郵船ロジスティクス株式会社は、日本郵船グループの中核を担う企業であり、東京、成田、横浜、埼玉、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸など国内67拠点、海外39カ国431拠点を誇る、日本の大手国際航空・海上貨物フォワーダーです。
航空貨物の取扱を主力業務に成長を続け、貨物の集配から保管、梱包、混載、通関などの手配を行い、複合一貫輸送サービスを展開しています。
近年は従来の航空輸送部門に加え、海上輸送部門にも力を注いでおり、高機能な物流拠点や3PLを核としたロジスティクス事業も拡大しています。
このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。郵船ロジスティクス株式会社の転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
郵船ロジスティクスの中途採用求人の傾向
現在、郵船ロジスティクスの公式ページにて確認できる中途採用枠は、ゼネラリストコース(総合職)とエキスパートコース(地域限定職)に分けられ、総合職は四年制大学卒以上、地域限定職は、短期大学・二年制・専門学校卒以上の人が対象となります。
幹部社員を目指す総合職で、様々な経験、知識、ノウハウを蓄積しグローバルな広い視野を身に付け、将来的にはマネジメント能力を発揮する社員コースです。
地域限定職。担当業務を特定し専門的な知識、経験、ノウハウを深く身に付け業務の熟練を目指す社員コースです。
その他、ゼネラリストコースには産業別セールスがあり、ヘルスケア部門の医薬品物流における営業の後方支援と行います。
ゼネラリストコースとエキスパートコース、両方に共通している職種に財務があり、輸出入取引に伴う海外現地法人、代理店との資金の精算、出納等の業務を行います。
求人情報の入手方法
郵船ロジスティクスの公式サイト内に、中途採用ページが開設されており、そちらのページから、求人情報を入手することが出来ます。
https://www.yusen-logistics.com/jp/japan/careers/
また、郵船ロジスティクスは、転職エージェント経由でも募集をかけているので、転職エージェントに問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。
どちらのルートでも、入手出来る情報は一緒ですが、転職エージェントの場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、郵船ロジスティクスを含めた、複数の企業の求人を見比べてみたいといった時には、まとめて紹介してもらえるので、便利です。(自分で探す手間が省けます。)
また、一度、転職エージェントに登録しておけば、自分が希望する条件に合う求人が発生するたびに、メールで通知してもらえるので、募集頻度が少ない職種での転職を狙う時には、情報源として活用することをオススメします。(連絡を待つだけなので楽です。)
求人情報を入手する際には、転職エージェントは何かと役立つ貴重な存在なので、うまく活用してください。(このページの最後に、郵船ロジスティクスの中途採用求人を扱っている代表的な転職エージェントをリストアップしておきます。)
郵船ロジスティクスの社員の年収・給与制度について
郵船ロジスティクスに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 営業 27歳 年収400万円
- 営業 28歳 年収450万円
- 営業 30歳 年収400万円
- 営業 33歳 年収550万円
- 営業 35歳 年収500万円
- カスタマーサービス 25歳 年収400万円
- カスタマーサービス 主任 32歳 年収600万円
- 経理 25歳 年収500万円
- 経理 30歳 年収400万円
- 人事 25歳 年収400万円
- 物流管理 25歳 年収400万円
- 物流管理 27歳 年収460万円
- 物流管理 主任 32歳 年収600万円
- 輸出 24歳 年収450万円
- 輸出 27歳 年収330万円
- 輸出 チームリーダー 33歳 年収500万円
郵船ロジスティクスの給与体制は、おおよそ年功序列型の給与体制になっており、年2回の賞与と年1回の昇給からなります。業績連動型ではないため、常に安定した給与になっています。
部署によっては業務量が違いますが、それに伴う手当等はなく、基本給のベースアップは、1年ごとに約1万円増えていきます。
諸手当は、時間外勤務手当、通勤費、家族手当、通関士手当、他があります。住宅手当は支給させませんが、実家から20時間以上かかる場合のみ入社6年目までは借り上げ社宅に住むことが可能です。
福利厚生に関しては、日本郵政のグループ子会社ということもあり充実しており、制度として、社会保険の完備、退職年金、財形貯蓄、慶弔金、育児休職、育児短時間勤務、介護休職、再雇用制度などがあり、施設等では、契約宿泊施設、宿泊、レジャー、飲食等が利用できる会員制サービス、労働組合(ユニオンショップ)があります。
中途採用で入社する時の注意点
中途で入社する場合には、前職までの経歴・実績をベースにして、基本給が決まることになります。郵船ロジスティクスの場合には、年功序列型をベースに給与が決まる流れになりますが、ここは、交渉次第で変わってきます。
