武田薬品工業の中途採用事情

 

200年以上の社歴を持つ、国内有数の老舗製薬会社、武田薬品工業。『消化器系疾患領域』、『がん領域』、『中枢神経系疾患領域』においては、世界的に大きなシェアを誇る製品群を有する、正真正銘のグローバルメーカーです。

 

武田薬品工業は、元々、イノベーション性に溢れた企業ですが、iPS細胞研究所との共同研究を開始するなど、さらに革新的な新薬・治療方法の実現化に向けて、研究開発に対する投資を、強化しています。

 

このような背景から、武田薬品工業では、人材採用の動きが活発化しており、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。武田薬品工業への転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

このページでは、武田薬品工業の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

武田薬品工業の中途採用求人の傾向

中途採用で募集がかかる職種は多岐に渡りますが、そのなかにおいても、下記にリストアップしたような、研究開発系、製造系の求人の発生頻度が高くなっています。

 

  • 医薬品原薬製造設備
  • 製剤技術(LP製造・注射剤)
  • 品質保証
  • 細胞治療薬の製造法開発
  • データ分析
  • 製剤設計研究(経口固形剤)
  • 製剤設計研究(注射剤)
  • 製剤設計研究(ニューモダリティー化合物やDDS)
  • 注射剤検査
  • 固形剤の製造オペレーター

 

これら以外の職種では、営業(国内・海外)、マーケティング、経理財務、人事、法務、経営企画といった職種において、募集がかかることがありますが、数としては少なくなります。

 

なお、武田薬品工業では、日本国内のみならず、アジア太平洋、中近東、アフリカ、CIS、欧州、中南米、アメリカ、カナダなどでも、積極的に事業を展開しているため、それぞれの国ごとで、採用枠が設けられています。

 

(アジア太平洋地域担当営業、アフリカ市場の品質保証担当といったイメージです。)

 

この場合、当然、海外業務がメインとなりますし、将来的には、現地拠点に赴任する可能性もあるので、海外勤務に興味がある人にオススメです。

 

応募条件に関しては、いずれの職種においても、実務経験が必須となるのは共通していますが、それに加えて、求人によっては、特定の資格を保有していることや、職歴や経験の内容が、細かく指定されていることもあります。

 

(特に、研究開発系等の求人に関しては、応募条件が細かくなる傾向があるので、詳細については、直接、確認するようにしてください。)

 

また、海外業務関連の求人だと、ビジネスレベルの英語が必須スキルとして、要求されるケースが大半を占めることになります。

 

求人情報の入手方法

武田薬品工業の公式サイト内に、採用情報ページが開設されており、そちらのページにおいて、中途採用求人の募集要項を確認することが出来ます。
https://www.jp.takedajobs.com/japan

 

また、武田薬品工業は、転職会社経由でも募集をかけているので、そちらに問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。

 

どちらでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な会社の求人案件を扱っているので、武田薬品工業を含む、複数の求人を比較検討してみたいといった時には、まとめて求人情報を入手出来るので、便利です。

 

このページの最後に、武田薬品工業の中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきますので、必要に応じて活用してみてください。

 

武田薬品工業の社員の年収・給与制度について

武田薬品工業に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

武田薬品工業の社員年収

  • 営業 25歳 年収700万円
  • 営業 27歳 年収700万円
  • 営業 28歳 年収750万円
  • 営業 31歳 年収780万円
  • 営業 35歳 年収850万円
  • 営業 課長代理 39歳 年収1250万円
  • 医薬営業本部 幹部 42歳 年収1200万円
  • 研究開発 30歳 年収800万円
  • 研究開発 33歳 年収1000万円
  • 研究開発 34歳 年収900万円以上
  • 研究開発 35歳 年収1100万円
  • 研究開発 40歳 年収900万円
  • 研究開発 課長 30歳 年収1200万円
  • 研究開発 課長 40歳 年収1100万円
  • 生産管理 32歳 年収700万円
  • 経営企画 部長 45歳 年収1500万円

 

武田薬品工業の給与体系ですが、月々の給与にプラスして、年2回の賞与が支給されるといったものとなります。(みなし残業制が導入されているので、残業手当の支給はなしです。)

 

基本的には、年功序列型の給与体制であり、職種ごとに等級制度が敷かれていて、勤続年数を重ねるにつれて、等級が上がり、そこに合わせて、ベース給も上がるという仕組みです。

 

年功序列と聞くと、あまり良いイメージがしないかもしれませんが、武田薬品工業の給与額は、元々、収入水準が高い製薬業界のなかでも、トップクラスであり、昇給率も非常に高いものとなっています。

 

