日本触媒の中途採用口コミ情報

日本触媒の中途採用口コミ情報

 

日本触媒は、1941年創業の化学品製造企業で、世界のアクリル酸製造能力の55%のシェアを持ち、自社のアクリル酸の世界シェアは15%で世界3位を誇っています。

 

高吸水性樹脂においては世界シェア25%(世界第1位)を取得しており、世界中の紙おむつの吸水ポリマーの4分の1を製造しています。

 

直近の動向として、新規事業分野の開拓、特に健康・医療分野、新エネルギー分野、電池関連分野に注力しています。

 

健康・医療分野では、ベンチャー企業との資本提携などを経てペプチド医薬・核酸医薬事業への参入、新エネルギー分野では、リチウムイオン電池等に使われるLiFSI、亜鉛二次電池の新規セパレータ部材とそれを用いた一体型亜鉛電極の開発などを進めています。

 

このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。日本触媒の転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

 

日本触媒の中途採用求人の傾向

現在、日本触媒の公式ページで確認できる中途採用は『エンジニアリング部門』の募集が行われています。その中でも、機械系エンジニア職と電気系エンジニア職の2種をまとめていますので、参考にして下さい。

 

化学プラントエンジニア(機械系)

【仕事内容】

基幹製造所において、自社プラントのエンジニア業務になり、機械設備の保全、改造等が主な仕事です。

 

・既存設備の定期整備や機器更新の計画、日常メンテナンス、施工管理

・化学製品の製造装置の新設、増設、改造の基本設計、施工管理業務

 

【応募資格】

必要な資格は、高専・大卒以上で、機械工学等の機械系学科を修めている人が対象で、何らかの生産設備の建設、保全に従事した経験のある人となっています。

 

化学プラントエンジニア(電気系)

【仕事内容】

基幹製造所において、自社プラントのエンジニア業務になり、電気・計器装置設備の保全、改造等が主な仕事です。

 

・製造装置、製造工程全体を理解し、それをコントロールする制御システムの設定、維持管理

・既存設備の定期整備や機器更新の計画、日常メンテナンス、施工管理

・化学製品の製造装置の新設、増設、改造の基本設計、施工管理業務

 

【応募資格】

必要な資格は、高専・大卒以上で、電気工学等の電気系学科を修めている人が対象で、何らかの生産設備の建設、保全に従事した経験のある人となっています。

 

求人情報の入手方法

日本触媒の公式サイトには、採用情報ページが開設されており、そちらに募集要項が掲載されているので、詳細について確認することが出来ます。また、エントリーフォームが設置されているので、そちらから応募することも出来ます。
http://www.shokubai.co.jp/ja/recruit/midcareer/

 

また、日本触媒は、転職エージェント経由でも募集をかけており、こちらから、求人情報を入手することが出来ます。

 

情報量としては、転職エージェントのほうが多いので、日本触媒の求人を探す時には、公式サイトと合わせて、転職エージェントにも、問い合わせておくことをオススメします。

 

化学業界に強い転職会社であれば、まず、日本触媒の求人を扱っています。このページの最後に、代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

日本触媒の社員の年収・給与制度について

日本触媒に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

日本触媒の社員年収

  • 製造管理 25歳 年収500万円
  • 製造管理 28歳 年収600万円
  • 経理 25歳 年収320万円
  • 経理財務 32歳 年収700万円
  • 営業 30歳 年収650万円
  • 営業 37歳 年収600万円
  • 技術 23歳 年収300万円
  • 技術 24歳 年収290万円
  • 技術 25歳 年収480万円
  • 技術 28歳 年収400万円
  • 技術 29歳 年収340万円
  • 技術 30歳 年収700万円
  • 研究 24歳 年収400万円
  • 物流 23歳 年収310万円

 

日本触媒の給与体制は、毎月の給与にプラスして年2回の賞与と年1回の昇給から成ります。給与面より賞与に重きを置いており、還元する給与体制です。

 

保険は、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険等完備しており、諸手当は、交通費支給、時間外手当、地域手当(関東地区)、勤務地手当(大阪本社・東京本社)、住宅手当、家族手当などがあります。住宅手当に関しては、寮、社宅を選択しない場合、家賃補助は基本的にありません。

 

