ヤンマーの中途採用事情

 

ヤンマーは、ディーゼルエンジンの技術をもとに、汎用、産業用を含む日本の発動機ならびに農機、建機、小型船舶の製造・販売を行っています。非常に幅広い分野でその高い技術力が評価されている優良メーカーです。

 

一般的には、ヤン坊とマー坊で、同社イメージ・CMソング『ヤン坊・マー坊の歌』や、かつて日中の夕方や夜に放送されていた天気予報番組『ヤン坊マー坊天気予報』で知名度が上がりました。

 

業界における大手メーカーですが、2018年(平成30年)時点でも非上場で業務展開をしています。

 

最近では農業機械向けのディーゼルエンジンとして機械式ガバナの代わりに電子制御式ガバナの採用や 自動車メーカー国内最大手のトヨタ自動車とマリン(船舶)事業分野において業務提携することで合意するなど、大きく発展しています。

 

このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。ヤンマーへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

ヤンマーの中途採用求人の傾向

現在、ヤンマーの公式ページで確認が出来る募集職種は大きく、技術系、企画・管理系、営業系の3種からの募集があります。それぞれに対して、いくつかの分野が分かれています。

 

【技術系】

  • 設計・機械
  • 電気・電子・制御)
  • 研究 (新規技術)
  • 研究 (解析・評価)
  • 研究 (化学)
  • 研究 (パワーエレクトロニクス)
  • 研究 (材料)
  • 品質保証・品質管理
  • エンジニアリング
  • 生産技術

 

企画・管理系】

  • 法務
  • 経理・財務
  • 企画・戦略
  • デザイン
  • 知的財産
  • 人事・総務
  • 生産管理・SCM

 

【営業系】

ここでは、上記の職種の内、代表的なものをまとめていますので、参考にされてください。他の職種を希望する方は、必ず公式ページを参照するようにしてください。

 

<設計・機械>
職務内容は、中・大形の舶用・陸用エンジンの開発(設計・評価)になります。

 

経験により、下記のいずれかの製品を担当することになります。

 

  • タンカーなど大形船舶の推進用ディーゼルエンジンや工場の発電用ディーゼルエンジンの設計開発。
  • 船舶でも比較的小型な、プレジャーボートなどの推進用エンジン(500PS以下)開発。

 

<応募資格>

  • 機械設計や制御設計、試験などの設計・開発の経験を有する方。
  • 熱力学・流体力学やエンジン部品や燃焼などの性能評価、解析技術を有する方。
  • 電気系の知識・経験のある方も歓迎。

 

<法務>
職務内容は、主に海外(国内向け業務も有)における以下の業務に携わっていただく方。

 

  • 契約書(日・英)審査・作成、助言・交渉支援
  • コンプライアンス推進
  • コンプライアンス案件対応
  • 法的紛争、訴訟対応
  • 各種法律相談
  • 法務監査
  • その他国内外のグループ法務全般

 

<応募資格>

  • 企業法務経験3年相当以上。
  • 英語。ビジネスにおいてほぼ支障なくネイティブとコミュニケーションが取れるレベル(目安:TOEIC900点相当)

 

求人情報の入手方法

ヤンマーの公式サイトには、採用情報ページが開設されており、そちらに募集要項が掲載されているので、詳細について確認することが出来ます。また、エントリーフォームが設置されているので、そちらから応募することも出来ます。
https://www.yanmar.com/jp/recruit/career/

 

また、ヤンマーは、転職会社経由でも募集をかけており、こちらから、求人情報を入手することが出来ます。

 

情報量としては、転職会社のほうが多いので、ヤンマーの求人を探す時には、公式サイトと合わせて、転職会社にも、問い合わせておくことをオススメします。

 

エンジニア業界に強い転職会社であれば、まず、ヤンマーの求人を扱っています。このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ヤンマーの社員の年収・給与制度について

ヤンマーに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

ヤンマーの社員年収

  • 開発 28歳 年収550万円
  • 開発主任 35歳 年収700万円
  • 開発主任 40歳 年収700万円
  • 生産技術 38歳 年収690万円
  • 生産技術 40歳 年収450万円
  • プロセスエンジニア 37歳 年収840万円
  • 機械設計 36歳 年収900万円
  • 研究 26歳 年収540万円
  • 研究 31歳 年収570万円
  • 研究 36歳 年収600万円
  • 研究 課長 39歳 年収870万円
  • 営業 27歳 年収500万円
  • 営業 30歳 年収500万円
  • 営業 34歳 年収650万円
  • マーケティング 28歳 年収660万円
  • 人事 26歳 年収450万円
  • 法務 33歳 年収500万円
  • 経営企画 37歳 年収1000万円
  • 経営企画 課長40歳 年収1300万円
  • 経理 29歳 年収540万円

 