そのため、みんな一律で、どんどん給与が上がっていくというようなイメージなので、給与に関しては、かなり恵まれた会社と言えます。(社員の満足度も高いです。)

 

福利厚生については、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険が完備されているほか、住宅資金融資、財形貯蓄、従業員持株会といった制度が用意されていますし、独身寮・社宅、契約保養所などが、利用出来るようにもなっています。

 

なお、武田薬品工業の場合、家族手当などの像人的手当は設定されていないのですが、その分を、住宅手当で補う形となり、家賃の20%相当の額が、補助されるようになっています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴・実績を踏まえて、基本給が設定されることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるという要素もあるので、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望額を伝えて、話し合うようにしてください。

 

武田薬品工業の場合、給与が上がりやすい会社なので、入社時の設定が低くても、後で取り返せるという考え方もあるのですが、アップ幅自体は、その時点での基本給を軸に算出されるので、やはり給与が高いことに越したことはありません。

 

転職時というのは、自分の希望を伝えやすいタイミングでもあるので、中途半端に妥協することなく、キチンと交渉することをオススメします。

 

こういった条件交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に代行してもらってください。彼らは転職のプロなので、この手の交渉を何度も行っており、コツをわきまえているので、うまく話を進めてくれます。

 

武田薬品工業は、中途採用に力を入れていることもあり、うまくいけば、大幅な給与増も望めるので、交渉ベタな人が無理に自分で何とかしようとするよりも、最初から転職会社に全てを任せてしまったほうが賢明です。

 

武田薬品工業の評価制度について

武田薬品工業では、半期ごとに目標管理シートを作成するようになっており、その目標の達成度合いと行動評価をベースに、考課査定が為されています。同一部署・支店内での相対評価となるため、自分自身の実績だけでなく、周囲のパフォーマンスも影響してきます。

 

なお、考課査定の際には、査定役である上司との面談が行われるため、ここで、自分の業績や仕事への取り組みなどをアピールすることが出来ます。(査定役である上司の権限が強いため、こういった場で、良い印象を与えることが得意な人のほうが、高い評価を得やすいです。)

 

この査定で、上位数パーセントに入った人間は、昇給の候補者となり、年一回の幹部会議で、可否が採決されます。『可』となった時には、定期昇給にプラスαが加算されるので、同僚と比較しても、アップ幅が大きなものとなります。

 

なお、以前は自己評価を、上司に提出するという仕組みがありましたが、現在は撤廃され、上司が部下に評価内容を伝えて、そこに異議があれば、申し立てを行うという体制となっています。

 

※補足
武田薬品工業では、社内で統一された評価基準がありますが、実際の運用は、部署や職種単位で異なります。そのため、ある部署では、成果主義の傾向があるけど、別の部署だと、典型的な年功序列となるなど、差が大きいです。

 

そのため、転職先を決める際に、評価制度を重視する人は、仮に武田薬品に転職した場合において、自分が配属されることが想定される部署の状況がどうなっているか、事前に確認することをオススメします。

 

武田薬品工業の教育制度・成長環境について

武田薬品工業は、若手を積極的に登用する風土があり、そこで実績を挙げた社員を適正に評価しようとする意識改革が行われているので、年齢や実績を問わず、早い段階から、チャンスを得ることが出来ますし、そこで結果を出すことで、さらに重要度の高い業務を担当することも可能です。

 

20代、30代でも、プロジェクトをマネジメントするような経験も出来るので、そういった意味では、やり甲斐を持って仕事に取り組める環境です。

 

ただ、先ほども触れたように、結果を出すことが昇給や昇進に直結するわけではないので、そこは、微妙なところです。(今後は変わってくるとは思いますが、現状においては、まだまだです。)

 

なお、武田薬品工業は、社員教育に力を入れており、職種別研修、階層別研修をはじめとして、様々な教育ブログラムが用意されています。

 

次世代のリーダー育成を目的とした、社長を含む経営幹部との討論会・一対一のコーチング、高いポテンシャルを持つ従業員を選出して、国際経験や部門横断的な業務経験を積ませながら、早期からのキャリア形成を加速させるアクセラレーター・プログラムなど、優秀な社員を引き上げるような体制も整備されています。

 

成績優秀者に対しては、海外研修や褒賞的な研修が与えられるようにもなっており、ここは実力主義と言えます。

 

仕事で結果を出せば、質の高い教育を受けられるので、効果的にスキルアップが図ることが出来るということで、成長意欲が高い人にとっては、武田薬品工業は、十分に面白味を感じる会社と言えるでしょう。

 

