村田製作所の中途採用事情

 

ファンクショナルセラミックスをベースに、パソコンやスマートフォン、クルマ等に使われる電子デバイスの研究開発・生産・販売を行っている会社、それが『村田製作所』です。

 

主力商品はセラミックスコンデンサで世界随一のシェアを占め、電子部品専業メーカーとして世界トップクラスに位置しています。

 

海外拠点は、アメリカ、ブラジル、オランダ、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、中国、香港、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、韓国などに約70社で、電子部品は、その約90%が海外市場で販売されています。

 

2014年度に売上高1兆円を超え、直近では『中期構想2018』を掲げ、年率5~10%の成長や、モバイル通信を中心とした通信市場での競争優位の追求、エネルギー、ヘルスケア・メディカル分野の進出など、その活動の場を広めています。

 

このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。村田製作所への転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

村田製作所の中途採用求人の傾向

現在、村田製作所では、キャリア採用として、総合職、一般職、技能職の募集を行っており、職種は多岐に渡ります。ここでは職務内容を記載しています。細かい事業分野については、代表的なものを抜粋してまとめていますので、詳しくお知りになりたい方は、公式ページまたは転職会社を必ずチェックするようにしてください。

 

<職務内容>

  • 生産技術(設備設計・開発)
  • 製造技術
  • 品質管理・品質保証
  • 生産管理
  • 資材購買
  • ITエンジニア(社内情報システム)
  • 製造システムエンジニア
  • 通信用・センサ用ソフトウェア開発
  • セールスエンジニア・フィールドアプリケーションエンジニア(FAE)
  • 企画・マーケティング・営業
  • コーポレートスタッフ
  • 医療機器の開発・設計
  • 一般職/技能職

 

材料開発におけるコンデンサ用新規誘電体の開発では、微粒金属粉を用いた新規誘電体材料、及び、そのプロセス技術の開発がメインになります。必須の条件としては、金属粉末の開発や製造プロセス経験、冶金工学、金属工学の業務経験があることです。

 

デバイス開発のメトロサーク用樹脂銅箔シート開発においては、ニーズに応じて新しい特性と機能を持つ樹脂銅張りシートの開発、材料の選定、加工方法の開発、評価方法の開発を行います。必須条件としては、絶縁材料、金属材料、電気電子材料いずれかの知識、回路基板加工の知識が条件となっています。

 

デバイス設計の制御ICの論理回路開発・設計に関しては、ディジタルIC設計におけるフロントエンド業務が中心になり、必須の条件としては、ディジタルIC設計におけるフロントエンドに関する経験やIC全般に関する経験が必要となります。

 

中途採用者は、総合職については毎年継続的に実施しており、全従業員のうち約30%は中途採用者です。また希望する職種がない場合は、公式ページよりキャリア登録が出来るようになっています。

 

※職種によって必須となるスキルが違いますので、公式ページ内の条件をしっかり確認するようにしてください。職種によってはビジネスレベルの英語が必要になる場合があります。

 

求人情報の入手方法

村田製作所では、公式サイト内において、キャリア採用ページを開設しており、そちらのページにおいて、現在、募集がかかっている職種の一覧について、確認することが出来ます。
https://www.murata.com/ja-jp/recruit/career

 

また、中途に関しては、村田製作所は、転職会社を利用して、募集をかけることも多いので、こちらも有力な情報源となります。このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、押さえておくことをオススメします。

 

村田製作所の社員の年収・給与制度について

村田製作所に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか、収入事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

  • 営業 27歳 年収500万円
  • 営業 35歳 年収650万円
  • 営業 40歳 年収800万円
  • 営業課長 40歳 年収1100万円
  • 営業 アシスタント 28歳 年収320万円
  • 営業企画 30歳 年収600万円
  • 営業企画 30歳 年収650万円
  • 営業企画 40歳 年収950万円
  • 開発 30歳 年収650万円
  • 開発 32歳 年収600万円
  • 開発 34歳 年収700万円
  • 開発 47歳 年収800万円
  • 生産管理 主任 32歳 年収610万円
  • 品質管理 主任 35歳 年収800万円
  • 財務 40歳 年収700万円
  • 経営企画 主任クラス 30歳 年収650万円
  • 企画係長 36歳 年収800万円
  • 経営企画 課長 40歳 年収1200万円
  • 商品技術 30歳 年収600万円
  • 商品技術 35歳 年収800万円
  • 研究開発 30歳 年収650万円
  • 研究開発 35歳 年収700万円
  • 研究開発 45歳 年収900万円
  • エンジニア 31歳 年収1200万円
  • エンジニア 36歳 年収1000万円
  • 設計 32歳 年収600万円
  • 設計主任 34歳 年収700万円

 

村田製作所の給与体制は、毎月の給与の他に年1回の昇給と年2回の賞与からなります。昇給は試験に合格し職級が上がれば、給与も上がります。具体的な内容は、一般的な管理会計の知識と計算および問題解決方法、面接で行われます。昇給額は8千円~1万円程度になります。

 

賞与は業績変動のため、業績に応じて毎回大きく変わります。とはいえ、業績が下がったときは苦しい状況で頑張った点への報奨金という名目で下げ分が補填され、かなり安定した一定水準で支給されます。

 

総じて、賞与・給与に関わる評価については、成果だけではなく、本人の頑張りや本人の能力に対する期待度も加味されます。手当額は夜勤の取り分が多くなり、休日出勤はしっかりと支給されます。

 