ヤンマーの給与体制は、毎月の給与にプラスして、年2回の賞与と年1回の昇給から成ります。キャリア採用の場合、高専/卒月給19.7万円以上、大卒/月給21.7万円以上が最低保障額と提示されています。これは前職の実績で変わります。

 

ヤンマーでは典型的な年功序列型の給与体制で、昇給に関しては、基本的に社内の階級に応じた給与設定になっています。同規模の上場メーカーと同水準で、40歳前後で管理職に昇進する人が多く、この世代で給与水準が上がる傾向です。

 

福利厚生に関しては、交通費補助、食事手当、家族手当、財形貯蓄、財形融資、勤務地が兵庫、滋賀、東京においては、社宅の利用や借上げ・独単身寮が利用できます。その他、琵琶湖、宝塚の保養所の利用、 体育施設、各種クラブ活動の参加などがあります。保険に関しては、健康保険、雇用保険、厚生年金保険、労災保険が完備されています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴や実績を加味して、基本給が決まることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるので、ヤンマーから提示された金額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、会社側と交渉するようにしてください。

 

もし、お金のことで話をするのは気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれます。何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、安心して任せてみてください。

 

ヤンマーの評価制度について

年に2回、仕事の自己評価シートのようなものがあり、普段の自分の仕事を振り返る機会があります。それを上司に提出し、面談を受け人事評価がなされます。給料への影響度はあまりないですが、一次評価者、二次評価者がそれぞれフィードバックしますので、各社員のモチベーションアップに繋がっています。

 

そうした評価によって責任のある大きな仕事も任せられるチャンスもあり、やる気次第では、評価後の仕事の幅が大きくなります。また、昇給するには、業務実績の他に、通信教育の受講なども必要になり、常に考えておかねばならないことは、食糧生産とエネルギー変換という分野の将来ビジョンをしっかり持つことがポイントの様です。

 

ヤンマーの教育制度・成長環境について

ヤンマーでの職場環境は、基本的に個人の裁量に任せられています。そのため、規則などあまりガチガチに縛られていない環境です。基本的に習うより慣れろ方式で、工夫次第では仕事にオリジナリティを出していけますが、一方で、しっかりとした意思がないと成長できませんから、自分で律するということが必要になります。

 

教育に関しては、通信教育や語学教育、各種資格取得等のサポートも手厚く、キャリア開発のためのツールは多く備わっています。特に語学教育は充実しており、ニーズに合わせて各クラスを選択出来ます。

 

学ぶ意思を見せれば、業務に必要な技術的な知識はもちろん、業界の知識・動向も学ぶことが可能で、自信の成長を感じながら業務を遂行できます。

 

ワークライフバランスについて

最近ではサブロク協定をしっかり守ろうという活動がされており、極端な長時間労働はありません。研究職に関しては裁量労働制を採用しており、残業代は20時間分の支給になりますが、その他の職種は全額支給されます。残業代金は1時間につき2000円の支給で、全社を挙げての月間の平均残業時間は31時間となっています。

 

休日休暇に関しては、週休2日制(土日休)、祝日、年末年始休日、夏期休日、特別休暇(慶弔など)など年間休日128日となっています。有給休暇の取得に関しては、職種と職場によりますが、ヤンマーでは比較的取得しやすい環境です。

 

上司からも有給休暇を取得するように働きかけをしてくれますので、仕事に余裕があるときは連休をつないで大型連休にすることも可能です。年間の有給休暇取得率は46.8%と、同業他社に比べると若干少ないようです。

 

女性の働きやすさについて

ヤンマーでの女性の働く環境は、8:2と男性が多く、開発系の部署ではほとんどが男性です。女性の場合、いわゆる一般職が中心で、男性社員のサポート的な要素が多いのが現実です。最近では総合職も増えてきており、キャリアアップの為に総合職へ移ることは可能になっていますので、今後、希望する人にはチャンスも多くなるでしょう。

 

育児支援制度に関しては、総合職、一般職でも産休・育休は取得でき、制度自体はありますが、やはりヤンマーは男性社会ということは否めません。他社と比べても女性が活躍できる体制になるまではまだまだ時間がかかります。これは今後の課題と言えます。

 

ヤンマーの転職先としての価値

ヤンマーでは狭い分野で超専門的に突き詰めるというよりは、どちらかというと広く浅くといった分野になります。ですので、最先端ということはないですが、ある一定の水準の技術を追求できるといった世界です。

 

収入面では、会社全体を見ても年功序列型の企業であり一定の収益が見込めますし、業績も安定していることから、安定志向の人には最適な環境と言えます。技術者の場合、職人気質の人などは遣り甲斐を持ち仕事が出来ますが、最先端を追求しようとする研究者タイプの人はベクトルが違うかもしれません。

 

このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、ヤンマーへの転職の判断を下すようにしてください。

ヤンマーの中途採用求人を扱っている転職会社

最後に、ヤンマーの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。ヤンマー以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

[jac-hosoku]