ヤマハ発動機の中途採用事情

 

オートバイを中心とした輸送用機器を製造する、世界的なメーカー、ヤマハ発動機株式会社。日本楽器製造(現在のヤマハ)から、その二輪部門が独立して誕生した企業であり、二輪車の売上規模は世界第2位、船外機やウォータービークルの販売台数も世界首位と、国内シャアのみならず、世界でもトップのシェアを誇っています。

 

東証1部上場企業であり、さらに日本取引所グループと日本経済新聞が「財務や経営が優秀な上場企業の上位400社」として選定し、インデックス化するJPX日経インデックス400の構成銘柄にも採用されている、優良企業でもあります。

 

近年はFA(ファクトリーオートメーション)領域における、IoTビジネスへも本格的に参入しはじめ、産業用ドローンのベンチャー企業との提携や、農機中堅企業である、株式会社やまびこと農薬散布ドローンの開発・販売での提携なども行うなど、精力的にその勢力図を拡大し続けています。

 

2016年、2017年はともに過去最高益を上げるなど、業績も右肩上がりであり、それに伴って、採用活動も積極的に行っています。

 

このページでは、ヤマハ発動機株式会社の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

ヤマハ発動機の中途採用求人の傾向

ヤマハ発動機では、中途採用の求人も非常に多く行っていますが、その一例として、以下のような業務で求人が発生しています。

 

  • ロボティクス事業部
    • 次世代ロボティクス技術開発
    • マウンター/検査機 開発

 

  • デジタル戦略
    • デジタルマーケティングスペシャリスト
    • データベースエンジニア
    • データサイエンティスト

 

  • マリンエンジン事業
    • 操船制御開発

 

  • モビリティ技術本部
    • EV開発
    • 車両制御システム開発

 

  • 先進技術本部
    • 自動運転、ロボットの制御システム開発
    • 移動体、ロボット用の画像処理技術開発
    • 制御開発担当者(バイオメディカル装置開発
    • 運転支援技術開発
    • モビリティ電動化技術開発
    • エンジン制御技術開発

 

  • MC事業
    • 車両制御システムの開発

 

  • SPV事業
    • メカトロニクス開発
    • 電動車椅子用コンポーネント開発業務全般
    • 電動車椅子のメカ設計と実験全般

 

  • ボート事業
    • ボート、PWC(水上オートバイ)の先進技術開発
    • ボート製造における生産立上げプロセス推進と工法・材料開発

 

  • プール事業
    • プール施工管理

 

  • その他
    • 補修部品の品質管理(カスタマーサービス)
    • モノ創り構造改革の企画(生産管理)
    • 法務
    • 知財 特許技術者

 

応募要件は業務によって多少異なりますが、技術職に関してはおおむね、高専~院卒以上、事務職系は大卒以上となっています。

 

また、いずれの職種も、即戦力を募集しているため、関連する実務経験が必要なことと、中にはTOEICなどの英語スキルや1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士など、特定の資格が必要なものもあります。(詳細は個別に確認してください)

 

求人情報の入手方法

ヤマハ発動機の公式サイトには、中途採用者向けの求人情報ページが用意されており、こちらのページで、募集が行われている求人の一覧、及び、募集要項を確認することが出来ます。
https://js01.jposting.net/yamaha-motor/u/job.phtml

 

また、ヤマハ発動機は、転職会社経由でも募集を行っているため、転職会社から、求人情報を入手することが可能です。

 

公式サイトと転職会社では、入手出来る情報にほとんど違いはありませんが、転職会社は、ヤマハ発動機以外にも、様々な企業の求人案件を取り扱っています。

 

そのため、他社の求人と条件を比較したい時には、転職会社からまとめて求人情報を入手出来るので、いちいち情報を探す手間が省けてとても便利です。

 

このページの最後に、ヤマハ発動機の中途採用求人を取り扱った実績のある転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ヤマハ発動機の社員の年収・給与制度について

ヤマハ発動機に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

  • 生産技術開発 28歳 年収500万円
  • 生産技術開発 32歳 年収700万円
  • 生産技術開発 36歳 年収500万円
  • 生産技術開発 40歳 年収700万円
  • 生産技術開発 43歳 年収750万円
  • 技術課長 42歳 年収1100万円
  • 技術課長 45歳 年収1150万円
  • 車体設計 25歳 年収450万円
  • 車体設計 28歳 年収500万円
  • 車体設計 主事 32歳 年収580万円
  • 車体設計 リーダー 45歳 年収700万円
  • 基礎研究 30歳 年収480万円
  • 基礎研究 32歳 年収500万円
  • 営業 27歳 年収500万円
  • 営業主事 33歳 年収650万円
  • 海外営業 30歳 年収550万円
  • 技術営業 27歳 年収500万円
  • 技術営業 33歳 年収600万円
  • 商品企画 30歳 年収600万円
  • 商品企画 主事 35歳 年収650万円
  • 生産管理 26歳 年収450万円
  • 生産管理 27歳 年収400万円
  • 生産管理 35歳 年収750万円
  • 生産管理 主任クラス 35歳 年収850万円
  • 品質保証 28歳 年収600万円
  • 品質保証 40歳 年収700万円
  • 製造技術 28歳 年収500万円
  • 経営企画 27歳 年収550万円

