キャセイパシフィックの中途採用事情

 

キャセイパシフィック航空は、香港を拠点とする航空会社で、イギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の『ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World’s 5-Star Airlines)』の認定を得ています。

 

設立は1946年9月24日で、香港からマカオやマニラ、バンコク、シンガポール、上海への旅客便の運航からスタートしました。現在は、最新鋭の機材などを積極的に導入しており、国際線が主な主力路線です。

 

近年では、旅客市場での供給過多により他社との競争が激化し、主要路線の多くで利用距離あたりの収入を圧迫するなど厳しい状況に陥っていましたが、運航ネットワークの拡充、主要路線での増便、燃料効率の優れた運航機材の導入を進めることで競争力アップしようとしています。

 

業績も2017年度は増収増益を示し、その後の見通しも明るく、この傾向は続くものと思われます。

 

このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。キャセイパシフィック航空への転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

キャセイパシフィックの中途採用求人の傾向

中途採用に関しては、パイロット、シュミレーター、地上整備員、カスタマーサービス、広報、など、様々な職種を対象に、募集がかかっていますが、タイミングによって、募集対象となる職種が異なります。

 

客室乗務員に関しては、年間を通じての採用はなく数年に一度200名クラスの募集を行う時があります。2018年度は約6年ぶりの募集がありました。

 

このように、全体的に、求人数自体は少ないので、気になる求人が見つかったら、応募するなり、問い合わせるなり、すぐに行動することをオススメします。

 

なお、応募条件に関しては、どの職種に関しても、該当業務に関する実務経験が必須となり、職種未経験者は、応募不可となります。(求人によって、必要とされる経験年数が違うので、詳細については、個々に確認するようにしてください。)

 

また、ビジネスレベルの英語力が要求されるケースも多いので、語学力も、重要となってきます。なお、整備士などの地上勤務の方は、整備機材が全て英語の為、英語のレベルは英検2級、TOEIC600が必須となります。

 

求人情報の入手方法

キャセイパシフィック航空は、公式ページにおいて募集項目を公開していますが、これは、キャセイパシフィック航空グループ全体の求人情報が記載されています。
https://careers.cathaypacific.com/

 

Locationsから勤務地を選択することになりますが、ここには『日本』の設定はなく、日本を中心とした募集を確認することは出来ません。

 

キャセイパシフィック航空の日本人の人材を募集する時には、プレスリリースでの発表か、国内の転職エージェントを利用する形で告知することが多く、公式サイトを見ても、情報を入手するのは難しいです。

 

このページの最後に、キャセイパシフィック航空の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますので、直接問い合わせるようにしてください。

 

キャセイパシフィックの社員の年収・給与制度について

キャセイパシフィックに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

  • グランドスタッフ 23歳 年収300万円
  • グランドスタッフ 30歳 年収300万円
  • グランドスタッフ 36歳 年収550万円
  • フライトアテンダント 28歳 年収350万円
  • フライトアテンダント 35歳 年収380万円
  • フライトアテンダント 37歳 年収450万円
  • 旅行サービス 26歳 年収300万円
  • 旅行サービス 31歳 年収240万円
  • 旅行サービス 36歳 年収350万円
  • 旅行サービス 主任クラス 36歳 年収500万円
  • 営業事務 25歳 年収270万円
  • 営業事務 34歳 年収470万円
  • 法人営業 30歳 年収300万円
  • 法人営業 32歳 年収600万円
  • 営業管理 43歳 年収670万円
  • カスタマーサポート 25歳 年収280万円
  • 運輸・物流サービス 27歳 年収260万円
  • 運輸・物流サービス 29歳 年収250万円
  • 経理財務 主任クラス 42歳 年収600万円

 

キャセイパシフィック航空の給与体制は、フライト時間と地上勤務時間に応じた基本給にプラスして、ステイ先において現地の物価に応じた滞在費が現地の通貨で支給されます。基本給はフライト時間70時間分は保障されており、仮に70時間フライトしなかった月でも70時間の基本給はもらえる仕組みになっています。

 

基本給は香港ドルでの支給の為、為替レートで前後します。中途では450~470万からスタートの様です。業績により、プロフィットシェアと言われるボーナスが支給されます。

 

手当として、通勤手当、シフト手当や深夜手当、朝食手当などがあり、年末年始や休日は手当が支給されるため、同業種の中ではかなり良い環境と言えるでしょう。

 

福利厚生として、自社、他社を含め、航空チケットが非常に低価格で手に入れることが出来るため、休みなどはどこへでも旅行が可能です。また、キャセイパシフィック航空は、フライトスケジュールや行き先の変更がしやすいといった利点もあります。

 

入社2年目から会社が用意したマンションに住むことが可能で、約8年間は家賃補助がありますが、その後は打ち切りとなります。

 

整備士など成田国際空港勤務の人などは、5:30~23:45もうちシフト勤務制をとっており、電車が動いていない時間の場合、タクシーを利用することが可能です。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴・実績を加味して、年俸が決まることになりますが、実質的には、交渉次第となっており、同じような実力を持つ人でも、会社側と、どんな話をするかによって、ベース給が変わってきます。

