富士フィルムメディカルの中途採用事情

富士フィルムメディカルの中途採用事情

 

医用画像ネットワ-クシステム・一般撮影システム・内視鏡システム・超音波診断装置・POCT機材(point of care testing)・ジェネリック造影剤など、高い技術力を活かし、様々な医療機器の開発に成功している医療機器メーカー、富士フィルムメディカル。

 

約300社から構成される総合メーカー、富士フィルムグループの立ち位置を活かし、関連会社と協働して、様々な事業展開を行っているため、ライバル会社には真似出来ない、独自性の高い先進的な商品を保有しています。

 

安定した品質、バックアップサービス体制に関しても、高い評価を得ており、日本国内のみならず、世界各国の市場においても、シェアを確立しています。

 

人材採用の動きが活発な企業でもあり、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。富士フィルムメディカルへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

このページでは、富士フィルムメディカルの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

富士フィルムメディカルの中途採用求人の傾向

中途採用に関しては、営業、フィールドサービスエンジニアを募集する求人の発生頻度が高くなっています。内視鏡、ITシステムなど、特定製品群ごとの募集となり、採用後は、その製品を専門的に取り扱うことになります。

 

そのため、実務経験を有することはもちろんのこと、その製品群に関連する専門知識に精通していることも応募資格となり、そういった意味では、ハードルはかなり高くなっています。

 

また、この2職種以外では、研究開発、薬事、開発モニター、安全性情報管理、品質管理、生産管理、マーケティング、商品企画、海外事業管理、経営企画、経理財務、人事、法務、総務などが、中途採用の募集対象となりますが、求人の発生頻度は低くなります。

 

なお、これらの職種においても、該当業務に関する実務経験が必須となります。また、職種によっては、ビジネスレベルの英語、もしくは中国語が要求されることもあります。

 

求人情報の入手方法

富士フィルムメディカルの公式サイト内に、経験者採用ページが開設されており、そちらのページから、求人情報を入手することが出来ます。
http://fms.fujifilm.co.jp/jobs/experienced/index.html

 

また、富士フィルムメディカルは、転職会社経由でも募集をかけているので、転職会社に問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。

 

どちらのルートでも、入手出来る情報は一緒ですが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、富士フィルムメディカルを含めた、複数の企業の求人を見比べてみたいといった時には、まとめて紹介してもらえるので、便利です。(自分で探す手間が省けます。)

 

また、一度、転職会社に登録しておけば、自分が希望する条件に合う求人が発生するたびに、メールで通知してもらえるので、募集頻度が少ない職種での転職を狙う時には、情報源として活用することをオススメします。(連絡を待つだけなので楽です。)

 

求人情報を入手する際には、転職会社は何かと役立つ貴重な存在なので、うまく活用してください。(このページの最後に、富士フィルムメディカルの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきます。)

 

富士フィルムメディカルの社員の年収・給与制度について

富士フィルムメディカルに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

富士フィルムメディカルの社員年収

  • 営業 28歳 年収500万円
  • 営業 30歳 年収540万円
  • 営業 34歳 年収600万円
  • 営業 34歳 年収700万円
  • 営業 36歳 年収500万円
  • 営業 39歳 年収800万円
  • 営業主任 36歳 年収700万円
  • 営業所長 50歳 年収1300万円
  • 人事 30歳 年収500万円
  • 管理部門 課長 45歳 年収1000万円
  • 管理部門 部長 50歳 年収1400万円
  • サービスエンジニア 27歳 年収550万円

 

給与制度は、月々の給与にプラスして、年2回の賞与が加わるといったものとなります。賞与は業績によって変動がありますが、競合他社と比べても高水準となっています。

 

年収の等級が1等級~10等級までに分かれていて、その等級ごとに基本給のレンジが定められています。さらに1等級内が80程度のランクに分かれており、ランクが上がるごとに数百円ずつ金額が上がる仕組みです。

 

残業代については、みなし残業手当が毎月付きます。職種・等級によって、若干の差が生じていますが、おおよそ、3~5万円ほどの金額になります。

 

各種手当は、通勤交通費、営業手当(営業職)、時間外手当(営業職は除く)、世帯手当(住宅補助・家族扶養)などがあり、福利厚生としては、各種社会保険(雇用、労災、健康、厚生年金)、退職金制度、自社株購入制度、確定拠出年金制度があります。

 

また、全国の契約保養所、契約スポーツ施設を、低額で利用することが、可能になっています。

 

なお、住宅手当に関してですが、会社都合での転勤の場合、既に持ち家を所有している人は、転勤先の社宅に住むことになり、9割を会社が負担してくれます。

 

富士フィルムメディカルの評価制度について

富士フィルムメディカルの評価制度は、年間の成績と仕事への取り組み方を、直属の上司が査定するものとなります。(常時との面談を経て、評価が確定することになります。)

 

年間成績の達成度合いについては、10段階評価となり、高評価を得た時には、昇給が可能となります。また、数年間、好成績を続けることや、上司からの推薦を得ることで、等級を上げることが出来ますが、それに応じて、基本給がアップすることになります。

 

ちなみに4等級以上がマネージャークラスとなり、年齢的には30代後半になって、到達する人が多いです。

 

なお、今現在においては、年功序列の要素が色濃く残る評価制度となっていますが、富士フィルムメディカルは、業務に対する成果・貢献度を重要視することを表明しており、今後は、成果主義的な要素が強くなっていくと考えたほうがいいです。

 

