大正富山医薬品の中途採用事情

大正富山医薬品の中途採用事情

 

医療用医薬品の販売に特化するために、大正製薬と富山化学工業の共同出資で誕生したMRの専門集団、大正富山医薬品。現在の主要商品は、『感染症領域』、『炎症・免疫領域』、『代謝性疾患領域』の3分野を軸に構成されています。

 

『感染症領域』ではマクロライド系抗生物質の『クラリス』をはじめ、『ジェニナック』、『ゾシン』、『炎症・免疫領域』では、2011年に骨粗しょう症治療薬の『エディロール』、2013年に『ボンビバ』を2016年には経皮吸収型鎮痛消炎剤『ロコアテープ』を、相次いで発売しました。

 

さらに、『代謝性疾患領域』では、2014年に大正製薬で開発された、糖尿病治療薬『ルセフィ』を発売するなど、順調に製品ラインナップを増やしています。

 

今後も、ラインナップの拡大を図るとともに、上市した製品の売上増を目指すなど、積極的に事業を推進しています。

 

そのため、大正富山医薬品では、人材採用の動きが活発化しており、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。大正富山医薬品への転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

このページでは、大正富山医薬品の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

大正富山医薬品の中途採用求人の傾向

大正製薬グループでは、大正製薬がOTC医薬品や健康関連商品の開発・製造販売、加えて医療用医薬品の研究開発を行い、大正富山医薬品が医療用医薬品の販売を行うという役割分担がされています。

 

そのため、大正富山医薬品の中途採用求人は、MRが中心となります。MR認定資格を持っていること、MRとしての3年以上の実務経験を有することが、応募条件となり、糖尿病・感染症領域の実務経験者であれば、好条件を提示される可能性があります。

 

なお、MR以外では、一般事務、学術担当といった職種で求人が出てくることがあります。また、経理財務、人事、法務、総務、経営企画など、管理部門関連で、募集がかかることもありますが、発生頻度としては、かなり稀なので、チャンスは極めて少ないと考えてください。

 

(こういった職種での転職を考えているのであれば、他社を狙ったほうが賢明です。大正富山医薬品だと、いつチャンスが出てくるか分からないです。)

 

求人情報の入手方法

大正富山医薬品では、公式サイト内に採用情報ページを設けており、そちらのページから、中途採用の求人情報について、入手することが出来ます。
http://www.taishotoyama.co.jp/recruit/

 

また、外部の転職エージェント経由でも、募集がかけられることが多く、タイミングによっては、自社サイト内では告知せず、エージェント経由のみの募集となることもあります。

 

そのため、大正富山医薬品の求人情報を確認する時には、公式サイト、転職エージェント、双方をチェックすることをオススメします。エージェントに関しては、このページの最後に、代表的なものをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

大正富山医薬品の社員の年収・給与制度について

大正富山医薬品における社員の給与水準ですが、具体的な年収事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

大正富山医薬品の社員年収

  • 営業 23歳 年収400万円
  • 営業 25歳 年収500万円
  • 営業 27歳 年収500万円
  • 営業 27歳 年収580万円
  • 営業 29歳 年収550万円
  • MR 23歳 年収500万円
  • MR 27歳 年収550万円
  • MR 27歳 年収642万円
  • MR 28歳 年収400万円
  • MR 30歳 年収588万円
  • MR 35歳 年収767万円
  • 法務 30歳 年収650万円
  • 経理 30歳 年収492万円

 

大正富山医薬品の給与体系は、通常の給与(基本給)に平均3か月分の賞与、及び、業績に連動した期末賞与が支給されるというものとなり、製薬業界のなかでは、ごく平均的と言える給与水準となっています。

 

残業代は、内勤者に対しては全額支給、MRは裁量労働制となるため、『なし』です。昇給は、年1回行われ、職種を問わず、全員一律、ポジションに応じて、一定額が上がることになります。

 

福利厚生に関しては、企業年金制度、団体定期保険制度、社員持株制度、財形貯蓄制度、勤続表彰制度、住宅融資制度、共済会制度などがあります。

 

また、独身寮や契約保養所、契約スポーツ施設が用意されており、格安で利用出来るようになっています。

 

なお、大正富山医薬品では、転勤が発生することが少なくないのですが、その場合、家賃上限など、一定の付帯条件があるものの、月9000円の自己負担で、住宅を借りられるようになっているので、転勤に伴う経済的負担は、最小限に抑えることが可能です。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用で入社する際には、前職までの経歴・実績を加味して、給与額が決まることになりますが、交渉次第という要素もあるので、会社側からの提示額に納得出来ない時には、そこで妥協せず、自分の希望する条件を伝えて、しっかり話し合うことをオススメします。

 

大正富山医薬品は、外資のように短期間で大幅に給与が上がる会社ではなく、入社時の設定額というのが、後々まで付いて回ることになるので、尚更です。その反面、入社時というのは、自分の要望を最も伝えやすいタイミングなので、この機会を逃さないことです。

 

もし、こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職エージェントに代行を依頼してください。彼らはプロなので、事を荒立てないように、うまく話を進めてくれます。結果として、提示額が上がるというケースが少なくないので、安心して任せて大丈夫です。

 

大正富山医薬品の評価制度

大正富山医薬品では、既存薬の売上よりも新薬の売上を重視しているため、仮に、売上額が同じだった場合、後者のほうが評価は高くなります。約10名前後で構成されたチームで営業活動を行う仕組みとなっており、4割がチーム評価、6割が個人評価という配分となります。

 