ワークライフバランスについて

武田薬品工業のワークライフバランスは、概ね良好です。まず、残業管理に対する意識が高い会社なので、月間平均の残業時間は30時間以下と少なめです。法令順守の意識が高い会社でもあるので、サービス残業を強いられるといったことは、まずありません。

 

また、これは職種にもよりますが、本社を中心に、フレキシブルワーク化が進んでおり、フレックス制度や在宅勤務の利用頻度が、かなり上がっていますし、座席を決めずに仕事を進める『フリーアドレス』もパイロット的に導入されるなど、かなり自由な働き方が出来るようになっています。

 

有給消化についても、消化目標を設定して、会社を挙げて推進しています。マネージャークラスになると、部下の有給消化率が評価項目の一つとなるため、休みが取れるようにフォローする意識が高く、業務の折り合いさえつけば、希望通りに休むことが出来ます。

 

その結果として、武田薬品工業全体の有給消化率は、60%近くまで上昇、プライベートを満喫する社員が増えてきています。

 

ちなみに、ワークライフバランスに対する意識が高い会社でも、管理職になると話は別、昇進するに連れて、仕事量が増えて休めなくなるというケースが多いのですが、武田薬品工業では、こういったことはありません。

 

マネジメント層のワークライフバランスにも配慮している会社なので、ポジションが上がったとしても、プライベートが犠牲になるといったことは、まずないと考えてください。

 

女性の働きやすさについて

武田薬品工業では、女性が働きやすくなるための環境整備にも力を入れており、産後休暇、育児休暇を取得することに、上司や周りの同僚が、違和感なく受け入れる風土が確立されています。

 

取得後の復帰に関しても、人事との面談の場が用意され、その場において、休暇前のポジションにそのまま復帰する、もう少し、仕事の負荷が軽い部署に異動するなど、復帰後の働き方について、相談することが出来ます。

 

現状としては、時短勤務を選択して働く女性社員が多く、その場合、残業も当然ないので、無理なく、仕事と子育てを両立させることが出来ます。(従って、武田薬品工業の場合、妊娠、出産によって退職するという女性社員は、ほぼ皆無です。)

 

また、本社勤務の場合、在宅勤務を選択することも出来るので、小さな子どもがいる人にとっては、かなり理想的な環境です。(午前中、家で仕事をして、昼間、子供の行事に参加して、夜にまた働くといったことも出来ます。)

 

また、女性のキャリアアップについても、ここ数年で社内体制が改善されています。以前は男性と比較して、昇進・昇給のペースが遅めでしたが、現在は、ほぼ同一、状況によっては、男性社員よりも速いという女性社員も存在します。

 

この改革は始まったばかりなので、今のところ、管理職に占める女性の割合は、5%程度ですが、今後、増えていくことは間違いなく、キャリア志向の女性にとっても、武田薬品工業はオススメの会社です。

 

武田薬品工業の転職先としての価値

武田薬品工業は、給与水準が高い製薬業界のなかでも、給与水準が高い会社ですし、かつ、福利厚生もしっかりしているので、待遇面に関しては、かなり恵まれていると言えます。

 

それでいて、残業が少ない、休みがキチンと取れるというふうに、就労環境も良好な会社なので、転職先としては、まず申し分がありません。

 

強いていえば、外資のように、結果を残せば、他人よりも速いペースで昇進・昇給が出来るという会社ではないので、実力勝負の世界を好む人、特に短期間で大きく、自分のキャリアを進めていきたいという人にとっては、やる気が削がれてしまう部分があるかもしれません。

 

その反面、武田薬品工業は、社員の成長をじっくり守る文化が根付いており、教育体制もしっかりしているので、長期的なスパンで、自己成長を目指すのであれば、最適な環境と言えます。

 

(海外勤務のチャンスもあれば、将来的に経営幹部となるために必要な知識・スキルを磨くための英才教育を受ける機会もある会社です。)

 

なお、武田薬品は、組織規模が大きな会社なので、職務が細分化されており、一つの業務を深堀することが多く、特定の領域に関しては、スキル・知識が、かなり深いレベルで磨かれる反面、幅広い経験を積む機会には乏しいという特徴があります。

 

従って、ゼネラリストよりもスペシャリストとして、業務をこなしていきたいという人のほうが、向いている会社とは言えます。(ただし、将来の幹部候補とみなされれば、様々な部署をローテーションすることになるので、この場合、ゼネラリストとしてのスキルも磨かれることになります。)

 

このあたりの特徴を加味して、武田薬品工業が、自分に合う会社なのかどうか見極めたうえで、転職の判断を下すようにしてください。

武田薬品工業の中途採用求人を扱う転職会社

最後に、武田薬品工業の中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。武田薬品工業以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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