 

年収レベルとしては、30歳で年収 500万円~600万円、35歳で年収 700万円~750万円、40歳で年収 800万円~900万円程度、早ければ30代後半で管理職になることができ、年収 1000万円を超えることもあります。海外に駐在した場合は、さらに手当がついて、プラス200万円~300万円ほどになります。

 

同業他社のメーカーと比べると、おおむね平均的な年収ですが、一部上場企業と考えるとやや低めです。ただし、本社をはじめとする就業場所の多くが静岡にあるため、生活レベルとしては十分満足できます。

 

昇給は年1回、組合がしっかりしているので、毎年の昇給は保障されています。昇給額は、個人査定により多少の変動はありますが、6000円~10000円強といったところで、職級が上がれば、この昇給率も上がっていきます。

 

賞与は年2回、6月と12月に支給されますが、具体的な金額は、基本給に業績連動の係数をかけた金額になっており、おおむね 5~6か月分が支給されます。

 

一部上場企業らしく、各種手当は手厚く、資格手当、家族手当、通勤手当、独身者には寮も用意されていますが、職場が田舎で、お金を使う機会も少ないこともあって、貯金も貯まりやすいです。

 

その他の福利厚生としては、社員預金、財形貯蓄、従業員持株会、従業員販売、ヤマハ発動機共済会(結婚祝金・出産祝金・香料・傷病給付等)、企業年金基金、団体保険などがあります。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、過去の経歴・実績などをもとに、転職後の給与額が算定されることになりますが、転職時というのは、給与のことについて、会社側と話せる貴重な機会なので、可能な限り良い条件で入社出来るように、交渉しておくことが非常に重要です。

 

会社側からの提示額に納得出来る時は、それで問題ありませんが、仮に不満を感じるような条件であった場合、そのまま受け入れてしまうと、後々までずっと後悔することになりかねません。

 

もし、こういった条件交渉を行うのが苦手ということであれば、前述した転職会社に、交渉の代行を依頼してください。彼らは、転職のプロなので、双方の希望条件を確認したうえで、適切に交渉を進めてくれます。

 

100%希望通りになるとは限りませんが、転職会社は、会社側から良い条件を引き出す術を心得ており、交渉ベタな人が、自分で何とかしようとするよりも、良い結果になることが多いので、一度相談してみることをオススメします。

 

ヤマハ発動機の評価制度について

ヤマハ発動機では、目標管理制度を採用しており、期初に目標を設定、年2回のレビューを経たのちに、その目標の達成度をもとに期末に評価を確定します。評価は、「S・A・B・B’」の4段階からなっていますが、全体の7割が「普通」の評価にあたるBの評価をされています。

 

個別の評価を行う時点では成果主義の形式になっていますが、最終的には、直属の上司とその上の基幹職間の合議によって、相対評価に調整されるため、結局は横並びの年功序列型になります。

 

評価が「普通」であっても、きちんと定期昇給は行われますが、逆によい評価をもらっても、昇給額はそれほど変わりません。

 

昇格に関しては、管理職手前までは、誰もがある程度の年齢になればなれますが、40歳前後が管理職になれるかどうかの分岐点になっており、これを逃すとそれ以上の出世は厳しくなります。

 

なお、総合職は、必ず上司からの評価報告を受けることができますが、一般職に対しては、上司に評価を伝える義務がないため、一般職の社員の中には、自分の評価内容を知らない人もいます。

 

ヤマハ発動機における成長環境について

ヤマハ発動機は社員教育に力を入れており、各種の研修はもとより、定時後に開催される社内講習講座が非常に充実しているほか、希望すれば社外講習にもほぼ参加が認められるなど、スキルアップを図れる機会が数多く用意されています。

 

実務を通しての成長という面では、やる気があれば、若くても重要な仕事に抜擢してもらえるチャンスが多くあるほか、プロジェクトの目標設定などをある程度自由に設定できるなど、裁量の幅も大きいため、大きく成長できます。

 

また、マーケットのほとんどが海外ということもあり、早ければ20代のうちから海外駐在をできる可能性があるほか、いずれの部署でも海外と接する機会が多くあるため、入社時の英語スキルが低くても、英会話能力や英文書対応能力から、国際感覚まで身につけることができます。

 

キャリアに関しては、年に1度キャリアサーベイが実施され、自分のキャリアについて上司と話しをできる機会が設けられています。なお、社内公募による異動も可能ですが、事業部をまたいでの異動はめったになく、事業部内での異動が主になっています。

 