保険は、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険が完備され、福利厚生は、健康保険組合、企業年金基金、確定拠出年金、退職金制度、従業員特殊会、社員食堂、制服貸与、転勤者用社宅、職場レクリエーション、クラブ活動、契約保養施設などの利用が出来ます。

 

その他家賃に応じた家賃補助があり、持ち家の場合には18000円の手当、子供がいる場合は子供手当が一人当たり13000円支給されます。

 

中途採用で入社する時の注意点

村田製作所は、年功序列型の給与体系となっており、中途採用の場合にも、同年代の現役社員の給与額を軸に、初任給が決まることになりますが、前職までの経歴・実績も加味されるので、交渉次第では、上積みが期待出来ます。

 

そのため、会社側からの提示額に満足出来ない時には、納得がいくまで、話し合うことをオススメします。転職時というのは、ある意味、最も、自分の希望を通しやすいタイミングなので、ぜひ、活かしてください。

 

もし、条件交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に代行してもらうことをオススメします。彼らはプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれます。実際、ベースアップに成功するケースが多いので、安心して任せてしまって大丈夫です。

 

村田製作所の評価制度について

昇格には筆記試験や面接を受ける必要があります。試験を受けるには年度毎の評価成績と、職級の滞留年数を加味して受験資格が得られます。

 

能力を評価して昇給率に反映する仕組みはありますが、大して差は生まれず、能力評価はむしろ昇格試験の受験資格を得るために重要であり、昇格試験に合格することによる昇給で最も差が付きます。

 

昇格試験の突破率は30%程度と低く、管理職への昇格は年収1000万円を超えるが狭き門になっています。能力は十二分にあるが昇格できず、係長級で留まる人も少なくありません。

 

村田製作所の教育制度・成長環境について

村田製作所の職場環境は、やりたいことを任せてもらえる風土があります。また、何事もチャレンジさせてもらえる環境ですので、各人モチベーションを保ちながら仕事が出来ます。しかし、それらは、全ては自分自身次第ということですので、自分で周りを巻き込んで物事を推進していく力が必要になってきます。

 

現場は、海外とやりとも非常に多い環境の為、国際的な働きをしたい人などは、十分に満足できる環境です。文化の違いを感じながらも、先端技術の動向を世界レベルで知ることが出来るので、電子部品メーカーとしての立ち位置を踏まえた売り上げ拡大方法の考え方、実践の仕方を学ぶことが出来ます。

 

教育面でも村田製作所は様々なことを学ぶことが出来ます。それらは選択制で、各自のスキルアップが可能です。例えば、職能別・階層別研修会、社外講師を招いた講演会、国内外の大学・研究所などに派遣する研修制度、通信教育などから選択が可能です。

 

また、社員は非常に優秀な人が多く、そういった人たちが社内で講義を担当し、体系的に教えてくれる場などがあり、成長、キャリア開発を得る機会は非常に恵まれています。研究開発部門では、学会発表や論文執筆なども活発であり、その分野で第一人者になるという気概をもってキャリアを積んでいくエンジニア、研究者も多くいます。

 

中途採用者には、入社後のキャリア入社者研修によって、経営理念、営環境の理解をまず行います。その後、議論を通じてキャリアアップに対するモチベーション付けを行います。

 

ワークライフバランスについて

まず残業に関しては、組合との取り決めで、月35時間までしか残業できないようになっています。35時間を超える場合は、組合への申請が必要になります。仮に35時間を超えた分の残業代はもちろん支給されます。月平均残業時間は26.9時間となっています。

 

働く時間や予定の入れ方は個人の裁量に任されていますので、ワークライフバランスは取やすい環境です。

 

休日休暇は、年間休日123日で、完全週休2日制になっています。その他、夏期休暇、お盆、年末年始、GW、有給休暇、半日有給休暇、慶弔休暇、特別休暇、自己啓発支援特別休暇、自己実現特別休暇があります。

 

なお、有給休暇はその取得率が厳格に管理されており、低い部門には人事から上司に改善する通達があります。ちなみに年間の有給消化率は、55.6%とまずまずの数値です。

 

女性の働きやすさについて

仕事内容は、女性の役割が決まっているため、良い意味でその業務に集中できます。会社自体がホワイトカラーを打ち出していますので、常に改善しようとする動きがみられます。

 

ただし管理職に関しては少ないといったところが現状です。出世を考えている女性は少し物足りなさを感じるかもしれません。このあたりは今後の課題と言ったところでしょう。

 

育児支援制度に関しては、子どもが満1歳到達後最初の3月末、もしくは1歳6ヶ月まで育児休職が可能です。また、満1歳までは配偶者が育児できる状態でも休職をとれるため、夫婦一緒に育児休職を取得する事が出来ます。短時間勤務制度や時間外労働緩和措置、子ども看護休暇制度など充実しており、多くの女性がこの制度を利用しています。

 

村田製作所の転職先としての価値

村田製作所では非常にスケールの大きい仕事に携わることが可能で、グローバル的視野で仕事がしたい人などは、是が非でも入社したい企業の一つではないでしょうか? 海外売上率が多く、日本の景気にそこまで左右されないので、安定志向の強い人にとっても最適な環境と言えます。

 

逆に、組織が大きく業務が細分化されているため、業務による個人の能力開発が限定的であったり、ポスト不足による出世の遅れなどは否めません。キャリアアップを考えての転職は難しい一面を持っています。しかし、このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、村田製作所への転職の判断を下すようにしてください。

 

最後に、村田製作所の中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。村田製作所以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

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