南海電気鉄道株式会社の中途採用事情

 

大阪ミナミの難波と、和歌山・関西国際空港・高野山などを結ぶ鉄道を経営する、東証一部上場の大手私鉄企業、南海電気鉄道株式会社。

 

1884年設立の大阪堺間鉄道をルーツとする、純民間資本として現存する日本最古の私鉄であり、プロ野球球団の南海ホークス(現在の福岡ソフトバンクホークス)を経営していたことでも広く知られています。

 

鉄道・バスなどの輸送業務を主体に、不動産事業、配布セグメント(ショッピングセンターの運営・商品販売)、レジャー・サービス・セグメント(遊園地経営・観光事業・ホテル事業)、建設部門、会計および情報処理事業など、多角的に事業を展開しています。

 

ここ数年、海外からのインバウンド需要の増加を背景に、売上高は2014年3期の1974億9500万円から、2018年3期の2278億7400万円へ増加、営業利益率も2014年3期の11.7%から、2018年3期には14.9%に上昇するなど、業績が右肩上がりで伸びています。

 

このページでは、株式会社南海電気鉄道の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

南海電気鉄道の中途採用求人の傾向

南海電気鉄道は、業界的に安定した企業で、入社3年後の定着率が90%以上と、非常に定着率が高いこともあり、中途採用の求人は頻繁に行われていません。

 

その中で、過去に募集が行われた職種としては、以下のようなものが挙げられます。

 

<契約社員>

  • 駅係員(契約社員)

 

<正社員(無期雇用)>

  • 事務系(企画、営業、経理、総務、人事、情報システム)
  • 技術系(土木・建築・電気・機械)

 

募集要件としては、駅係員が高卒以上のみで、学部などの縛りなどもないため、応募のハードルは低いですが、前述のように定期的な募集は行われておらず、数年に1回程度しか求人が発生しないこともあります。

 

一方、正社員(無期雇用)の場合は大卒以上が要件で、事務系の場合は全学部対象、技術系の場合は土木・建築・電気・機械の各学部卒が対象になっています。院卒の場合は、学部卒に比べて、初任給が月15000円ほどプラスになります。

 

なお、年齢的には、第二新卒あたりまでが目安のため、30歳以降での就職は厳しく、また、過去数年の正社員(無期雇用)の採用実績からは、15~20名の採用予定に対して、技術系の採用が2~5名程度のため、特に技術系の倍率はかなり高いことが予想されます。

 

求人情報の入手方法

南海電気鉄道の公式サイト内には、求人に関する専用ページが用意されており、こちらのページで、募集が行われている求人の一覧・詳細を確認することが出来ます。
http://www.nankai.co.jp/recruit.html

 

ただ、前述のように、南海電気鉄道の場合、常時募集が行われているわけではないため、希望する企業からの求人が発生した際に、いち早くメール等で通知をしてくれる、転職エージェントにも登録をしておくことをオススメします。

 

転職エージェントは、南海電気鉄道の社内事情に精通していますし、同業他社に関する情報も持っていますので、条件などを比較検討する際に、まとめて情報を教えてもらえるので、非常に便利です。

 

このページの最後に、南海電気鉄道の中途採用求人を取り扱った実績のある転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

南海電気鉄道の社員の年収・給与制度について

南海電気鉄道に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

南海電気鉄道の社員年収

  • 運輸管理 27歳 年収400万円
  • 運輸管理 32歳 年収500万円弱
  • 運輸管理 主任クラス 42歳 年収600万円
  • 鉄道乗務員 30歳 年収400万円
  • 鉄道乗務員 30歳 年収400万円
  • 鉄道乗務員 33歳 年収450万円
  • 保守 37歳 年収530万円
  • 営業 主任クラス 27歳 年収500万円

 

南海電気鉄道の平均年収は、約600万円(平均年齢・約42歳)で、同業他社と比べるとやや低めのレベルです。

 

給与は月給制で、その内訳は「基本給+賞与+各種手当」からなっており、昇給は年1回、数千円の昇給が見込めますが、昇給額は春闘の交渉によって左右される面があります。賞与も年2回、合計で5か月弱が支給されます。

 

契約社員の場合は時給制で、最初は時給900円弱から始まるため、一般的なバイトとそれほど変わらない給与レベルです。そのため、一人暮らしの場合は、生活がやや厳しいですが、正社員(無期雇用)への登用率が非常に高いため、いつまでも契約社員の低賃金のまま過ごすことになるといった心配はありません。

 

残業代もきちんと支給されていますが、現場勤務の場合は、シフト制ということもあり、一部には残業をつけにくい部署も見られます。

 

福利厚生に関しては、社内預金、持株会のほか、保養所、健康管理センターなどの施設利用、共済会、各種クラブ、慰安会などのほか、運営しているデパートの割引券が年に数回支給されるといった特典もあります。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用で入社する場合、前職までの経歴・実績などをもとに、給与額が決まります。しかし、この金額は交渉次第で変わってくるものなので、会社側から提示された金額が想定よりも低く、満足出来ない時には、納得がいくまで話し合うようにしてください。

 

転職時というのは、自分の希望を最も伝えやすいタイミングでもあるため、ここで下手に妥協してしまうのは、非常にもったいないです。また、南海鉄道の場合は、入社後に給与が大幅アップするようなこともありませんので、安易に相手側の金額を受け入れてしまうと、後々まで後悔することになりかねません。