そのため、郵船ロジスティクスから提示された条件に納得がいかない時には、そこで諦めずに、自分の希望条件を伝えて、しっかりと話し合うようにしてください。
ここで妥協してしまうと、後々まで影響を受けることになるので、要注意です。もし、こういった条件交渉を自分で行うのは、気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉の代行を依頼することを、オススメします。
彼らはプロなので、この手の交渉ごとに長けており、うまく話を進めてくれます。自分の希望条件を100%通すというのは難しいのですが、何らかの上積みが為される可能性は十分にあります。
代行してもらうことで、慣れない交渉を実行するストレスから解放されるというメリットもあるので、苦手な人は、最初から任せてしまったほうが賢明です。
郵船ロジスティクスの評価制度・成長環境・教育制度について
目標管理による評価によって給与は多少変化しますが、変動幅は小さく一律平等といったところです。昇格に関する人事評価は概ね横一線ですが、ただ近年は40代前半の若手部長、副部長が誕生しており、管理職の年功序列は薄くなっている感じです。(以前の部長レベルは50代が大半であった。)
郵船ロジスティクスでは、やる気がある人に仕事を回す風潮があるので、手を挙げればどんどん仕事を与えられます。数年間で国際物流に関する一通りの経験が出来ます。物流は、メーカーや商社など多くの業界に必要な機能の為、その意味でキャリアの発展性は大いにあります。
郵船ロジスティクスの仕事は、単なる世界中へモノを輸送するということではなく、世間で注目されていることが郵船ロジスティクスを通して世界へ届けられるということです。そういったことから、日々の業務の中でマルチタスク管理はもちろん、世界の動向なども手に取るようにわかります。
海外勤務に関しては、海外勤務を目標にする人は多いですが、非英語圏の中国や東南アジア、東ヨーロッパの地方都市などあります。日本人一人に対して現地スタッフというところもあり、単なる憧れではなく確固たる動機がないと務まりません。
教育に関しては、メンター研修 海外短期ロジ研修・海外長期研修(ゼネラリストコースのみ) 、リーダーシップ研修、新任管理職者研修、財務研修、人事考課者研修、海外マネジメント研修(ゼネラリストコースのみ)、ライフプラン研修、ラインマネジメント研修、上級マネジメント研修等があり、人材育成に力を入れています。
また、自己啓発支援として、営業実践・販売演習研修、日本語・英語プレゼン研修、ロジスティクス研修、通関実務研修、OA研修(Excel, Power Point)などがあります。
ワークライフバランスについて
最近では繁忙期を除くとリーズナブルに時間に帰宅することが出来ます。しかし、至急の依頼が来ると、営業時間外でも対応する必要があります。残業に関しては、基本的に全額支給になっており、同業他社と比較しても高い水準となっています。ちなみに月間の平均残業時間は35.8時間となっています。
休日休暇は、土・日休みの完全週休2日制となっており、祝日、夏季休暇(5日)、年末年始休暇(6日)、有給休暇として、初年度10日、最高20日取得できます。その他、特別休暇(結婚・忌引・産前産後・海外転勤)があります。2018年度は年間休日121日となっており、年間有給休暇の取得率は、36.4%となっています。
女性の働きやすさについて
郵船ロジスティクスでは、やる気がある女性にはチャンスを与えてくれる会社です。課長職につく女性も増えてきており、これから将来キャリアアップを考えている人にも良い環境になるでしょう。ただし、まだまだ男性社会と言った感は否定できませんので、今後の課題とも言えます。
育児支援制度に関しては非常に充実しており、出産育児をしている女性に産休育休制度はもちろん、子供が小学校3年生になるまで時短勤務も可能にしています。
会社側としては、時短勤務であっても勤続年数の長い社員にはそれ相応の仕事を任せているのでマミートラックは感じられません。その他、配偶者の転勤に伴う休職制度などもあり働き続ける環境は揃っています。
郵船ロジスティクスの転職先としての価値
人の郵船と言われるだけあって顧客との距離も近く、進撃に仕事を邁進する会社です。社内のチームワークもギスギスしたところがなく、全体としてみんなで頑張ろうとする雰囲気があります。
組織改革なども現状を良くしていこうと全社をあげて取り組みを行っています。こうした成果は必ず現れますから、今後も郵船ロジスティクスの展望は明るいと言えます。
こうした郵船ロジスティクスに向いている人と言えば、やはり組織人として全体を考えながら仕事をしていきたいと考えるタイプと言えます。また年功序列の給与体制で安定して仕事をしていきたいと願う人でしょう。逆に個人主義的な考え方の人やキャリアアップに重きを置いている人は少しベクトルが違います。
このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、郵船ロジスティクスへの転職の判断を下すようにしてください。
郵船ロジスティクスの中途採用求人を扱っている転職エージェント
最後に、郵船ロジスティクスの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。郵船ロジスティクス以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。