東宝の中途採用事情

 

映画、演劇の製作配給、興行や不動産賃貸を行う会社、それが『東宝株式会社』です。

 

1932年8月に阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の小林一三によって、演劇、映画の興行を主たる目的として設立されました。

 

経営理念として『健全な娯楽を広く大衆に提供すること』を使命として、映画・演劇を中心に、幅広い層の人々に数多くのエンタテインメント作品を提供しています。

 

最近の動向としては、『アニメ事業室』の新設や、自社音楽レーベルの立ち上げ、自社企画でのアニメ事業の強化、直近では2018年4月に新たな中期経営戦略『TOHO VISION 2021』を策定するなど活発な事業展開をみせています。

 

このページでは、東宝の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

東宝の中途採用求人の傾向

現在、東宝は新卒社員の募集を中心に採用活動をおこなっており、中途採用は確認できません。しかし、過去に中途採用が実施されていますので、転職希望の方は公式ページまたは転職会社を細目にチェックするようにしてください。

 

東宝本社以外のグループ会社で契約社員や出向社員から採用される場合もありますので、グループ全体での募集も視野に入れることをオススメします。

 

求人情報の入手方法

東宝の公式サイト内に、採用情報ページが開設されており、そちらのページから、求人情報を入手することが出来ます。
https://www.toho.co.jp/company/recruit/index.html

 

また、東宝は、転職会社経由での募集をかける場合がありますので、その際は、転職会社に問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。

 

どちらのルートでも、入手出来る情報は一緒ですが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、東宝を含めた、複数の企業の求人を見比べてみたいといった時には、まとめて紹介してもらえるので、便利です。

 

また、一度、転職会社に登録しておけば、自分が希望する条件に合う求人が発生するたびに、メールで通知してもらえるので、募集頻度が少ない職種での転職を狙う時には、情報源として活用することをオススメします。

 

求人情報を入手する際には、転職会社は何かと役立つ貴重な存在なので、うまく活用してください。このページの最後に、東宝などの映画会社に関連した中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきます。

 

東宝の社員の年収・給与制度について

東宝に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

  • 宣伝部 25歳 年収500万円
  • 宣伝部 28歳 年収430万円
  • 宣伝部 30歳 年収500万円
  • 宣伝部 36歳 年収800万円
  • 宣伝部 40歳 年収900万円
  • 新規事業部門 係長 30歳 年収600万円
  • 映像事業部 32歳 年収650万円
  • 法人営業 24歳 年収500万円
  • 法人営業 30歳 年収600万円
  • 財務 36歳 年収400万円
  • 経理 28歳 年収450万円
  • 販売・接客・ホールサービス 23歳 年収300万円

 

東宝の給与体制は、毎月の給与にプラスして年2回の賞与と年1回の昇給からなります。給与の中には住宅手当2万5000円が含まれており、諸手当として通勤費が支給されます。

 

昇進以外での大幅な昇給は、例えば、映画のヒットなどで賞与の額が上がったりしますが、インセンティブなどはありません。総じて、安定して昇給する年功序列型の企業です。他業種と比較しても給与額は多く、手厚いといった感じです。

 

社会保険は、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険等が完備され、福利厚生に関しては、社内預金、企業年金、財形貯蓄、住宅資金融資ほか 独身寮の利用や、診療所、保養所、契約旅館制度で各地の施設を利用することができます。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用後の給与は、どこの会社でも面接によって決められます。つまりは交渉次第ということです。そこで、いかに前職の経歴や実績をアピールするかによって印象が変わってきます。

 

もし、そういった交渉事が苦手で、お金のことで話をするのは気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれます。何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、安心して任せてみてください。

 

東宝の評価制度・教育制度・成長環境について

東宝での仕事はとにかく話題性の高いスケールの大きい仕事が多いため、個人の評価というよりはチームとして一つの仕事を完遂させることを重視しています。よって個人は絶対的評価かつ指標がないと言えます。

 

東宝の職場環境は、他の業種に比べても特殊であり、仕事を覚えてきたら個人の裁量で仕事の自由が効くので、達成感や満足感は高くなります。環境としてもとても働きやすく、法令遵守、人材教育もしっかりしています。平均勤続年数が長く、社員同士が長年の知り合いといった雰囲気を持っています。

 

ジョブローテーションを重視しており、同じ部署、職種を長期間行うのではなく、営業、経理、宣伝、映画企画など様々な部署を経験することが出来、様々な観点からの経験値を持った社員が多く、同じ目標に進むことができる環境です。

 

それとやはり東宝に勤務する方は映画に携われることが好きな人が多く、大きな遣り甲斐に繋がっています。好きなことを出来ることが長く続けられる1つの条件と言っても良いでしょう。

 

教育に関しては、東宝は各社員の独自性に任せているところがあり、本人の自覚とヤル気を尊重しています。例えば管理部門に配属になったとしても、資格を取ることで実力を発揮している人もいれば、本を書いて勉強している人もいます。企画部でなくても小説を書いている人もいて、表現活動に貪欲で有ればあるほど、とても満足のいく社会生活を送れる環境です。

 

ワークライフバランスについて

東宝では、働き方改革により過度な残業はワークバランスを見直されるため、上司や同僚、先輩からも残業を強要されることはありません。会社としてもノー残業デイなど社員の働く環境を常に考えています。

 

有給や振り替え休日も取りやすく、プライベートの調整はしやすい環境で、月間の平均残業時間は、25.4時間と他社と比較しても少ない時間数です。

 

しかし、どこの会社もそうですが、一人前になると、一人で任せられるようになるので、資料作り、企画、運営、人の配置、警備なの全て自分で手配しなければならないので、それだけ大変になり、必然的に遅くまで残ることはあります。

 

休日に関しては、土曜日、日曜日、国民の祝日および休日、会社創立記念日(11月10日)、労働祭(5月1日)、年末年始など年間休日数119日あります。ただし劇場部門は別に定められています。

 

休暇は、年次有給休暇(初年度10日、2年目18日、3年目以降20日)、夏期休暇、結婚休暇、忌引休暇、子女出生休暇、積立休暇制度等があります。ちなみに、年間の有給休暇消化率は、41.9%となっています。

 

女性の働きやすさについて

ただ映画や演劇が好きという女性ばかりでなく、キャリア志向の女性も多く、女性でも能力のある人はきちんと評価されます。特に宣伝部では現場を多くの女性が担当しているため、業務への遣り甲斐に続いて非常に居心地の良い環境を作っています。しかし、管理職に関しては、ポストが少ないため限界はあります。これは今後の課題と言えるでしょう。

 

育児支援制度に関しては、産後、育児休暇後の復帰も積極的に行われ、ほとんどの方が復帰しています。総じて、女性が長く働くことが可能な会社と言えるでしょう。

 

東宝の転職先としての価値

東宝は芸能界にありながら堅実な経営をしている企業といえます。コスト管理に厳しく、また映画、演劇の企画も常にお客のことを考えて検討している企業です。 また、社員の特徴として、『東宝愛』を持つ人が多く、それだけに本当に東宝が好きな人や映画に携わっていきたいと思う人が向いている会社だと感じられます。

 

しかし、東宝は、良い意味でも悪い意味でも縦社会の古い体質を持つ会社ということは否めません。そういった環境でもやはり映画や演劇が好きという人は生き残っていける環境ですが、キャリアアップや自己で成果を上げたいという人にとっては、少しベクトルが違うかもしれません。

 

このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、東宝への転職の判断を下すようにしてください。

 

最後に、東宝の中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。東宝以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

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