 

もし、こういった条件交渉を行うのは苦手ということであれば、前述した転職エージェントに、交渉を代行してもらうことをオススメします。

 

彼らは、この手の交渉を得意とする、転職のプロなので、入社した後もシコリが残らないように、うまく要望を伝えてくれます。

 

希望通りの金額を100%勝ち取るのは、さすがに難しいですが、少なくとも何らかの上積みを得られる可能性は十分にあります。そのため、交渉ベタな人が、下手に自分でやろうとするよりも、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

南海電気鉄道の評価制度について

南海電気鉄道は、業界的にも安定している会社ですが、日本の老舗企業らしく、典型的な年功序列型の会社でもあります。そのため、能力や業務態度などの評価によって、給与に差が出ることはほとんどありません。

 

また、管理職になっても、現場職員との給与差がそれほど大きくはならないため、バリバリ働いて、給料を沢山もらいたい、という人には向いていません。その分、簡単に倒産するような心配はありませんし、組合の力が強いため、リストラの心配もないなど、安定志向の人には向いています。

 

なお、駅係員は契約社員待遇から始まりますが、1年後に車掌登用試験の受験資格を得られ、正社員(無期雇用)への道が開けます。正社員(無期雇用)への登用率は94%と非常に高く、真面目に働いていればきちんと評価されて正社員(無期雇用)になれるため、契約社員でも安心して務めることができます。

 

南海電気鉄道における成長環境について

南海電気鉄道は、社員教育に力を入れており、新入社員に対してはもちろん、中途入社の社員に対しても研修はしっかり行っています。現場の仕事を大切にしているため、総合職採用でも現場研修が行われるほか、希望以外の職場の仕事を経験できる機会もあります。

 

また、初期研修以降も、キャリア開発研修、マーケティング研修、テーマ別研修、CSR関連研修、部門別研修など、様々な研修が定期的に実施されているほか、通信教育の斡旋や資格取得奨励金などもあります。

 

なお、各職場に配属された後、駅係員や技術職では、職種間の異動はほぼありませんが、事務職の場合、さまざまな事業を3~5年スパンでローテーションしていくため、日本企業的なゼネラリストを目指すには最適な環境と言えます。

 

ワークライフバランスについて

南海電気鉄道は、有休消化率が50%以上と、全体的にワークライフバランスは取りやすい会社です。特に本社の事務系の部署は、定時帰宅が可能で、休暇の取得もしやすいなど、プライベートの時間は確保しやすいです。

 

一方、駅係員や乗務員など、現場の仕事の場合は、基本的にシフト制で、1日通しのシフトや夜勤があることから、体力的にきついため、非番や休日も身体を休めことが中心になってしまうことも多いです。

 

現場でも、休暇自体は取りやすい雰囲気がありますが、人手に余裕がない部署も多いため、他の人が休む際に、休日出勤を頼まれることも多いです。

 

なお、会社の雰囲気は良く、現場に近いほど面倒見のいい人が多いことから、関西ならではのアットホームな雰囲気で、社員同士のつながりが深いのも大きな特徴です。

 

女性の働きやすさについて

南海電気鉄道は、鉄道会社ということもあり、女性の数は少なめですが、女性だからといって冷遇されるようなことはなく、働きやすい環境です。キャリアの面でも、男女差別は一切なく、昇進や昇給に影響することもありません。

 

家庭との両立の面では、育休・介護休暇の制度が用意されており、育休の取得率が90%を超えるなど、運用面でもしっかりとした実績があります。

 

また、時短勤務の利用も可能ですが、普段から有休を問題なく取得できるため、子供の病気や用事が発生した場合も休みやすい環境であるなど、働きながら子育てをするには良い環境と言えます。

 

南海電気鉄道の転職先としての価値

南海電気鉄道は、良い意味でも、悪い意味でも、典型的な日系企業です。家族的な雰囲気があるので、社員同士の仲は良く、ギスギスとした人間関係とは無縁で働けますが、その反面、周囲をおもんばかって、休日出勤のような、本当はやりたくないことも受け入れなければならないなど、個人主義では、行動出来ないような部分もあります。

 

そして、会社の制度としては、年功序列なので、社員間で給与格差が出たり、昇進のペースで優劣がついたりするようなことはありません。努力して結果を出したとしても、目に見える形で、報われることはないので、やり甲斐がないと感じてしまうかもしれません。

 

でも、それを裏返しで見れば、仕事のパフォーマンスが悪くても、給与が下がることはないですし、ポジションも保証されているので、そういった意味では、安心して働ける環境とも言えます。

 

こうやって見てくると、この会社に合うタイプ、合わないタイプというのがハッキリしてくると思いますが、自分が、どちらのタイプにあたるのか、自分自身の価値観と照らしあわせながら、南海電気鉄道を転職先として選ぶのかどうか、判断するようにしてください。

南海電気鉄道の中途採用求人を扱っている転職エージェント

下記に、南海電気鉄道の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしていますが、判断に迷うことがあれば、転職先選びについて、一度相談してみてください。彼らは、南海電気鉄道の社内事情に精通しているので、客観的な視点で、アドバイスをしてくれます。

 

また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。南海電気鉄道以上に、魅力を感じる会社が見つかる可能性が十分にあるので、興味があるようでしたら、ぜひ、話をしてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。