武田テバファーマの中途採用事情

武田テバファーマの中途採用事情

武田テバは、2016年に研究開発型メーカーの武田薬品とジェネリック医薬品メーカーとして世界トップクラスのテバ・ファーマシューティカル・インダストリーズが設立した合弁会社です。

 

ジェネリック医薬品と長期収載品によるオフ・パテント・ドラッグ(OPD:特許期間が満了した医薬品)の開発・製造・販売を行っております。

 

直近の動向としては、トアラセット配合錠、ミルタザピン錠15mg・30mgの販売など特許期間が満了した医薬品の提供におけるリーディングカンパニーとして、益々の業務拡大を行っています。

 

このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。武田テバファーマへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

武田テバファーマの中途採用求人の傾向

現在、武田テバファーマの公式ページで確認できる中途採用は下記の4つの部門から成り、それぞれ代表的な職種をまとめています。転職希望者は参考にして下さい。

  • 信頼性保証部門
  • 生産部門
  • SCM部門
  • 品質保証・品質管理

 

●信頼性保証部門

ファーマコビジランス課アソシエイト

【仕事内容】
国内及び外国の有害事象情報を収集、評価、検討し、PMDAに報告することや、国内の法規制の要求事項に対応することが業務名になります。その他、外部委託業者(CRO)の業務遂行状況を管理し、指導する等があります。

 

【応募資格】
製薬企業の安全性部門で3年以上の経験が必要で、英語でのコミュニケーションが可能は人になります。

 

歓迎要件として、外資系企業の安全性部門での勤務経験や英語での会話が可能な人が挙げられています。

 

その他、優遇される資格として、 薬剤師、獣医師、看護師の人とあります。

 

 

 

●生産部門

高山工場 マシンオペレーター

【仕事内容】
高山工場(注射剤/固形剤)でのマシンオペレーターの業務になります。

 

【応募資格】
製造業の経験が必要で、医薬品業界、食品業界、化粧品業界の人は優遇されます。

 

 

●SCM部門

マテリアルプランナー

【仕事内容】
医療用医薬品原材料調達プランニング業務になります。

 

【応募資格】
必須資格として、医薬品製造業での生産管理、委託生産管理、供給計画、原料調達などのいづれかの経験が必要になります。その他、SAPなどのERPを用いた業務経験や業務における英語使用の経験がある人が対象です。

 

【あれば尚可】
医薬品業界での R&D, QA, QCのいずれかの経験を持つ人、プロジェクトリーダーの経験(規模は問わず)、薬剤師などが挙げられています。

 

 

求人情報の入手方法

武田テバファーマでは、公式サイト内において、キャリア採用ページを開設しており、そちらのページにおいて、現在、募集がかかっている職種の一覧について、確認することが出来ます。
https://rec-log.jp/site/jobLst.aspx?company_id=7053

 

また、中途に関しては、武田テバファーマは、転職エージェントを利用して、募集をかけることも多いので、こちらも有力な情報源となります。このページの最後に、代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、押さえておくことをオススメします。

 

武田テバファーマの社員の年収・給与制度について

武田テバファーマに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

  • MR 25歳 年収480万円
  • MR 33歳 年収450万円
  • MR 35歳 年収600万円
  • MR 35歳 年収700万円
  • MR 40歳 年収580万円
  • MR主任 40歳 年収750万円
  • MR主任 46歳 年収700万円
  • MR所長 45歳 年収900万円
  • 生産管理 31歳 年収450万円
  • 生産管理 47歳 年収650万円
  • 生産管理 チームリーダー 35歳 年収550万円
  • 生産管理 チームリーダー 35歳 年収650万円
  • 生産管理 課長 36歳 年収1000万円
  • 品質管理 26歳 年収480万円
  • 研究開発 25歳 年収500万円
  • 研究開発 28歳 年収500万円
  • 研究開発 30歳 年収600万円

 

武田テバファーマの給与体制は年俸制を採っており、14か月で割ったもののうち2か月を賞与としています。その他インセンティブが年1回あります。また、全ての社員をランク分けしてあり、ランクが上がれば昇給する仕組みです。例え、製薬経験がなく中途採用されても。経験を積み、実績を上げると評価および給与も上がります。

 

時間外手当、通勤手当、資格手当、外勤(営業)手当などがあります。ただし、該当社員のみが支給対象です。

 

入社にあたり、転居を伴う場合、借り上げ社宅制度、転居費用補助などがあります。高山工場は、独身者および単身赴任者向けの寮があり、単身赴任をする場合、高山・甲賀・水口工場勤務の人は毎週1回、それ以外の勤務地の方は四半期に6回の帰省旅費の支給があります。

 

なお、借り上げ社宅の提供は、勤務地までの通勤時間が2時間以上の人を対象に提供しています。

 