また、営業成績に加えて、仕事に対する取り組みも、重要な評価指標となっているので、普段から、真摯に仕事に取り組むことも、高評価を得るうえでは、重要です。(かつ、それを適切にアピール出来ると強いです。)

 

なお、昇進のチャンスについては、大正富山医薬品は、年功序列を基本としているので、外資のように、若年層の社員が、いきなりマネージャーに抜擢するといった極端なランクアップは望めませんが、そうはいっても、売上という目に見える指標があるため、実績主義の一面もあります。

 

誰から見ても分かるような、目覚ましい結果を残せば、同僚や先輩を追い抜いて、出世することも可能です。外資ほどではないけど、自分の実力で勝負出来る会社と考えてださい。

 

大正富山医薬品の教育制度・成長環境について

大正富山医薬品は、系統的な教育研修システムを整備して、MRの育成を強力にサポートしている会社です。

 

MRとしての基礎知識や職業倫理を身につける基礎研修から、年次別研修・管理者研修まで、各自のキャリアに応じた、教育プログラムが用意されており、こういった機会を利用して、効率良く、スキル・知識をブラッシュアップすることが出来ます。

 

特に、糖尿病療養を中心とした製品知識、医療環境に対する理解、地域医療連携に関する知識に関しては、専門的な知識を学べるので、こういったことに興味がある人にとっては、かなり魅力的な会社と言えるでしょう。

 

また、大正富山医薬品では、人事評価自体は年功序列の会社ですが、仕事の割り振りに関しては、かなり柔軟な対応をしており、年齢や経験を問わず、意欲がある人間、実績を残した人間に、優先的に重要な業務を任せています。

 

社員自らが企画を立案して、上に提案するという行為を、高く評価している会社でもあるので、自分が主役となって、新しいアイデアを進めるといったことも可能です。

 

自分さえ、その気であれば、どんどん経験を積んで、MRとして活躍するために必要な戦略眼、戦術スキルを身につけられますし、そうなれば、社内で昇進を目指す、より好条件を提示する同業他社に転職するなど、キャリアパスの選択肢が広がります。

 

MRとして、キャリアを築いていこうとする人にとっては、大正富山医薬品で働くというのは、プラスになること、間違いなしです。特に、主体性を持って働くことに喜びを感じる人にとっては、格好の環境です。

 

ワークライフバランスについて

大正富山医薬品では、MRは裁量労働制となるため、スケジュール管理の自由度は高いです。学会や講演会などで、休日出勤の機会が頻繁に発生することになりますが、その分、平日に休みを取るなどして、休暇を確保することは、十分に可能です。

 

残業についても、自分次第とはなりますが、それほど業務負荷が高い会社ではないので、毎日、遅くまで仕事をするということには、まずならないでしょう。

 

(週の2~3日、遅くまで働いて、残りの日は、早めに切り上げて、自分のプライベートに充てるといった働き方を選択する人もいるなど、自分の時間を作りやすい環境です。)

 

有給の取得についても、それほど難しくはないですし、有給とは別に、リフレッシュ休暇として1年に1回、最大5日間の休みが取れるようになっています。

 

前後の土日と合わせて、9日間の休みを取って、海外旅行に行くなど、充実したオフの時間を過ごしている人が少なくない会社なので、ワークライフバランスを重視する人にとっても、まず満足出来る環境だと思います。

 

女性の働きやすさについて

MRというと、男性社会の色が濃い分野ですが、大正富山医薬品は若い会社ということもあり、女性登用の意識が高く、女性が働きやすい職場創りに力を入れています。

 

仕事の割り振りに関して、男性と女性で差別されることはないですし、不当な扱いを受けないように、パラハラ・セクハラ対策にも、精力的に取り組んでいます。(仮に、そういった報告があれば、即対応出来る体制を整えています。)

 

管理職への昇進の機会も開けており、むしろ、女性のほうが会社からのサポートを受けられるので、昇格しやすいぐらいです。

 

比率としては、女性の数は少ないので、他の職種と比較すると、やりにくさを感じる部分もあるかもしれませんが、年々、状況が良くなっているので、MRを希望する女性には、オススメの会社です。

 

なお、大正富山医薬品は、育児支援体制もしっかりしています。育児休業を取得した後、職場に復帰してバリバリ働いている女性、育児短時間勤務制度を有効に活用しながら、育児と仕事をうまく両立させている女性が、多数存在します。

 

ちなみに、大正富山医薬品では、子供の急な病気や怪我などに対応するために使える、看護休暇制度が用意されており、年次有給休暇とは別に休みを取ることが出来るようにもなっています。

 

大正富山医薬品の転職先としての価値

ここまで、大正富山医薬品の就労環境について、様々な角度から見てきましたが、MRが働く環境としては、ワークライフバランスが保たれているので、無理なく継続的に働くことが出来る会社です。(特に、女性にとっては、働きやすさを感じる部分が多いと思います。)

 

給与については、業界標準といった感じですが、賞与、福利厚生も含めると、条件面もまずまずの待遇なので、MRとしての転職を考えているのであれば、候補の一つとして、検討するだけの価値が十分にある会社と言えます。

 

あとは、他社との兼ね合いということになります。下記に、大正富山医薬品の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは様々な企業の求人案件を保有しているので、興味がある人は、他社の求人も紹介してもらって、比較検討してみてください。

 

なお、そのうえで、どの会社にすべきか、判断に迷うということでしたら、エージェントに相談してみるのもアリです。プロの視点でアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。転職先を決める際には、転職エージェントは何かと役立つ存在なので、うまく活用してください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。