 

そのため、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望を伝えて、キチンと交渉することをオススメします。ここで、会社の意向を受け入れてしまうと、入社後、同僚との給与差が大きいことに気づき、後悔することになりかねないので、要注意です。

 

条件交渉が苦手という人は、前述した転職エージェントに代行を依頼してみてください。彼らはこの手の交渉経験が豊富なので、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、自分で強引に進めるよりも、よほどうまくいく可能性が高いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

キャセイパシフィックの評価制度について

キャセイパシフィックでは、香港人のみではなく、多国籍のクルーにも昇進のチャンスが大いにあります。人事評価はフライト毎に付けられるパフォーマンススコアと勤務状況から判断され、フライト毎に評価をする上司が変わるので平等な評価になります。

 

評価が数値化されているのでわかりやすく、プロモーションの基準も認知しやすい設定です。また、その他、直属の上司と年度目標などを話し合って決め、その達成具合を見るということもおこなっており、多方面からのチェックが入るため受ける側としても妥当性を感じます。

 

キャセイパシフィックの教育制度・成長環境について

キャセイパシフィックでの勤務はクルーが多国籍であるため、それぞれの国の文化や仕事の仕方を理解することが出来るため、柔軟なコミュニケーションスキルが身に付きます。このスキルは柔軟な発想や臨機応変な対応など、普通一般の会社では身に付くことが出来ないスキルです。

 

また語学に関しても、様々なイントネーションがある英語の環境にいるため、自信の語学力のスキルアップは大幅に期待できます。

 

しかし、外国での現地採用ということは、日本国内に比べて不便さや、理不尽さ、想定外の事など多いことも確かです。キャセイパシフィックの環境は、そういったことを受け入れる姿勢も身に付けることが出来ます。

 

教育制度に関しては、ある程度期間が経つと、香港本社でのトレーニングやセミナーなどに参加が可能です。しかし、どの企業でもそうですが、キャリアアップということから考えると、自分で自分を磨き、何らかの形でアピールする必要があり、自らキャリアアップの機会を目指していくことが大切になってきます。

 

ワークライフバランスについて

キャセイパシフィックでは、社員のプライベートが非常に尊重されています。普段の勤務に関しても同僚とのシフト交代なども可能なので、条件さえ合えば自分の都合に合わせて休みを取ったり、スケジュールを夢見直すことが出来ます。

 

残業に関しては、フライト業務と空港などの地上勤務では残業支給が違ってきます。基本的にフライトは残業はありませんが、遅延に伴う深夜業務や朝方までの業務になった場合は、フライト勤務でも残業代は支給されます。

 

空港勤務などの地上勤務では残業手当が付くので、募集時の額面よりは高額となります。ちなみに月平均の残業時間は、6.5時間程で、これは従業員の多くが時間の意識が高いため無駄な残業をする傾向が無いということが挙げられます。

 

休暇に関しては、年間21日の有給休暇があり、有給取得率は98%と大変高いものになっています。その他、会社の状況によって変わりますが、長期の無給休暇の取得が可能であり、会社に籍を置きながら最大一年間留学やボランティア活動、資格取得に専念する人もいます。

 

会社としても従業員が仕事以外の趣味に打ち込んでいる姿を広告にしているほどで、社員同士でもプライベートの充実は尊重しています。

 

女性の働きやすさについて

キャセイパシフィックは他の航空会社同様、沢山の女性が活躍しているので、男性と区別なく同じ仕事が出来ます。近年では部長職をはじめ、女性管理職も増えており、キャリア志向の強い女性にとっても、キャセイパシフィックは最適な環境と言えるでしょう。

 

育児支援に関しては、フライトパターンをリクエスト可能で、半月だけフライト業務を入れることも出来ます。 ですので、子供が出来てからも香港在住が可能であれば十分続けられる職場です。

 

育休産休なども問題なく取得でき、産後職場復帰する方も多くいます。しかし、基本的に現場でのフライトは体力的に厳しいこので、こういった条件を理解したうえでの就職先と考えた方がいいでしょう。

 

キャセイパシフィックの転職先としての価値

キャセイパシフィックは香港の企業ですが、社員は世界中から集まっており、非常にインターナショナルな雰囲気です。社内もオープンで、仕事がやり易いように環境を常に作っています。昇進なども国に関係なく制限が無いので、キャリアアップを考えている人も問題なく過ごせる環境です。

 

ただし、やはり外資ということで、これまで日本企業に慣れていた人が転職した場合、少し仕事への取り組み方や姿勢といったものが違うので戸惑うかもしれません。

 

人材育成に関しても長期的に人を育成しようという文化はあまり無く、優秀な人材と集めるといった取り組みがあるのも事実です。このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、キャセイパシフィックへの転職の判断を下すようにしてください。

キャセイパシフィックの中途採用求人を扱っている転職エージェント

最後に、キャセイパシフィックの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。キャセイパシフィック以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。