ワークライフバランスについて

ヤマハ発動機は、基本的にワークライフバランスは取りやすい会社です。近年は、残業を減らす取り組みが行われており、多くの部署では定時帰宅が可能なほか、休日出勤もまれ、有休も取りやすいなど、プライベートの時間の確保はしやすいです。

 

本社のある静岡県磐田市は、バイクでのツーリングや海でのサーフィン、冬もスキーやスノボができる岐阜や長野まで日帰りで行けるなど、アウトドアをエンジョイしやすい環境のため、なかにはフレックスタイムを利用して、出勤前にサーフィンをしている人や、トレーニングがてら自転車で長距離通勤をしている人もいるほどです。

 

ただ、生産や購買系などの一部の部署では、残業が多く発生しており、フレックス制度もあまり活用されていませんので、プライベートを充実させたい人は、事前に応募先の部署の状況をしっかり確認しておくことをオススメします。

 

なお、祝日は出勤日扱いになっていますが、その分GW休暇、夏季休暇、年末年始休暇は各9日程度と長期で取得できるほか、ライフサイクル休暇(30歳から55歳まで5年ごとに5連続休暇)や記念日を休みにできるメモリアル休暇(1日)、慶弔休暇などが取得可能なため、トータルでは十分な休みを取ることができます。

 

女性の働きやすさについて

ヤマハ発動機は、技術主導の機械メーカーということもあり、全体的には男性社員が多く、特に総合職の女性は少なめです。現在でも男性中心の企業風土が残っているため、女性はサポート的な仕事が多いです。

 

近年は女性活用の方針のもと、女性の管理職も増えつつありますが、まだ女性がバリバリ働いて昇進していけるような雰囲気は見られません。

 

一方、子育て支援はしっかりしており、産休・育休は当たり前に取得できる雰囲気で、社内に保育園があるため、子供の送り迎えも非常に楽です。

 

また、在宅勤務はまだありませんが、時短勤務が可能で、産休からの復帰後もほぼ同じ業務に戻ることができるため、子育てと仕事を両立するにはよい環境です。

 

ヤマハ発動機の転職先としての価値

ヤマハは、日本を代表する大手メーカーだけあって、給与は高いレベルにありますし、福利厚生も充実しているので、待遇面に関しては、まず問題なしと言えます。

 

加えて、ワークライフバランスが良好な会社なので、仕事だけでなく、プライベートも大切にしたいという人でも、十分満足出来るでしょう。

 

静岡という住環境が良い場所にあるので、そこもワークライフバランスを大切にする人にとっては、高い魅力を感じる部分だと思います。

 

一方、敢えて、ヤマハのマイナス点を挙げるとすると、年功序列の色が強く、よくも悪くも、横並びになってしまうので、実力勝負の世界を好む人にとっては、働いていてもツマラナイと感じてしまうかもしれません。

 

でも、横並びということは、一定のポジションまでは、ほぼ確実に昇進出来ることを意味していますし、給与に関しても、毎年、必ず決まった割合で上がります。

 

これは、人によっては、マイナスどころか、とてつもないメリットと感じることなので、こう考えると、ヤマハの転職先としての魅力度というのは、当人次第と言えます。

 

そのため、最終的には、自分自身の価値観と照らしあわせながら、判断を下してほしいのですが、一つだけ補足すると、ヤマハは人事こそは、年功序列ですが、教育体制がしっかりしているうえ、やる気がある社員を重要プロジェクトのリーダーに抜擢するなど、チャンスを与える会社なので、自分次第で、ビジネスマンとして、幾らでも成長することが出来ます。

 

そして、ヤマハで得られる経験というのは、なかなか他社では望めないことなので、成長環境という視点で見た場合には、ヤマハの価値というのは、極めて大きいです。

 

この会社で実力を付ければ、それを武器に、より好条件の会社に再転職するといったことが、十分に可能なので、もし、将来的に、上級職に就きたい、人並み以上の収入を得たいといった目標があるのであれば、その目標を達成する手段として、ヤマハで働くという選択肢は、十分に合理的です。

 

20代で、海外勤務の機会を得ることが出来る会社でもあるので、グローバルで活躍したいということであれば、なおさらです。ぜひ、こういったことを考慮しながら、ヤマハへの転職について、考えてみてください。

 

最後に、ヤマハの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは転職のプロであり、市場動向に精通しているので、ヤマハが自分にとって、最良の選択肢なのかどうか、判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。

 

あなたの経歴やスキル、及び、転職先に望む条件、将来のキャリア像などを加味して、適切なアドバイスをしてくれます。(客観的な視点からの意見なので、参考になることが多いはずです。)

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人を紹介してもらうのもアリです。

 

複数の求人と比較することで、よりヤマハの価値が明確になりますし、もしかしたら、ヤマハ以上に、自分に合う会社が見つかるかもしれないので、興味がある人は、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

<ヤマハ発動機の中途採用求人を扱っている転職会社>