福利厚生に関しては、財形、日触共済年金、持株会、社内融資、財形持家転貸融資、ふるさと融資、新幹線通勤制度、定期健診、健康増進活動、健康保険組合、医療融資、給食、生協、被服貸与、奨学・災害・推奨品(自動車)融資、共済会、祝金、弔慰金、見舞金、災害補償給付など充実しています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途で入社する場合には、前職までの経歴・実績をベースにして、年俸額が決まることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるので、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで諦めずに、自分の希望条件を伝えて、しっかりと話し合うようにしてください。

 

ここで妥協してしまうと、後々まで影響を受けることになるので、要注意です。もし、こういった金銭交渉を自分で行うのは、気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉の代行を依頼することを、オススメします。

 

彼らはプロなので、この手の交渉ごとに長けており、うまく話を進めてくれます。自分の希望条件を100%通すというのは難しいのですが、何らかの上積みが為される可能性は十分にあります。

 

代行してもらうことで、慣れない交渉を実行するストレスから解放されるというメリットもあるので、苦手な人は、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

日本触媒の評価制度・教育制度・成長環境について

人事評価は明確にあり、年2回の上長との面談で評価が決まります。特に目立つ実績がない限りはフラットな評価になります。通常は数十名の部署単位で二人ほどしか評価があがりません。ただし給与の面は年功序列型である程度までは上がります。

 

日本触媒では、若手であってもやる気があるならば、大きな仕事を与えられる環境があります。色々な仕事が与えられる人は、仕事や雑務を通して経験や知識が得られますので、自分のキャリアを真剣に考えて実行できる人なら、業務を活用して色々なスキルを身に付けることが出来ます。

 

部署間の異動など部署毎にローテーションのルールがあるため、一つの部署に長時間留まるケースは非常に少ない環境です。その為、様々な職種を経験するチャンスがあります。また、全員にチャンスがあるわけではありませんが、トレーニーとして海外子会社に1年間赴任する制度もあります。

 

資格手当などは特別ありませんが、業務内容に必要な資格や今後必須になる資格等は、受講料などは会社が全額負担します。学会やセミナーなどはどんどん行かせる風土がありますから、自発的に行動すれば成長しやすくなります。

 

日本触媒としても長期的なキャリア開発の施策を数多く行っていますが、現段階では手探り感は否めません。これから試行錯誤しながら、長期的な育成制度が整ってくると思われます。

 

ワークライフバランスについて

日本触媒のワークライフバランスは比較的良好で、退社などはほぼ定時が多いようです。トラブルや会食、イベント等が無ければ、アフターファイブを充実させることが可能で、土日出勤もない為、プライベートの予定は立てやすい環境です。

 

近年では働き方改革の影響もあり、時間単位の有給休暇やフレックス制度を利用する人も増えています。ちなみに月間の平均残業時間は24.4時間となっています。

 

休日は、休日完全週休2日制、祝日、年末年始、GW、誕生日休暇など年間休日123日と定められています。その他休暇に関しては、休暇年次有給、特別、慶弔、育児休業等があり、年間の有給休暇取得率は58%となっています。

 

女性の働きやすさについて

日本触媒では女性に対しては全体的に働きやすい職場です。女性を特別扱いする社風もあり、上司や役職者からは非常に目をかけてもらえる体制があります。ただ、キャリアに関して言えば、会社としては圧倒的に男性が多く、女性管理者の登用は業界特性もありますが、他社比較でも進んで言えないと言えます。

 

育児支援制度に関して言えば、ほとんどの方が産休を取り、その後復帰し元の部署に戻って働いている状況です。他の同業種では女性は元の部署に戻れないということも考えるならば、日本触媒はきちんと希望を聞いてくれる会社です。

 

日本触媒の転職先としての価値

日本触媒は、世界シェアトップの製品があり、競合他社もグローバル環境にいますが、技術力で劣ることはない企業です。特にアクリル酸やエチレンオキサイドを書くとしたコスト競争力と技術力を併せ持ったものです。

 

企業文化は、非常に暖かい方が多く、モラルがあり、真面目な優秀な社員が揃っています。社員同士が交流するイベントなど垣根なくコミュニケーションがとれることが特徴です。

 

そうした日本触媒を一言で表すと『昭和体質の古き良き会社』と言えます。このような日本触媒に向いている人というのは、やはり自分の立身出世などを考えず、組織人としてチームで働くことに価値を見いだせる人ではないでしょうか?

 

このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、日本触媒への転職の判断を下すようにしてください。

 

日本触媒の中途採用求人を扱っている転職エージェント

最後に、日本触媒の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。日本触媒以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。