集する求人が増加傾向にあります。

 

外資のコンサルティングファームなので、中途採用に関しては、即戦力として活躍出来る人材のみを募集しており、同職種における実務経験・実績はもちろんのこと、論理的思考力、対人折衝力、情報収集・分析力などにおいて、非常に高いスキルが求められると考えてください。

 

また、必須能力として明記されているわけではありせんが、ビジネスレベルの英語力も必須と考えてください。(語学スキルは当たり前とみなされているので、わざわざ明記することはしていないというのが、正確なところです。)

 

年収・人事評価制度について

マーサージャパンの社員の年収ですが、代表的なパターンをあげると、下記の通りとなります。

  • 29歳 コンサルタント 年収800万円
  • 32歳 コンサルタント 年収700~1,000万
  • 30代 シニアコンサルタント 年収 1,100万~1,300万円
  • アソシエイトコンサルタント700~900万円
  • アクチュアリー 年収900万円-

 

基本給とインセンティブから構成される給与体系となっており、階層があがるほど、インセンティブの割合が高くなります。パートナークラスになると、株式報酬の支給が発生することもあります。

 

昇給は年1回です。同業他社と比較すると、やや低水準な給与額ですが、それは外資では珍しく、長期雇用を前提とした人事制度となっているためで、シビアな業績評価が行われることはありません。

 

同一階層でも、内部昇格者よりも外部採用者のほうが、年収が高くなる傾向にあるので、中途採用者にとっては、望ましい環境にあると言えます。残業代に関しては、基本給に含まれているので、労働時間が長くなると、単価が割安になってします。

 

人事評価制度については、プロジェクトごとの評価や同僚・上司からのフィードバックを基本としつつも、最終的には、所属部署の部門長が全ての意思決定を行う権限を有しており、その評価を会社が承認するというグローバル企業特有の評価プロセスを採用しています。

 

そのため、上司の意向に左右される要素が強くなりますが、性別、勤務年数などで、差があることもなく、全社員がフラットな評価となるので、その点では公平と言えます。

 

マーサージャパンの就業環境、ワークライフバランスについて

マーサージャパンは、コンサルティング会社としては珍しく、ワークライフバランスが整っている企業です。電話会議など、深夜の業務が発生することはありますが、近年では全社的に長時間勤務を減らす方針を取っています。

 

自宅勤務も可能なので、自分次第で仕事とプライベートの調整は十分可能です。完全な成果主義なので、責任を果たしていれば、勤務スケジュールについては、本人の裁量で決めることが出来ますし、比較的休みがとりやすい環境です。

 

ただし、M&A部門だと、業務の特性上、プロジェクト期間中は仕事漬けになる、製造工場や支社を対象にしたプロジェクトに入ると、日本全国を飛び回ることになるので、出張の頻度が多くなり、プライベートに負担がかかる状況に陥ってしまうといったこともあるため、ワークライフバランスは捨てざるを得ないこともあるというのも事実です。

 

その他、マーサージャパンへの中途入社を考えている人が知っておくべきこと

マーサージャパンは外資系のコンサルティング会社ながら、本部に対する日本法人の発言力が強いという特徴があります。人事系コンサルティングサービスを提供しているため、日本独特の企業風土を理解することが出来る日本法人の存在は大きいというのが、その理由です。

 

そのため、外資系企業にありがちな、本国からのトップダウン指示の強さに嫌気が差したという声は見られず、自由闊達な雰囲気で働きやすいという声が大半です。昇進が出来ない社員は辞めなければならないといったカルチャーもないため、長く勤める社員が多いです。

 

マーサージャパンは優良な転職先となり得る会社

マーサージャパンは、中途採用を重視しており、新卒入社の生え抜きよりも、外部からの採用組のほうが、給与が高くなる傾向があります。責任ある仕事を任されることも多いため、働きがいもありますし、社内昇格のチャンスも十分にあります。

 

転職先としてみると、これだけ良好な環境が整っている会社は珍しいので、興味がある人は、是非真剣に狙ってみてください。ただし、先ほども触れましたが、会社側が中途採用者に求める要求度は高いので、面接にも細心の注意を払って望むようにしてください。

 

面接の場において、自分の実力をPR出来ないと、弾かれてしまうので、要注意です。このあたりの面接対策について、不安がある人は、マーサージャパンの社内事情に精通している転職エージェントにアドバイスを受けることをオススメします。

 

下記でも触れていますが、ビズリーチリクルートエージェントJACリクルートメントクライス&カンパニーといったエージェントは、外資に強く、マーサージャパンからの中途採用求人の取り扱い実績もあるので、アドバイスを求めるには最適な存在です。

 

また、コトラアンテロープといったエージェントは、外資系コンサルティングファームからの中途採用求人の取り扱いに力をいれているので、こちらも相談先としてオススメです。

 

なお、エージェントは転職時の初任給など、条件交渉を代行してくれるので、エージェントを利用する時には、希望条件をしっかり伝えておくことを忘れないようにしてください。

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)