福利厚生としては、長期休業所得補償保険(GLTD: Group Long Term Disability)、労災法定外補償保険、失効有給休暇積立制度、団体生命保険、東京薬業健保組合の福利厚生(契約保養所、スポーツクラブ、イベント参加、旅行・ホテル・英会話割引他多数あり) などがあります。退職金制度は、企業型確定拠出年金制度を採用しています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴・実績をベースにして、年俸額が算出されることになりますが、交渉次第で、具体的な数字は変動するので、会社側からの提示額に満足出来ない時には、納得出来るまで、話し合うことをオススメします。特に合併してからの武田テバファーマは、中途採用に関する給与基準は交渉次第です。

 

もし、こういった条件交渉を自分で行うのは、気が進まないということであれば、前述した転職エージェントに交渉を代行してもらうことをオススメします。彼らはプロなので、うまく話を進めてくれます。

 

実際、何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、任せてしまって大丈夫です。(苦手な人が、自分で無理に何とかしようとするよりも、よほどうまくいきます。)

 

武田テバファーマの評価制度について

実績評価と行動評価があり、実力に応じて行われています。成果を出した人には高い給与を支払い、成果が出せない社員は給与が下がる仕組みです。完全に実力主義の会社です。

 

具体的には、毎年1月に目標設定を行い、7月に中間面談を実施します。年度末までに当年度の目標に対する成果について評価を行い、フィードバックを実施、4月に新給与の決定などを行います。その他、社内子応募制度もありキャリア形成をするにあたり、様々な事にチャレンジすることが可能です。

 

現在は改善活動に取り組み、問題点や課題点について各個人が考え行動するシステムが出来つつあります。このように、常に武田テバファーマは、常に改善策を出しながら最適な職場の環境を作っています。

 

武田テバファーマの教育制度・成長環境について

武田テバファーマの職場環境は、どの部署も少人数制で、若手にもどんどん仕事が任せられます。そのため、自立的、プロアクティブに業務を推進できるようになります。

 

会社全体の業務としては常にプロジェクトが複数動いており、膨大な仕事量をこなす環境があります。積極的に成長したい人にはチャレンジングな領域が多く、常に勉強の場が与えられています。

 

教育制度に関しては、中途入社者向けは、導入研修が入社初日に人事主催のオリエンテーションが名古屋本社にて実施され、その後は配属先において受入時研修があります。なお、配属先により予定は異なります。

 

ワークライフバランスについて

武田テバファーマは全体的に外資からの転職者が多く、ワークライフバランスは優れている会社です。忙しい時は、残業はもちろんありますが、フレックス制度などで調整をしている社員が多いようです。

 

例えば、フレックスで午前のみ出勤・1時間だけ出勤のようなことが可能で、これにより、『半休』、『ほぼ全休』のようなことが出来ます。このシステムは他社と比べてもかなり進んでいます。月平均の残業時間は、19.9時間となっています。

 

休暇は年間125日あり、ほぼカレンダー通りとなっています。有給休暇に関しても取得しやすいため、プライベートのイベントについては仕事との両立が出来ます。ちなみに、年間の有給休暇取得率は、45.3%となっています。

 

女性の働きやすさについて

武田テバファーマは、製薬会社では女性が活躍している比率はかなり高い会社で、やる気があれば、十分キャリアアップも可能です。男性女性という括りはなく、重要な管理職にも女性が採用されています。

 

さらにグローバルではさらに多くの女性が活躍しています。良いローモデルが見つかる機会も多いですし、セクハラなどはゼロです。

 

育児支援制度に関しては、産休、育休制度もあり十分な手当も出るため、女性にとって大変働きやすい環境と言えるでしょう。復職時は上記のフレックス制度を利用して、時短で就業している人が多いのが特徴です。

 

武田テバファーマの転職先としての価値

企業文化としては、外資が設立した会社ではないため、内資企業のような部分が多くあります。会議等では英語が必須で、資料も英語で作成します。全体としてこれから作り上げていく必要がある会社と思われます。

 

採用も中途採用枠が多く、中途でも成果次第でキャリアアップが出来ます。そのような環境ですから、ビジネスライクな付き合いが多く、人間関係に惑わされることなく仕事が出来るでしょう。全体的に会社を良くしようと思っている人が多い印象です。

 

こうした武田テバファーマに向いている人は、実力主義の考え方を持ち、しかもチームワークの事も重視するタイプが向いているように感じます。逆に今まで日本企業に慣れている人ですと、少し戸惑うことがあるかもしれません。

 

このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、武田テバファーマへの転職の判断を下すようにしてください。

 

武田テバファーマの中途採用求人を扱っている転職エージェント

最後に、武田テバファーマの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。武田テバファーマ以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。