富士フィルムメディカルの教育制度・成長環境について

富士フィルムメディカルは、技術力の高いメーカーであり、常に最先端の技術に触れることが出来るので、医療業界でキャリアを築いていくという前提で見れば、他社では味わえない貴重な経験が出来る会社です。

 

多種多様な製品を持つ会社でもあるので、自社製品に対する知識を深めることが、幅広い見識を身につけることにも、つながります。常に勉強を続けていかなければいけない環境ではありますが、成長意欲が旺盛な人にとっては、非常に面白味がある職場と言えるでしょう。

 

なお、営業職の場合、様々な仕事をローテーションで担当することになるので、富士フィルムメディカルでは、個人、法人、代理店の各営業を経験することが出来ます。

 

結果として、様々な営業手法が身に付くので、相手に合わせて、戦略、戦術を柔軟に変えられるようになるなど、対応力の向上が期待出来ます。

 

これは、医療機器業界のみならず、他業種においても使えるスキルとなるので、営業マンとして、キャリアを築いていくことを考えている人にとっては、富士フィルムメディカルで働くというのは、価値があることと言えるでしょう。

 

富士フィルムメディカルは社内教育に力を入れている会社でもあり、部署ごとに適切なプログラムが用意されているので、学びの環境も抜群です。

 

また、M&Aが積極的に行われているため、多種多様な職歴を持つ社員が集まっており、そういった人達と一緒に働くことで、自分自身のキャリアを、様々な視点から考えることが出来るので、これもキャリア形成という観点からは、プラスです。

 

結論として、富士フィルムメディカルは、専門知識・汎用的なビジネススキルの習得から、人格向上まで、幾らでも、自己研鑽が図れる環境なので、成長意欲が高い人には、オススメです。

 

ワークライフバランスについて

富士フィルムメディカルの就労環境は、営業部門と、それ以外の部署において、状況が大きく異なります。

 

営業に関しては、各個人に、仕事に対する裁量が与えられているので、仕事の進め方に関する自由度は高いのですが、顧客が病院や医療関係者なので、365日24時間、いつでも対応出来る態勢にあることが求められるということは、念頭に置いておく必要があります。

 

実際、休日出勤、残業が頻発するケースが多々あります。なお、会社としては、ワークライフバランスを改善する意識が高く、休日出勤の際には、代休を取得することを奨励していますし、有給に関しても、取得しやすいように、人員配置、仕事の割り当てのバランスに配慮しています。

 

また、会社として、こういった姿勢を見せていることもあり、同じチーム内で、交代して休みが取れるように、お互いにサポートしあう雰囲気があります。そのため、他社のMRと比較すると、労働環境は恵まれていると言えるでしょう。

 

一方、研究開発部門、管理部門など、営業以外の部署においては、一時的な繁忙期を除けば、残業は少なく、休日もしっかりと確保出来ており、ワークライフバランスについては、問題なしという状況です。

 

女性の働きやすさについて

富士フィルムメディカルは、男性社員が9割を占める会社であり、男社会の雰囲気が残っています。そのため、男性のなかでの立ち回りが苦手な女性だと、働きづらさを感じてしまうと思います。

 

ただし、雇用条件はいいですし、女性だからといって、不遇な環境に置かれることはありません。コンプライアンスがしっかりしているので、セクハラを含めて、差別的な扱いを受けることも、まずありません。

 

また、育児支援体制もしっかりしており、産休・育休は希望通りに取得出来ますし、復職後は、時短勤務を選択することも可能です。周囲の男性社員の子育てに対する理解もあるので、ストレスなく働けるでしょう。

 

その反面、女性が管理職に就いているケースは極めて稀なので、キャリア形成という点では、不十分と言えます。

 

近年は、会社側も女性社員の登用に積極的であり、環境整備も進んでいますし、キャリア形成の機会も用意されつつありますが、まだまだでもあるので、女性が富士フィルムメディカルへの転職を目指すのであれば、事前に最新の状況について、確認しておくことをオススメします。

 

富士フィルムメディカルの転職先としての価値

給与・福利厚生を含めて、医療機器メーカーとしては、富士フィルムメディカルは抜群の待遇を誇る会社ですし、就労環境もしっかりしているので、転職先候補としては、十分にオススメ出来る会社です。

 

難点を言えば、年功序列型&男性社会の企業なので、昇進のペースが遅いこと、特に女性にとっては、キャリアアップの機会が限定されているのがネックですが、ここは改善されつつあります。

 

また、意欲さえあれば、幾らでも自分の実力を高めることが出来る会社なので、仮に、キャリアアップを狙うのであれば、他社へ転職するという選択肢もあります。

 

(ただし、出世しなくても、待遇は良い会社なので、条件面を考えると、昇進については割り切って、この会社にとどまるという選択をする人が多いです。)

 

いずれにしても、魅力度が高い職場なので、転職の機会を模索しているのであれば、ぜひ、富士フィルムメディカルは転職先候補として、頭に入れておいてください。

富士フィルムメディカルの中途採用求人を扱っている転職会社

最後に、富士フィルムメディカルの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、より詳しいことを知りたいのであれば、直接、問い合わせてみることをオススメします。

 

また、富士フィルムメディカルが、本当に自分に合う会社なのかどうか、判断に迷うということであれば、相談してみるのもオススメです。プロの視点で冷静に分析してくれるので参考になります。

 

また、他社の求人を紹介してもらって、見比べてみるといったこともアリです。転職先候補を決める際には、転職会社は何かと頼りになる存在なので、うまく活用してください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。